脳梗塞には負けられない!

2008年12月26日に脳梗塞を発症。負けずに自転車と写真とBAND活動に熱中しているY.MATのブログ。

効率化の弊害? もしくは、電脳世界の端緒?

2010-05-19 19:18:38 | IT News
今日、『車載システムへの攻撃で自動車が制御不能に、研究者がセキュリティ問題を指摘』
というニュースが流れている。
自動車の車載システムに外部から乗り込んで制御が出来たという話し。
確かに今の車には、各種のシステムが組み込まれています。
ナビや緊急連絡なんかでネットワークに繋がるようになってます。
しかも、これまではITはオマケだったのが、運転席のインタフェースをスマートフォン化させたりしようとして、本格的にネットワーク接続させるのがトレンドりそうな気配。

最初にこのニュースをみて思ったのは、

アメリカ発のニュースなので、単に日本車パッシングのための研究じゃないのか?

しかし、自動車のスマートフォン化なんかは米フォード社のCEOの講演で発表されたし、GMもIT機能に力を入れている。
なにしろ、日本車はそういうハイテク面で優れてるというより、それも含めたトータルバランスが抜きん出てると思うので、純粋に調査をしたようだ。

とはいえ、ハックした所でブレーキの制御とか、安全面では気になるが、近未来映画やアニメのように、他人の車を支配するところまでは行かない。
無人で動く電車のように、車自体が自動で動くようには出来ていないので、まだまだそんな世界には至らない。

そもそも、そこまで自動車を自動化して楽しいだろうか?

最近の若者の車離れを考えると、自動化の方向に進んでもおかしくない気はするが、自分的には面白くないと思ってしまう。
それに、SEをやってるからか、他人のソースで動いてる車なんて、バグが怖くて乗ってられない・・・というのが本音です。

もうすぐGW

2010-04-28 00:35:43 | IT News
もうすぐGWですね、巷では。
しかし、しがないSEには楽しいものとは限りません。
なにしろ、休みが無いと評判のSEですから。

2・3年目の、どこかのアンケートでやってたけど、SEのGWを休めるかの実態調査。
大手サラリーマンは大半が大型連休にしていて、中小勤めは普通に土日だけとか。
そんな回答への編集者のコメントが『大手企業は労働力に余裕があり、中小は余裕がない分だけ1人のSEにかかる負担が大きく、休みが取れない』とか書いてた。
いやぁ、やっぱり現場を見ずに知ったかぶりの雑誌社。
というか、編集者。
『労働力に余裕がある』んではなくて、単に下請けに仕事を押し付けて自分達は休むだけなんだよね。
それが現実です。

自営業者である自分も、今年はGWは半分くらい。
最大で11連休になるんだよね、有休をとれる人は。
29日30日と休む方向で調整していたが、やっぱり無理。
ユーザーさんが休みの間に仕事を進めとかないとね。

ぶつぶつ言わずにがんばろ。

ネットバンキング標的にしたトロイの木馬

2006-06-24 12:51:24 | IT News
ITmedia News でこんな記事があった。

「ネットバンキ
ング標的にしたトロイの木馬」


標的になっている銀行は National Australia Bank というオーストラリアの銀行なようで、日本には実害が少
ないのかもしれない。
とはいえ、すぐに真似する輩が出てくる可能性もある。

2日前に、いつも使ってるネットバンクからメールが届いた。
「トークン発送のお知らせ」と言う物だ。

一分ごとにパスワードを変更し、そのパスワードを表示するハードウェアである。
万が一、パケットを盗聴されたりしても、一分経てばパスワードが変わってるので、セキュリティが確保される
という。

それが無償で送られてきた。
キーホルダー程度の大きさで、数字を表示する液晶と、ネットバンクのロゴだけが付いている。
本体も無償だが、使用料も無料だ。

都市銀行なんかだと、本体は無償だが月々の使用料がかかるところもある。
まだ対応をホームページ上でわからないネット専門の銀行もある。

なんにせよ、利用者がもっともっと学習し、防衛する時代だということだと思う。

1つの入り口が複数の製品に拡大しないような提携をしたことはない

2006-06-15 12:46:16 | IT News
前にも書いたけど(CPUの世界と諸行無常 )、いよいよ、王者 Intel の牙城が崩れつつあるようだ。

