お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

サマータイム Daylight Saving Time

2021-03-24 09:22:39 | 2021年の暮らし


桜の花がもう少しで咲きそうです。
つぼみがふくらんでピンク色が見えてくるとうれしくなります。


先週からサマータイム Daylight Saving Time に入り、日が暮れるのが遅くなりました。
歩きに行ける時間も取りやすくなります。

ややこしいのですが・・・
冬時間から移行する当日は、一時間繰り上げるので一日が23時間になり、ちょっとした時差ボケのようになります。
(また冬時間に戻る当日は一日が25時間になります)
同じ時刻に起きようとすると体感で一時間早く起きることになりますが、そう簡単に一時間早く寝つけるわけではないのでつらいところです。




気候はまだそんなに暖かくないですが、少しずつ花が咲き始めています。


馬酔木ですか?



ヘザーですね。これは春の花というわけではないのかな。






鳥さんもひなたぼっこかな


体調が戻ってきたのでまた少しずつ歩いています




【余談の余談】
夏時間・冬時間で行ったり来たりしていると、日本との時差が一時間ずつズレますので、そこらへんでちょっと困ることもあります。
たとえば・・・まあ、困るほどのことでもないでしょと言われればそうなんですけれど・・・。

新型コロナのロックダウンが始まってから思いがけなく、インターネットで熱心に将棋の観戦をするようになり、知れば知るほど面白くなってきて、この閉塞感満載の毎日の中に差した明るい光のようになっています。
海外から観られるものは限られていますが、それでも十分ありがたいことだと思っています。
日本時間の午前10時に対局開始だと、夏時間ではこちらの午後6時、冬時間では午後5時にあたります。
持ち時間の長い対局だと、私が寝る時刻までにあまり動かないので「途中であきらめて寝るけれども翌朝早く起きれば何とか最終盤が見られるかな」ということが多いんですが、夏時間の時差ではあきらめて寝るタイミングが早すぎて、あきらめがつかないままに夜中まで見てしまったりして寝不足に・・・
昨日の竜王戦2組準決勝はじりじりと展開していって気になって眠れず結局夕食休憩まで見てしまい午前2時に。
「いやいや寝ないとダメだ~」
そう思ってもドキドキしすぎて眠りきれず、しばしうとうとして目が覚めたらあの「今ニュースで話題の大事な一手(4一銀)」を指す15分ほど前。
解説を聞いていたらまたドキドキしてしまって、結局そのまま見てしまって朝になりました
大事なところで目が覚めてすごい一手をリアルタイムで見られたことが奇跡のようで、まだ余韻が残っていますがなにしろ眠い・・・
ただ観戦していただけなのに、朝測ってみると体重が1㌔減っていて!

なんじゃそら?って話ではあるんですけど、日本に帰りたくても帰れない、どこにも行けなくて人にも会えないおこもり生活中のわたしにとっては今や数少ない楽しみの一つ
去年の夏は新型コロナの感染防止対策で息子の野球も試合ができなかったし、ここ10年ほど息子の複数のスポーツで試合に次ぐ試合で勝った負けたをやってきたわたしには、その代わりに応援したりハラハラしたりできる楽しい場になっているのかも?
いろいろな背景やデータなどを知るにつれ、奥深いものなんだなあと思って楽しんでいます。
そういう機会があってありがたいです

いまの状況では、新型コロナの感染リスクがない楽しみがあるのが心強い。
なぜおもしろいのか誰とも話が通じなかったとしてもいいんです 静かに楽しんでます

続・バンデューセン植物園

2021-03-19 07:00:00 | 2021年の暮らし

ポツンと置いてあった古いトラクター


前回(下記記事↓)の続きです。

バンデューセン植物園 VanDusen Botanical Garden - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

先週、必要不可欠な用事の待ち時間のために、バンクーバー市内で午前中の4時間ほどの時間をつぶさなければいけなくなったので、どうしようかなあと思...

バンデューセン植物園 VanDusen Botanical Garden - お~カナダ! たてよこナナメ歩き

 


園内の案内地図も見ずにあてずっぽうに歩いて石段を上っていくと、石が敷き詰められているのが見えてきて、あれ?と思って近づいていくとどうやら石庭らしい・・・石のひとつひとつが大きいのと、サイズ感がわたしの思う石庭と違うのと、おおざっぱな整え方なのでピンとこなかったのですが・・・。







ぐるっと回ってみるとなるほどそうかぁ!


