脳梗塞には負けられない!

2008年12月26日に脳梗塞を発症。負けずに自転車と写真とBAND活動に熱中しているY.MATのブログ。

こんな写真家になりたい

2012-03-25 22:35:29 | 写真
今日、三男と行った本屋で、偶然目にした写真集。
心惹かれてつい、買ってしまった。

『星の頂』という写真集で、撮っているのは松本修という方。


帰ってから他に写真集が無いかとググってみるが、他には出されていないようだ。

多分、御本人と思うが、東洋大学の器楽研究会OBの方々のバンドのページで、友人と言うことで、松本修さんという方の紹介が載っていた。
そこでは「天文写真家」と書かれているが、紹介文の方では「趣味は、何と云っても天体写真の撮影で、一応アマチュアだが、プロ同然と言ってよい。」と書かれている。
何年前に作成されたホームページかわからないが、すごく、心惹かれる写真ばかりで、プロかアマかなんて関係なく、すごい写真家だと思う。
綺麗な星空を求めて山に登り、海外の山での星空も載っている。

出版が2000年となっているので、フィルムの時代。
今なら、もっとすごい写真を撮られてるんじゃないだろうか。

よし、こんな写真が撮れるように、自分も山を登ろう。

今日は、そんな気になることができた。

天の川を求めて

2012-03-20 23:14:13 | 写真
昨年から星の写真を撮ってますが、天の川を撮りたいと思っています。

色々と調べてみると、光害の影響で、よく見える場所は昔より少なくなっているようです。
自分の住んでる地域でも、小さな頃は見えたような気がします。
もう、40年も前の話ですが・・・

関西では、光害の影響の一番少なそうなところは、紀伊山地であることが分かった。
これまで、この日のために山登りをして鍛えてきたんだと言い聞かせ、夜中に山登りを決意。

今日は月も朝方に出るだけで邪魔にならないし、天気予報でも夜中は快晴と出てるので、仕事終わりで直接、大阪から紀伊山地まで向かうことに。

紀伊山地には色々な山があるが、初めての山で、しかも夜中なので、玉置山に決めた。
ここは山頂近くに玉置神社ってのがあって、大きな駐車場がある。
つまり、それほどの山登りをしなくても山頂に着けるってこと。
明るい時間に登るならまだしも、真っ暗なので、無理をしないのが一番です。

しかし、車に乗るときに問題発生。
なんと、山登り時の暖ったかズボンを忘れてきた。
まぁ、中にスパッツは履いてるから、諦めて、スラックスで向かうことに。

会社を出て、車をスタートさせたのは 3/19の PM10:00 と、結構、遅くなってしまった。
大阪は中津あたりから、カーナビでは約140kmで、到着予定は 3/20 の AM2:00。
つまり4時間かかる予想です。

写真からは話が逸れるけど、夜中に走るときはいつも、カーナビと勝負してます。
つまり、『カーナビが示す到着予定時間より、どれだけ早く着くことができるか』です。

今回も現地に着いたのは AM1:00 で、勝ちましたな。
んな事はどうでもいいんやけど・・・

現地に着いて、さすがに標高1000m近い駐車場は寒い。
しかし、空を見上げて、これまでよりもより多くの星が見えている。
これは天の川も期待できる。

四方を見まわすけど、天の川らしきものは見当たらない。
iPhoneアプリの星座表で確認すると、この時間は天の川が地平線付近にあるらしい。
3時間も走りづめだったので、暖房を入れながら仮眠を取る。

3時頃にもぞもぞと起きだして、身支度を整えて山頂を目指す。
山頂と言っても玉置神社の境内からすこし登った所やろうからと、ハイキング用の靴に、ズボンは諦めてスラックス。
さすがに、山に対して、少し申し訳ないくらいの格好。

境内を抜けてからは結構な急な登りで、まともな靴にしなかったのは失敗した。
滑りかけながらも、滑ったらスラックスが悲惨なことになるので、ゆっくり、じっくりと歩いて山頂へ。