「Dell、AMDベースデスクトップPCを9月投入?」

なにしろ、今年の第一四半期だけで、世界で 5700万台も出荷するような企業のデスクトップPC に採用される可能性があるんだから。

しかし、まだまだ王者な Intel 。
ようやく AMD のシェアが 20% になったとはいえ、後の大半が Intel な訳だし。

Intel がどんな巻き返しをするだろうか。
安くなる分には大歓迎だ。

それにしても、AMD のコメントがカッコいい。

「1つの入り口が複数の製品に拡大しないような提携をしたことはない」

Windows Vista

2006-06-13 14:25:18 | IT News
Windows Vista のベータ版の一般リリースが開始され、日本語版もあるらしい。

「Windows Vistaβ2の一般リリース開始、日本語版も」

気になる、気になる~
現プロジェクトのプロパーさんの歌を口ずさむくらい、気になる。
早速ダウンロードしようかと思ったら、約3.5G もあるらしい。

てことは、発売するときは DVDメディアで売り出すってこと?

あまりに大きいんで、躊躇してたらこんな記事が。

「Vistaβ2、人気殺到でアクセス制限」

やっぱり、みんな気になるんやね。

一週間も経てば落ち着くかな?
しかし、仕事のメインで使ってるマシンに入れるわけにいかないし、かといって、自宅のメインマシンに使うわけにもいかない。

どないしょうかな・・・

仕方ない、自宅の Linuxマシンの方を潰しちゃうか?
しかし、あまり早くないから Linux で使ってるくらいやけど、動くかな?

「サポートされている最低システム要件」

ここに書かれてる分をクリアは出来そう。
クリアできるのと動くのとは別やし、ひとまず、入れてみよ。

週末くらいには報告できるでしょう。

CPUの世界と諸行無常

2006-06-05 15:22:43 | IT News
これまでのPCのCPUの世界では、絶対的な王者がいた。
何人もの挑戦者が王者に戦いを挑んだが、揺らぐことが無かった。
しかし、それも代わってしまったのだろうか。

「8月に投入する新しいOpteronで逃げ切りを図るAMD」

これまで、逃げ切っていたのは Intel であったハズだ。
しかし、AMD が逃げ切るというタイトルになっている。

記事の冒頭、その王者入れ替わりの象徴的な事件が書かれている。

 これまで、こうした比較は言ってみれば、AMDの十八番だった。Intelは常に王者の側にいたから、競合他社と比較する必要がなかったのだ。それに対して、AMDは追いかける側だから、どうしても王者と比較をしなければいけなかったのだ。
 だが、今はそれが明らかに入れ替わった。AMDが王者として君臨し、Intelがそれを追いかける側に回ったのだ。Intelが性能比較を行ったという事実は、このことを象徴していると言ってよい。


ある分野でビジネスを進めるにあたり、絶対的な王者が存在する分野なら、その王者との違いや性能比較をすることで、ビジネスを成功するチャンスが生まれる。
PCのCPUの分野では長くに渡ってそういう環境であったと思う。

長い目で見れば、絶対というものが無いのがこの世だ。

諸行無常と涅槃経に説かれているが、3000年近く昔の人々も同じ事を感じていたのであろう。

PC本体の世界でもそうだ。
私がこの世界に入った20年近く前は、日本でのPCと言えば NEC PC-98シリーズのことを指していた。
それが今では個人で作るまでに変わっている。

それでも巨人のままでいる企業がある。
Microsoft だ。

よくSFなんかであるように、巨大な独占企業になるのだろうか?

エンタープライズ号でスポックが操作する画面が WindowsLOGO が出てたり、HAL が喋る時にはまず、Windows 起動時のメロディーが鳴ったりとか。
それともアムロ・レイが動かしたガンダムRX-78を最初に起動したら、画面にWindows と表示されたりとか。

ここまで来たら、Microsoft にはそこまで現実にやってほしいものだ。
僕は乗らないけど、そんな宇宙船に。(笑)

「ポストPC」と「PC時代は終わらない」

2006-05-16 13:14:06 | IT News
海外では「こんな事で目くじらを立てるの?」と思うような記事が載ることがある。

最初の記事は、ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)の「『ポストPC時代』にAppleの勝機あり」だ。
IT media News より。