わたしの歩き方が順路に従ってないので、植物園をデザインした方が想定されたような見え方になっていないのかもしれません。


石庭を通りすぎると、生け垣で迷路を作ってあるエリアにきました。



このご時世なので、入場できる人数に制限があって、待っている子どもさんがいました。



カナダの各地の植物を紹介するエリアを過ぎ・・・そろそろ時間が無くなってきました。






日本の植物を紹介するエリアに・・・


表示を見ると「霧島ツツジ」



「屋久島石楠花」



「オオヤマレンゲ」



お花の咲くころに再訪したいなぁ・・・。

ここで用事に戻る時刻が近づいたので外に出ました。

駐車場に向かう途中に・・・梅の花ですか?
とても大きな木でした。



目を引く赤い実




おまけ・・・

この植物園のある地区は、不動産価格が高いことで世界的に有名なバンクーバーの中でもランキング上位に入る高級住宅街の中にあります。中古住宅でさえ短い期間に何倍も値上がりしたバンクーバーでは天文学的価格の並ぶのを見ても驚きませんし、このあたりよりももっともっと信じられないような家々の並ぶ地区もありますが、まあ、ちょっとぶらぶら歩いてみても「まあそりゃ違うよね」という感想になってしまいます。このへんでは見かけませんでしたが、車寄せのある巨大な敷地の大きな家々がずらっと並ぶ地区もあります。以前そういう家に住む知り合いがいたのですが、家の大きさもさることながら、庭が広くてキッチンの窓からお隣の家が見えませんでした。聞いてみたのですが、彼女は自分の家にいくつ部屋があるのか把握していませんでした。カナダに移住してきたばかりの頃、こういう家々を見て「掃除をするのが大変そうだなぁ」と漏らしたところ、「こういうおうちに住む人たちは自分で掃除しないからねぇ」と返ってきました・・・。まあそうですよね。いずれにしても、このような地価の高いところに広大な植物園を維持しているのはすごいなぁと思います。

ぶらぶらする時間はなかったので植物園のご近所さんの様子を少しだけ・・・
地上に見えている建物部分だけでなく、たいていの家には半地下部分があります。
なので、二階建てに見えて実は三階建てのことがほとんどです。








消火栓さえなんだかきれいに管理してあったなぁ





バンデューセン植物園 VanDusen Botanical Garden

2021-03-17 04:24:34 | 2021年の暮らし


先週、必要不可欠な用事の待ち時間のために、バンクーバー市内で午前中の4時間ほどの時間をつぶさなければいけなくなったので、どうしようかなあと思案しました。
ショッピングモールはあまり考えたくなかった・・・不要不急の買い物してしまうのもなんだしなぁ・・・人ごみも避けたいしなぁ・・・

そういえばすぐ近くに植物園がある。
以前、紅葉・黄葉の時期に行った。
屋外の植物園なので建物の中で人が集まることもない。

ホームページを見ると、新型コロナ感染拡大予防のため、植物園に入るにはあらかじめオンラインでチケットを買うか、有料会員になって入場予約をするかの二択になっていました。
人数制限をすることと、当日現地でチケット販売をしないということ。
予約の時に連絡先を登録することで、新型コロナ関連での連絡方法を確保、という理由もあるでしょう。

10時開園ですが、運よく10時から11時までに入場するチケットが残っていたので買いました。
税・手数料込みで9.82カナダドル。年会費はずっとお得です。
これは入場時間帯の制限であって、11時までに植物園を出ないといけないという意味ではないようです。

同じ時間帯で入る人数ははっきりわかりませんでしたが、わたしと同じ時に入場を待っていた人は15人くらいでした。



チケットを確認してもらい、その頃に見ごろの植物を紹介してある地図(↓)をもらって植物園に入りました。






実物はここから見られます。(クリックで開きます)

このブログで何度か書いたのですが、わたしは植物の名前や種類にうといです。
そして、季節は花にも新緑にもまだ早くて、その上にスマートフォンで撮っていますので、これぞ!という画像はないかもしれませんが、見ていて美しさに感動したり新鮮な気持ちになったりしたし、人気のない静かで贅沢な自然の中を歩くことができてとても楽しかったのが伝わるといいなと思います。














竹林のエリアもありました。



どこにでもいます、カナダガン。
このあたりの気候が住みやすいらしい上に、天敵もおらず増えているそうです。






よさそうな赤い椅子が見えますよね・・・



赤い椅子はこんなサイズです




トーテムポール



























つづきは次回ということで・・・




PCR検査に行って

2021-03-15 09:22:08 | 2021年の暮らし


理学療法のあと次の用事までちょっとした待ち時間があって、寄り道して見た青空。

「ああああ生きている! 生きててよかったぁ~!」
という声が沸き上がってきて、そっと心の中で叫んでみた。

少しずつ春が近づいてきている。

そこに立ち尽くしていると、カナダガンがひょこひょこと近づいてきた。






なんだかよくわからないけど、わたしから危険なオーラが出ていなかったんでしょう。
じつに穏やかな気持ちでした。


先週やっと、屋外ならば10人以下で集まってもよいというお達しが出ましたが、ソーシャルロックダウンは基本的に続いているので、相変わらず閉塞感満載の中で暮らしています。
雑用などは相変わらず多いもののずっと家にいて、息子の送り迎えとか、ケガのリハビリとか、必要最低限の食料品の買い出しとか以外は人のいるところに行きませんし、外食なんて一年以上していません。