結局、駐車場からは30分以上かかって、ようやく頂上に到着。
夜空を見上げて、星の多さに感動。
南東あたりから北に向けて天の川が走っている。

早速、準備して撮影。



ようやく、自分で撮りたかった写真に、一歩近づいた。

さて、真っ暗な中を撮影してると、何故か、山頂の土が盛り上がってくるのを感じた。
「おー、もしかして、心霊現象か?」
と、ワクワクするも、それ以上の物は何も現れない。

明るくなって気付いたのは、山頂部だけ、霜柱が立っていた。



良く見ると、自分の足形に、霜柱が立ちあがれなかった部分がわかる。
霜柱がむくむくと起き上ってくる瞬間に遭遇するとは思わなかった。
もう、二度と経験できないかも。

山頂では朝まで待って、日の出も撮影。



かなり寒かったが、満足できた一晩だった。

帰り道、麓を見ると、見事な雲海が広がっていた。



遠いけど、しばらくは紀伊山地にハマりそうです。

伯父の死と友人の死

2012-03-18 23:02:52 | Japan
今週は色々と、人生を考える週だった。
特に水曜日以降。

水曜日、自分と接点のあった二人が亡くなった。

一人は、嫁さんの方の伯父。
享年85歳。
死因は脳梗塞。
自分が三年前に患った病名だ。

実際は二年近くを、もう高齢の衰弱から来る様々な問題で入院生活を送っていた。
それが月曜日に、最後の最後で脳梗塞としてあらわれて息を引き取った。
年齢的にも大往生と言ってもいいかも知れない。

一度も会った事がないような坊主は呼ばず、家族葬として送らせたもらった。
故人と、そのご家族の大変な闘病生活を、親族はよく知っている。
伯父も、伯母も、我々夫婦のことを気にかけてくれていたことも知っている。
親子ですれ違ってて、ここ数年は会話が少なかったことも知っている。
しかし、最後は全員が、故人を惜しんで、涙で棺の蓋を閉めた。

斎場まで一緒に行き、棺が炉の中に納められ、2時間ちょっとして、お骨あげも一緒にさせて頂いた。
変な表現になるが、すごく真っ白で綺麗なお骨であった。
どこか体の不調があれば、その部分が変色をしたりするらしいが、そんな事もなく、本当に真っ白であった。
それを親族で骨壷に入れていく。

ここまで来ると不思議なもので、伯母さんからも笑顔が見えるようになった。
無事に故人の人生の最後を、おごそかに送ってやることが出来たという、安堵感が我々一同を包んでいた。

伯父は本当に、人生をまっとう出来たんだと、思えることができた。


同じ日の夜、地元の後輩から、泣きながら連絡があった。
数年前に横浜に引っ越した友人が死んだという。
元々は地元の後輩で、同じギター弾きとして、友人でもあった。
自分よりは7歳か8歳ほどの年下だったと思う。

うちの子供達がまだ小学生のころ、彼が横浜に引っ越す前はよく遊び相手になってくれたものだ。

心の病を、彼の母親から遺伝のように受け継いでいた彼は、水曜日に自ら命を絶った。

横浜の実家に帰ってからは病状も落ち着き、ここ数年は自分のBANDを組んで、頻繁にライブ活動を行っていた。
昨年末には、最近はBANDの固定ファンも付いてきて、盛り上がっていると教えてくれていた。

また、今年になってから、自分自身も10年ぶりにライブを行う話をしたら、我が事のように喜んでくれ、当日にはなんとか横浜から駆け付けたい、と言ってくれていた。

死ぬ三日前の日曜日には、震災復興ライブにも参加していたようで、その夜に、元気そうにBLOGを更新をしていたのも知っている。
結婚もして、子供がまだ幼稚園にも行っていないのを知っている。

なのに彼は、自分の手で、自分の人生を終わらせてしまった。

自分のことを良く慕ってくれて、人生の悩みも語っていてくれた彼。
遠く離れたからと言って、縁を切らず、連絡をくれていた彼。

同じ水曜日が命日であったが、彼の葬儀はこの週末であった。
自分は予定があって参列できなかったが、後輩の数人は京都から駆け付けて参列したようだ。

しかし、自分は予定を、本当にキャンセルできなかったのか、と言えば何とか出来た可能性もある。

では、何故、参列しなかったのだろうか。

参列をして見送ってやりたい、と切に思ったのは事実だ。
しかし、先輩として、友人として、彼が死を決意するまでに、何の力になってやれなかった自分が参列するのが怖かったのも事実だ。