『ポストPC時代』なんて、最近の日本の政治関係のニュースを見ているみたいなタイトルだが、何が書かれているかというと、これまでのMicrosoft-Intel連合のような、独占している部分と開放している部分を明確に分けた商売の形態(コンポーネントモデルと表現されている)は大成功したが、近年はiPodのようなAppleが全てを独占的に作る商売(エンド・ツー・エンド・モデルと呼ぶらしい)が大成功している事を取り上げて、将来的には「エンド・ツー・エンド・モデル」が主流になるかもしれないと延々と書いている。

延々と書きすぎて、論点がぼやけてるように思うが、翻訳されてるから、英文ほどにインパクトが無いだけかもしれない。

それに対して、即日で同じウォール・ストリート・ジャーナル紙に、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長と、インテルのポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)が共同で反論をしている。
「PC時代は終わっていない――ゲイツ氏・オッテリーニ氏寄稿」だ。
IT media News より。


こっちの方は簡潔で、「まだまだ、これからや!」ってな内容。

もちろん、関西弁ではないが・・・

どちらにしても、アメリカ人的な感覚なんだなと思う。

実際のところ、日本では、PCとiPodが同じ土俵にいるなんて感覚は無いと思う。
日本では、実際に出荷されている製品が議論の中心になるからだ。

いくら軽くなったとはいえ、電車やバスで音楽を聴くのにノートPCを持ち歩く人は皆無に等しい。

しかし、アメリカでは、そんな使い道が論点になっているのではない。
『ビジネス・モデル』が議論の対象になっているのだ。

アメリカ人はこういうのが本当に好きだと思う。

我々の業界でも、システムを作るにあたって、様々な開発手法がアメリカから渡来してきて、成功した一部の広告塔以外は散々な目にあっている。
『手法』というものを考えるのが好きで、それがビジネス・チャンスとなるのがアメリカなのかもしれない。

日本はやっぱり、「作って何ぼ」なのが性に合ってる。

勿論『ポストPC』は非常に気になるところだ。
PCを追いやるような『キラーコンテンツ』なんて出来るのだろうか。

現在のPCは様々なAV家電の代わりになるべく努力しようとしている。
「PC時代は終わっていない――ゲイツ氏・オッテリーニ氏寄稿」ではこう書かれている。

だがPCは当初の用途を大きく超えて、洗練された文書作成や表計算のツール以上のものになった。今日、わたしたちはPCを通信機器、ラジオ、テレビ、映画館、フォトアルバムとして使っている。

しかし、それぞれ単体で見れば専用機のほうが優れている。
そもそも、映画館で見る映画に対抗するのが間違っていると思う。

今のPCの存在意義は、それらを融合しているところにあると思う。
模造品が組み合わされて、オリジナルに無い機能を作り出しているのだ。

NECのPC98シリーズが日本で広がりだしたPC草創期から今の仕事をしているが、携帯電話が急速に広まって生活を一変したように、PCが時代を作ったような気はしない。
一般人には「よく分からない箱」なのは今も昔も同じだ。
ただ、使える人が増えただけだ。

人口が増えたのと同じように。

『ポストPC』とは、次の「よく分からない箱」は何なのか、という事だろうか?

それなら、多分、いつまで経っても、「よく分からない箱」はPC以外にはありえないと思う。

「IT での島興し」

2006-04-26 14:38:53 | IT News
Microsoft がけったいな事をやっている。

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「けったいな」とは関西弁で「変な」という感じで使ってます。
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どんな変なことかというと、「IT での島興し」です。

趣旨はなかなか興味深いです。

IT Pro たちの知識を駆使する IT システムの検討により、 1 年を通した集客策や新規観光客の獲得をめざします。

ITmedia News でも紹介されている。

「東京の離島「式根島」、島おこしIT技術者を募集中」2006年04月25日 20時14分 更新
東京から南に約170キロの式根島が、島おこし観光ITソリューションを提案してくれる技術者を待っている。5月、島で開かれるイベントの参加者募集が始まった。

しかし、本当にIT技術者が集まるんだろうか?

夢のあるこの企画、大げさに言えば、パラダイスを作るようなもの。
しかし、IT技術者は逆で、より現実的な人々の集まりだ。
出来ること、出来ないことの境界線がハッキリと見える人々の集まりだ。

しかも、提案条件に 概算 100 万円 (ハード、ソフト、導入コスト込み) とある。

いくらハードが安くなったとはいえ、きつい・・・

実際のところ、IT技術者よりも、プランニングできる人、どちらかと言えば営業畑の人のほうが向いてるんじゃないのかな?

