今日の「ITmedia NEWS」にちょっとした感動を覚えた。
ニュース2006/02/07 17:29 更新
「こんな時だからこそ安定したサービスを」――ライブドアの技術者魂
様々な報道を見ていて感じたのは、ワンマン会社として成り立って、その全てが違法だったように感じるほどの報道に対する違和感だった。
中には「お金が全ての会社で、技術力はゼロ」みたいな表現をしていたワイドショーも見た。
「他人のことより、報道者としての自分の技術のなさを考えろよ!」と突っ込みを入れたと記憶している。
結局のところ、マスコミと呼ばれる分野に入っている人も自分の生活が大事なんだろうな、と思う。
コメンテーターと呼ばれる中でも、一部を除いて質の低い人々は特に、視聴率至上主義に取り付かれている自分たちを特集すればいいじゃないかと思う。
話が横道にそれたけど、「まっとうな商売」と「まっとうな技術」は必ずしも同じ場所には存在しないものだ。
記事中にはこうある。
『ライブドアの前身、オン・ザ・エッヂ元取締役の小飼弾氏もブログで「少なくとも『東証は止まったけどうちのサービスは止まりませんでしたよ』ぐらいは、言う資格があると思う」と指摘している。』
ライブドアの上場廃止とかを検討している「まっとうな商売」を行っている代表選手の東証では、ちょっと予想より取引が多くなれば動かないシステムを構築している。
片や、変な意味で注目されたライブドアは、その注目度によって飛躍的に伸びたであろうアクセスを耐え、さばき切った「まっとうな技術」でシステムを構築していた。
SEをやっている人ならよく分かる現実だけど、「まっとうな商売」をやっている企業ほど、無駄にお金をかけない。
想定できる範囲でシステムを構築し、出来れば安くたたこうとする。
多分、実態を知らない人はそれが正しいと思うかもしれない。
しかし、現実は『東証は止まったけどうちのサービスは止まりませんでしたよ』である。
最近、止まってはいけない所が止まったりしているが、結局は経営者がその程度の認識しかないから、その程度のシステムしか構築できないのである。
実際のところ、年配になってからコンピュータが会社の中核になったわけだから、今の経営者がそれに着いていけてないんじゃないかと思う。
システム構築にかかる費用は、基本的に人件費+ハードウェア代だ。
ハードウェアは原価が決まっているから、それよりは下げられない。
結果として削られるのは人件費。
人件費は削ろうと思えばかなり削れる。
海外に発注すれば日本人の1/10になったりするんだから。
しかし、人の値段は、つまり技術力の値段だとも言える。
つまり、堅実な経営を行っていて、システム構築も安く済ませることが出来て、一見、株主にも喜ばれそうに見えるけれども、結局は『安物買いの銭失い』なのである。
またま話が横道にそれたけど、この記事で感動を覚えたのは、
『こういう時期だからこそ品質を落とさず、ユーザーや株主の信用を失わないよう、みんなで励まし合って、踏ん張っていかなきゃいけないと思ってます。スタッフ1人1人がコンテンツを支える貴重な存在。1人でも絶望し、仕事が手につかなくなると、サービスの品質にも影響が出てしまいますから』との部分。
やっぱり、技術者の原点はこんなところかなと思う。
ニュース2006/02/07 17:29 更新
「こんな時だからこそ安定したサービスを」――ライブドアの技術者魂
様々な報道を見ていて感じたのは、ワンマン会社として成り立って、その全てが違法だったように感じるほどの報道に対する違和感だった。
中には「お金が全ての会社で、技術力はゼロ」みたいな表現をしていたワイドショーも見た。
「他人のことより、報道者としての自分の技術のなさを考えろよ!」と突っ込みを入れたと記憶している。
結局のところ、マスコミと呼ばれる分野に入っている人も自分の生活が大事なんだろうな、と思う。
コメンテーターと呼ばれる中でも、一部を除いて質の低い人々は特に、視聴率至上主義に取り付かれている自分たちを特集すればいいじゃないかと思う。
話が横道にそれたけど、「まっとうな商売」と「まっとうな技術」は必ずしも同じ場所には存在しないものだ。
記事中にはこうある。
『ライブドアの前身、オン・ザ・エッヂ元取締役の小飼弾氏もブログで「少なくとも『東証は止まったけどうちのサービスは止まりませんでしたよ』ぐらいは、言う資格があると思う」と指摘している。』
ライブドアの上場廃止とかを検討している「まっとうな商売」を行っている代表選手の東証では、ちょっと予想より取引が多くなれば動かないシステムを構築している。
片や、変な意味で注目されたライブドアは、その注目度によって飛躍的に伸びたであろうアクセスを耐え、さばき切った「まっとうな技術」でシステムを構築していた。
SEをやっている人ならよく分かる現実だけど、「まっとうな商売」をやっている企業ほど、無駄にお金をかけない。
想定できる範囲でシステムを構築し、出来れば安くたたこうとする。
多分、実態を知らない人はそれが正しいと思うかもしれない。
しかし、現実は『東証は止まったけどうちのサービスは止まりませんでしたよ』である。
最近、止まってはいけない所が止まったりしているが、結局は経営者がその程度の認識しかないから、その程度のシステムしか構築できないのである。
実際のところ、年配になってからコンピュータが会社の中核になったわけだから、今の経営者がそれに着いていけてないんじゃないかと思う。
システム構築にかかる費用は、基本的に人件費+ハードウェア代だ。
ハードウェアは原価が決まっているから、それよりは下げられない。
結果として削られるのは人件費。
人件費は削ろうと思えばかなり削れる。
海外に発注すれば日本人の1/10になったりするんだから。
しかし、人の値段は、つまり技術力の値段だとも言える。
つまり、堅実な経営を行っていて、システム構築も安く済ませることが出来て、一見、株主にも喜ばれそうに見えるけれども、結局は『安物買いの銭失い』なのである。
またま話が横道にそれたけど、この記事で感動を覚えたのは、
『こういう時期だからこそ品質を落とさず、ユーザーや株主の信用を失わないよう、みんなで励まし合って、踏ん張っていかなきゃいけないと思ってます。スタッフ1人1人がコンテンツを支える貴重な存在。1人でも絶望し、仕事が手につかなくなると、サービスの品質にも影響が出てしまいますから』との部分。
やっぱり、技術者の原点はこんなところかなと思う。