なのに。

ある日の午後、突然激しい胃腸症状が出ました。

以前に「少数だけど新型コロナにかかったときに胃腸症状がはじめにあらわれる人がいる」という記事を読んだことを思い出し、インターネットで州政府のガイドラインでチェックしてみると、胃腸症状だけでもPCR検査に行くように、となっていて、そのままオンラインで検査の予約をしました。
翌朝の予約が取れ、自主隔離をして部屋から出ずに過ごしました。

だいたい、何か身体の不調があったときネットで調べたりして気持ちが楽になることはあまりありません。
熱がなく、ほかの風邪のような症状はないので大丈夫だろうと思いながらも、新型コロナ感染の記事を読んだら不安が増すだけ・・・。
考えれば考えるほど気になるので、やめました。

幸い胃腸症状はおさまり、ほかに何も症状は出ず、自分で運転して検査場に行きました。
検査場は撮影禁止なので、この画像はお借りしたものです。



巨大な公園の駐車場がまるごと検査場になっていて、ドライブスルー方式です。
(車を運転せずに検査場に行くこともできます)
オンラインで予約した時に確認番号をくれたので必要なのかと思ったけど一切チェックなし。
州政府の健康保険に加入していれば検査は無料です。
(健康保険料は無料です。歯科は含まれませんが)

検査場の敷地内に入ってから実際に検査を受けるまで45分ほどかかりました。
検査してくれる看護師さんがいる小さなプレハブ小屋は5個くらいあったようです。

どういう風に進行するのかわからないので、自分の前の車の様子を観察していると、どうやらあてがわれた検査スペースまでたどり着いたあと、車を降りてそれぞれのプレハブ小屋の中にいる看護師さんと窓越しに話をして保険と身元の確認をして、症状のチェックをして、それから窓のすぐ近くに置いてある椅子に座って、長い長い綿棒を鼻につっこまれるようでした。
(椅子は検査終了後に即、消毒の係の人が来て消毒する)

自分の番がきて、車をプレハブ小屋の横に停めて、窓まで行って、話をしました。
もちろんマスク着用は必須です。
この前のマモグラフィーの時と同じで、コンピューターのシステムの中からわたしを探し出すのにえらい手間取りました。
その間も、検査の説明をしてくれている間も、綿棒をつっこむときも、看護師さんがつとめて明るく、軽いジョークやお天気の話をしながら、わたしに負担をかけないように接してくれて、いい意味で驚きました。
日々、新型コロナに感染しているかもしれない有症状の人達に接する仕事をしていて怖い気持ちもあるだろうに、こんなにてきぱきと軽やかにお仕事されているなんて、感服します。
何度も何度も、この大変な業務についてくださってありがとうとお礼を言いました。

さて、最後に綿棒。

「10数えますよ、ワサビがつーんとくるような感じよ、ハイ、1、2、3・・・」

思っていたよりつらくなかったです。

「結果が出るまでに3-5日かかると思ってね」と言われました。
「陽性だというわけではないので、同居家族は出かけられるけど、あなたは結果が出るまで引き続き自主隔離ね~!」と念押し。

その一週間後に息子が大事な試験を控えていたので「もし私が陽性判定を受けると困るなぁ、濃厚接触者は試験に行けないんだろうなぁ、どうか陰性でありますように・・・」と思いながら帰りました。

その日と翌日は胃腸症状からの疲れがあったし、部屋から出られないので、ベッドに溶け入るようにほぼずっと眠っていました。

検査翌日の午後パソコンで自分の医療のアカウントを開けてみると、検査結果が来ていました。
あれ?と思って開けてみると

新型コロナ:陰性

!!
これくらい大きく見えました。
こぶしを握りしめましたよ。
ほんとに助かりました。

食べられなかったので元気はいま一つなかったですが、精神的に一気に楽になりました。
息子の大事な試験は昨日終了。
今朝未明からサマータイム突入。
そして、学校は二週間の春休みです。

とはいえ、どこにも行けないんですけどね。

本当にひさしぶりに、試験の帰り道、ずっとお気に入りのベトナム料理店でビーフフォーのテイクアウトをして帰って息子と試験無事終了のお祝いをしました。
「居住地の保健所管轄外に必要不可欠の用事以外で出てはいけない」というお達しがあるので、そのベトナム料理店もずっと行けていなかったのです。
やっぱり本物はおいしい。自分で作るよりずっとずっとおいしい♪

これから少しずつ暖かくなっていくし、会おうと思えば同居家族以外の人と屋外で会えることになったので気持ち的にずいぶんと明るくなったように思います