とか思ってたらこんな一文を発見。

当イベントに参加いただくには TechNet Flash (無償) への登録が必要です。

そういう事なんですね。

情報システム部門の憂鬱

2006-03-31 02:25:37 | IT News
@IT の連載記事で、非常に感銘を受けた連載を読んだ。

「情報システム部は、もう役割を終えてしまったのか?」

もう定年退職をされた世代の「ITコーディネータ」の方が書かれている。

「なるほどなぁ」と思わされたのは、この日本において、'60年代に始まったIT化の流れの中で、現在起こっている様々な問題の要因が、時代の流れとあわせて要約されていること。
ユーザ企業の情報システム部門だけの問題ではなくて、IT業界全体の問題として書かれている。

一番感銘を受け、自分も反省する部分は、

 工期遅れや予算オーバーするプロジェクトが多い中で、「最初から無理な計画だった」とこぼすプロジェクトマネージャがおられた。事実はそうかもしれないと思うが、それをいうのであれば、「工期はXXで、予算はYYでなら、間違いなく合格点のシステムを仕上げる」といえるようするにはどうすればよいか、を真剣に考えてみてほしいと思う。
 難しい/できない100の理由を説明してくれるより、どうすればできるか、その方法を1つだけ考えてくれる部下やパートナーの方がありがたいはずだ。


現在のプロジェクトなんて、まさしく当てはまっていると思う。
もう既にプロパー企業は大赤字となる見込みなようだ。

もちろん、受注した側が100%悪いのではない。
この記事にあるように、情報システム部門側の問題も多分にある。

 経営改革はコアコンピタンスへの経営資源の集中を伴い、コア機能ではないIT組織はリストラの対象となった。そして、情報子会社への分社や、さらに売却といったケースも増えた。現業部門を手放し企画や戦略機能だけになったIT部門は、問題を具体的なレベルで把握する能力やノウハウ、業務現場との人脈を失いつつある。

悪く書けば、何も出来ない人の集まりと化していると言うのだ。

2つほど前のプロジェクトでお世話になった情報システム部門の方々は、非常に有能で、一緒に作り上げよう、という意識で仕事を進めておられた。
その会社は、経営者側がこの記事で書かれているような問題点を認識しておられるのだろう。

経営側が出来る企業は、そのおかげで株価にも反映し、そうでない企業は、様々な問題でマスコミに登場し、信頼を失墜することになる。

と、第三者的に書くのは簡単だが、その渦に巻き込まれている我々のような SE の救済をお願いしたいところだ。

 大学では情報関係は学生に人気のないコースになった。「3Kで理不尽なSE職場」が彼らの持つイメージだ。就職先の決まらない学生に「SEにでもなったら」や「技術系の学部卒では、SEぐらいにしか」という話が出ると、大学関係者がいう。

そう言えば我が家の長兄も、以前はIT業界に入りたいと言っていたが、今では全く違う分野に行きたいと思っているようだ。

まぁ、平気で徹夜仕事するような親を見てるからかな・・・

ますます情報漏洩

2006-03-22 19:10:59 | IT News
ITmediaから

「2006年も止まらない「Winnyで流出」、最新のマルウェア解説」

マルウェアの解説もあるけど、「同じ事を言いたい」と思ったのが一番最後の部分。

現在、市販PCの多くにはウイルス対策ソフトがプリインストールされているが、その多くは30日間ないしは90日間でパターンファイル更新サポートが切れる「プロモーション版」でしかない。本体に1年間の保証が付いているならば、アンチウイルスソフトのサポート期間もそれに準じてほしいと筆者は感じる。

他の余計なソフトを減らして、そのお金でこっちを実現してほしい。
せめて半年くらいにはする必要があると思う。

実際、そういう高いPCを買う人の多くは、いわゆる「詳しくない人」なんであって、パターンファイルの更新のことを理解するのに時間がかかるんじゃないかな。

セキュリティに敏感なのは中小企業だけ?

2006-03-08 21:27:19 | IT News
よく見る「ITmedia」で気になるタイトルがあった。

「分かりやすいセキュリティに敏感な中小企業」

昨今の情報流出を受けて中小企業もセキュリティには敏感だろう。
大企業でも信頼が落ちれば売り上げにも影響する。
中小企業ならそれが即、会社の存続に影響するかもしれない。

しかし、気になる表現がある。

「セキュリティ対策の盲点は内部セキュリティにあり」一般的に情報漏えいは自社の社員が自社内で起こすことが多い。「ウイルス対策は終わったし、まさか自社の社員に情報資産を盗まれることはないだろう」という油断は禁物だ。ウイルスや外部からの攻撃に比べると、情報漏えいはどのようなトラブルになるのかを想定しにくく、内部社員のミスや故意に対するセキュリティ対策はどうしても後回しになりがちだと思う。しかし、外部に向けてのセキュリティ対策が済んだ今だからこそ、中小企業は資産を守るために内部に向けたセキュリティ対策を実施するときにきている。

そうなんだよ、いくらセキュリティ機器を入れて対策を講じたところで、人為的にされたら全く歯が立たない。

しかし、気に入らないのは、「大企業は既に対策されている」というのが韻に隠された表現になっていることだ。
今こそ考えるべきは中小企業より大手企業・官省庁とか、警察や教育現場とか、もっと多くの被害が出るところじゃないだろうか。
この連載記事こそ、大手のセキュリティ担当者に読んでもらいたいものだ。

流出元の巡査長は指導員 IT関連の能力を認められ
 岡山県警巡査長の自宅のパソコンから大量の捜査資料がインターネット上に流出した問題で、巡査長はIT関連の能力を認められ、倉敷署の「情報セキュリティー指導員」に選ばれていたことが8日、分かった。
 厳正な情報管理をほかの署員に徹底する立場の指導員が、前例のない流出を引き起こした形。県警は、情報管理に関する教育や指導の在り方についても、抜本的に見直す方針だ。
 指導員の制度は2004年4月に創設。各所属長が「情報技術能力に優れた」人材を推薦し、指定を受ける。巡査長が所属する倉敷署でも複数が選ばれている。
(共同通信) - 3月8日19時25分更新

Mozilla:Firefoxを知ってるのか?

2006-03-03 17:31:00 | IT News
Mozilla Japanセミナーが開催された記事が「@IT」に掲載された。。
そのタイトルが面白い。

「日本人はFirefoxがお嫌い?」

お嫌いかどうか聞かれているが、さて、ネットに繋げている日本人の中でどれだけの人が「Firefox」を知っているだろうか?
そもそも、我々のようなSEの中でも知ってる人間は少ないように思うがどうだろうか。

その前に、日本人SEはどれだけ仕事以外でITに関連する事に興味を持って取り組んでるんだろうか。
実際のところ、自宅にPCはあっても毎日電源入れるって人はそう多くは無いんではないかと思う。
しかも、自宅のPCをカスタマイズしたりする人は、かなり少ないんではないだろうか。
もちろん、これまでの自分の周りの人がそうだっただけかもしれない。
しかし、これまでプロジェクトごとに一緒に仕事する人が変わり、同僚でない他社の人と仕事をする機会が多かった経験からしても、仕事以外でそこまでする人は少ないように感じる。

新しいメンバーがプロジェクトに入ってきて、メーラーやネットの設定とか、事細かく手順書がないと設定できない人も多い。
じゃあそんな人の仕事ぶりが信頼できないかというとそうではない。
業務SEとして尊敬できる人も多い。

これは日本人に特有のことなのだろうか?
欧州や北米とかではそうではないんだろうか?

記事の中でFirefoxの世界でのシェアが書かれている。

欧州で20.10%、次いで豪州近辺の18.60%、北米の15.88%、アフリカの9.41%、アジアの8.81%、南米の5.79%だった。日本は中でも低く4%台


やっぱり日本人に特有のことのような気がする。
最初に目の前にそれなりに動くものがあるので、それが少々遅かったり、少々不便であったとしても、それはそれで満足してなくても使い続ける。
もっと良くならないのか、もっと良い製品は無いのかといった部分を「まぁいいか」という風に置き忘れていく。
逆にそれを進んでやっている人は「マニア」とか「オタク」と言われたりする。

本当は、そいう部分がこれまで多くの「動かないコンピュータ」を作ってきたんではないか、と私自身は思っている。

さて、Mozilla:Firefoxの記事の話に戻ると、Firefoxのシェアの低さは、つまり、認知度が低いんであって、嫌いとか好きとかの問題ではない。
シェアを伸ばしたいんなら、まず認知度を上げることだ。
もっと宣伝をすることだ。

それより、セキュリティの強固さに自信があるなら、そういう部分で企業や官公庁への営業を強化すれば一気に認知度が上がると思う。
これだけ情報漏えいが蔓延しているんだから、うまく言いくるめれば導入が進むんではないか。

前回書いたように、本当はそんな事をしたからといって情報漏えいが止まるとは思えないけど・・・

さて、Firefoxの使い心地はというと、IEより確かに軽く、使い勝手は良い。
今でもあるが、NetscapeとかMozillaとかも使っていたが、これほど軽快ではなかったと思う。

しかし残念なことに、プロジェクト内で使っているWEB掲示板(Lan内にある)が使えない難点がある。
それ以外は快調だ。

仕事でネットにつなげられないのは厳しい。
Oracleとかの企業に技術的な問い合わせが出来ないと作業が進められないこともある。

それなのに、プロジェクト内ではWin系のPCを使ってIEでネットにつなげ、OutlookExとかをメーラーにしていたりする。
いつウィルスに感染してもおかしくない。
ウィルスチェッカを入れていたところで、新しいウィルスには無力だ。
IEやOutlookの虚弱性を突いてくるウィルスが多いんだから、本当はそこまで考慮すべきかもしれない。
そこまで考慮できない我々SEの多くがそんなレベルなのである。

そのレベルを上げられるような事はなにか無いだろうか?

セキュリティ意識の低さと対応の幼稚さ

2006-02-28 14:18:40 | IT News
児童ら約700人分情報流出 教諭所有のパソコンから
宮城県鹿島台町の鹿島台小学校(藤原俊彦校長)に勤める40代男性教諭の自宅所有パソコンから、ことし1月、保存していた児童と卒業生計約700人分の個人情報がインターネット上に流出したことが28日、分かった。
町教育委員会によると、流出したのは2003年度の全校児童らの住所や氏名、電話番号などが入った名簿と、一部学級の集合写真や作文など。悪用されたとの報告は入っていない。
教諭は名簿の修正のために03年4月、データをフロッピーディスクで自宅に持ち帰り、パソコンに保存。ことし1月、このパソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じ流出したという。学校側は保護者に謝罪した。
(共同通信)- 2月28日

裁判所の個人情報流出 書記官宅パソコンから
 東京地裁の書記官が自宅の私物パソコンに保存していた過去の競売事件に関する裁判資料などのデータが、ウイルス感染により外部に流出していたことが24日、最高裁の調査で分かった。当事者の名や住所など149人分の個人情報が含まれているという。
 最高裁によると流出したのは、競売事件の決定文や裁判官と交わしたメモ類などの文書ファイル約1000個。民事部に所属する40代の男性書記官が昨年、自宅で業務をしようと持ち帰ったが、インターネットに接続した際、ウイルスに感染し、ファイル共有ソフト「ウィニー」を通じて流出したとみられる。
 内閣官房情報セキュリティセンターが流出に気付き20日に連絡、内部調査で発覚した。
 書記官は調査に対し「ウイルス感染には気付いたが、撃退できたと思った」と説明。
(共同通信)- 2月24日

「秘」扱いデータ流出 海自、パソコンから
 自衛艦のコールサインや戦闘訓練の内容など自衛隊法上の「秘密」扱いに該当するものを含む海上自衛隊の大量のデータがインターネット上に流出、閲覧できる状態になっていることが23日、海自の調べで分かった。
 佐世保基地(長崎県佐世保市)の護衛艦「あさゆき」の隊員がデータを入力した私物パソコンがウイルスに感染、ファイル交換ソフト「ウィニー」で流出したことを確認した。
 自衛隊では2004年以降に隊員名簿など内部情報の流出が相次ぎ、防衛庁が厳正管理を指示していたが、安全保障にもかかわる今回の事態に、同庁は抜本的な対策を迫られそうだ。
 防衛庁内では、自衛隊法が定めた防衛秘密を重要度の高いものから「機密」「極秘」「秘」の3ランクに分けているが、流出データのうち、自衛艦のコールサインや監視活動の記録、戦闘訓練の内容などが「秘」扱いとされる。
(共同通信) - 2月23日

捜査資料がネットに流出 巡査の自宅パソコンから
 栃木県警監察課は22日、鹿沼署刑事課の男性巡査(35)の自宅パソコンから、5人の個人情報を含む捜査資料が、インターネット上に流出したと公表した。
 監察課は同日付で巡査を減給100分の10、1カ月の懲戒処分、監督責任で上司の男性警部(42)を所属長注意とした。
 巡査は上司の許可なく資料をメモリーカードに入力して自宅に持ち帰り使っていた。ファイル共有ソフト「ウィニー」を通じて流出したとみられ、パソコンをインターネットに接続した際、ウイルス感染したらしい。
 調べによると、聞き込み捜査に協力した2世帯計5人の住所と氏名が記載された報告書が流出した。警察庁が1月にネット掲示板への流出を指摘し、発覚したという。
(共同通信) - 2月22日

容疑者の個人情報流出 検察事務官の自宅PC
 宮崎地検は21日、管内の区検に勤務していた検察事務官が、事務引き継ぎのため自宅のパソコンで作成した交通関係の事件に関するメモ1通がインターネット上に流出したと発表した。メモには、容疑者ら約10人の氏名や住所の一部などの個人情報が含まれていた。
 同地検によると、流出したのは、40代の検察事務官が2000年、担当していた速度違反事件などの引き継ぎのため作ったメモの内容。自宅パソコンがウイルスに感染し、流出した可能性が高いという。
 21日午後、法務省から同地検に「ネット掲示板に事件に関する情報が流出しているようだ」と連絡があり、分かった。
 山口英幸次席検事は「関係者にはご迷惑を掛けた。深くおわびする」と話している。
(共同通信) - 2月21日


上記すべてが先週からの情報流出記事である。
もちろん、共同通信で配信されてるだけなので、他にもあるのではないかと思う。
最後の一件はウィルス感染原因は書かれていないが、それ以外は全て「ウィニー」による感染である。
教諭に書記官、自衛隊員に巡査、こんな人々がウィニーを使って自宅で何をしているのだろうか?
最後の人も原因がウィニーだとすれ検察事務官も含まれることになる。

ウィニーの魅力は、簡潔に言えば「無料で様々なファイルや情報が得られる」に尽きると思う。
逆に、それしかない。
それが「著作権のあるものも含む」であろうと、ユーザーの多くは「無料」には勝てないのだ。
なにしろ、法に問われるのはネットにあげた人間だけで、取り込んだ側ではないんだから。

では、どうすれば流出を防げるのだろうか?
被害を受けて個人のPCのウィニーを削除を義務付けてる所がある。
官省庁だけではない。
大手企業も同様な対応しかできていない。

本当の原因は、大きく二つに分けられる。
一つは、PCを使う人間のセキュリティに対するスキルの低さ。
もう一つは、私物PCで仕事をせざるを得ない職場環境、仕事量に問題があると思う。

いくら私物PCに制限をかけようとしたところで、そのPCが他の家族も勝手に使えるものであればまったく意味がない。
しかも、継続して確認が必要で、一過性で、問題が起きたときだけ調査・対応しているようでは意味がない。
そもそも、私物を制限してもかまわない、という人権感覚に問題が含まれるように思う。
それに、責任の所在さへハッキリさせればいい、という意思が根底にある対応策で流出が防げるわけがない。

PCを使ってネットにつなげる人全員、国民全体でもかまわない。
それらの人々のセキュリティに対するスキルが上がるために何かできないのか。

自宅で作業せざるを得ない職場環境を根本的に変えられないのか。

これだけ多くの流出事件があるということをトータルで考える時期ではないだろうか。

「送金メール」民主党が公表・・・でもお粗末

2006-02-18 01:22:09 | IT News
民主党が現在、自民党攻撃に使ってる、いわゆる「堀江メール」を公表した。

「送金メール」民主党が公表(PDF判)

民主党の野田国体委員長が誇らしげに持っているのは、そのメールをプリントアウトしたものだ。
これを見て、「おお、これで武部は辞任だ!!」なんて思う人間がいるんだろうか?
というか、こんなのでよく国会質問したなと思う。
正直、税金の無駄使い以外の何者でもない。
幼稚すぎる!!

そもそも、何故、送信者を黒塗りするんだろう?
これでは堀江容疑者が送信したかどうか、誰にもわからない。
朝日新聞の記事によれば、『差出人の欄も塗りつぶしたことについては「書き方によって受取人が特定される可能性がある」と説明した。 』とある。
そんなので国民が納得できると思っているのだろうか?

それに送信日時もいくらでも誤魔化せる。
なにしろ、自分のPCの日付を代えて送れば、それが送信日時になるんだから。
野田国対委員長も自分のサイトを持ってるくらいなんだから、メールも使えるだろうし、一度試しに、御自分のPCの日時を代えて送ってみたらいい。
その代えた日時が送信日時になっているはずだ。

極めつけは最後の「堀江」と書かれていると思われている部分。
土遍が印字されているであろう部分が消されている。
これでは「掘」かもしれないし「倔」とか、万が一「屈」かも知れないし・・・

これで野党第一党なんだから、どこまで行っても税金の無駄使いが無くなることはないと思う・・・

NETは魔物?

2006-02-17 21:09:42 | IT News
昨今、IT企業の、旧来メディア企業買収が話題になりますが、逆にTV会社の挑戦が記事になってました。

“テレビの技”でネットに切り込む――「ニュース・プラス1」配信

別にIT企業を逆買収する、なっていう記事ではありません。
TV番組として何百万人か数千万人かわからないけど、そういう人々をブラウン管の前に座らせる企業でありながら、「ネットの1万アクセスが、本当に愛しい」と言わせてしまうNETへの挑戦が書かれている。

TV局から見て、そんなにNETユーザが気になるのだろうか?

我が家のことを考えてみれば、確かに、長男(中1)はTVを見るよりNETしてる時間のほうが長い。
だからといってTVを全く見ないわけではない。
彼の琴線にふれる番組が少ないだけと思う。

で、NETでサーフィンでもしてるのかと言えば、そうではなく、NetGameや2chに行ってる程度。
とてもNewsは見ていない。
見るような年齢でもない。

では、実際にTVとは何が違うんだろうか?
長男のケースで考えれば、TVはチャンネル数が決まっていて、平均的に視聴率が取れる番組を製作して放送している。
NETの場合は、それこそチャンネル数は無数にあって、その中に彼の琴線に触れるのがあるからだろう。
親からすれば、2chとかは見てほしくないスレもあるから心配やけど・・・

自分の場合はどうだろうか?
仕事で調べ物をするのは別として、私的にはNewsはよくチェックする。
嫁に言われて天気予報もチェックする。
天気予報なんて、現在の雲の状況もチェックできるから、TVより優れている。

Newsも天気予報も、TVだと決まった時間が来るまでチェックできないが、NETだと見たいときにチェックできる。

私的に利用する理由は、ひとつは、こういう即時性が魅力だからだ。

他のサイトはどうだろうか。
友人のBlogや趣味のサイト、そして調べ物。

TV番組も、毎週決まったお気に入りは必ずチェックするのと同じようなものか。
NETの調べ物に対応するTV番組は、毎週は見ないけど、気になるタイトルの時だけチェックするドキュメンタリーとか、NHK系の番組かな。
もちろんショッピング番組も当てはまるかな。

つまり、習慣や趣味、そういった物を満足させるのがもうひとつの理由。

NETのアクセスを増やすなら、どれだけ興味を引くことができるか。
また、引き続けることができるか。
それは結局、TV局がこれまでしてきた事だけど、これまでとの一番の違いは、TV以外でも、家に居ながらにして興味を満足させられる事があるということ。

今の時代は、TV世代がNETにも進出してきただけで、ユーザはTVにしろNETにしろ、基本的に同じ相手だ。
だからTV番組の延長でも興味を引かせることができる。
しかし、これからは違ってくる。
うちの長男のように、TV世代と言えないユーザが増えてくるのだ。

堀江容疑者がフジTVの買収のときに力説していたが、時代は進んでいく中で、メディアも淘汰されて行って、今現在主流だからといって、数十年後も主流とは行かない。
映画「マスク」の面に似た会長がいくら踏ん張って買収を拒んだところで、時代の流れは止められない。
自分達もラジオから時代を奪い取って来たんだから。