本当に、自分は無力なんだと感じる。
自分の無力さを、自分で罵りたくなる。


いや、まだ、まだ、今の自分では無力なんだと思う。

もっと、人間として成長が必要なんだ、とも思う。

どんな事も受け止めることができて、自分と縁のある多くの人々が、前向きで頑張る気になるような、そんな影響を与えられるような人間に成長したいと、切に願う。

久々のハンダごて

2012-03-10 11:45:58 | Music
昨年の夏からリハビリを兼ねて再開したギター、ここにきてようやく、ライブに出ることになった。

これまでは自分の演奏を元に戻すことに精一杯だったが、ここに来てようやく、音を気にする余裕が出てきた。
先月のスタジオまでは、近所の開放倉庫で、確か \3000- ほどで買った Digitech RP-3を使っていたが、やっぱり古い機材で、いわゆる『American Hard Rock』をするのには最高の、ギラギラと煌びやかな音を出してくれるが、それ以外は微妙。
そこで、時間の出来た時に Hard Off 周りをして、気になってた ZOOM G3 が安くて、即購入。

次に気になったのはシールド。
色々なブログを読んでると、シールドを変えて音が変わるとか。
とは言え、様々な種類を買って試すような気はないので、読み込んで『MOGAMI 2524』を購入。

あの Bob Bradshaw がシステムで必ず使ってるらしい。

自作するのでプラグも必要と、『NEUTRIK / NP2RX-AU-SILENT』をギターに挿す用に購入。

大昔、高校時代に買ったYAMAHAのケーブルのように、イキナリ抜けても、アンプからノイズが出ないやつ。
エフェクターやアンプにつなげる部分のプラグには『NEUTRIK / NP2X-B』を購入。

MOGAMIを 20m 買ったので、7+6.5+6.5 の3つに分けてシールド作成。

実際は、ハンダごてを探すのに2時間かかって、それからの製作。
これまた 10年ぶりくらいのハンダ付けだが、なかなか、昔のカンで順調に完成。

さっそく、これまで使ってたCANAREのと聴き比べ。
これまで聴きなれてる CANARE の音の良し悪しを表現するのは難しいけど、確かに、音は変わるんや、というのが第一印象。
CANAREのが聞き慣れてるからか、いたって普通な、フラットな印象。
MOGAMI に変えてみると、「あっ、ギター弾いてる」と感じるような、前に出てくるような印象。
アンプを Fender から Marshall に変えるほどの音の変化があるわけではないけど、ケーブルを変えるだけでも自分の弾く音が変わるのは新たな発見。
これまで、こんな部分は意識しなかったけど、昔よりもマニアな性格になってきたのかも?

さて、明日の練習で大音量を出してみるのが楽しみ。

加茂船屋雛まつり

2012-03-03 23:59:30 | Japan
今日は隣町で行われている『加茂船屋雛まつり』に行ってきました。
もう7年もやってるそうだが、山一つ挟むとなかなか情報は来ないのか、Facebook's Friendの先日の投稿で知ったくらいで。

『加茂船屋雛まつり』は何かと言うと、古い雛人形や昭和レトロなもの、中には江戸時代の将棋とか、そういったものを、木津川市加茂町船屋という地域で商店や民家で展示するもの。
加茂町は聖武天皇の時代から存在していた古い町。
さすがにそんな時代のものは国宝級やけど、それでも年代物が多く見ることができた。
開催期間は 3/1~3/5 との事だが、晴れるのは今日くらいということで、自分と同じように他から来てる人が多かった。
しかも、カメラをぶら下げたのも同じだったり~。

いつも、こういうスナップになると微妙に手ぶれたり(補正がついてるのに)するので、今回の課題はジャストな画にすること。

それはそれとして、自分も男兄弟だけやし、うちの子供たちも男しか居ないから、あまり雛祭りや雛人形には接してこなかったので、こんなにたっぷり、じっくりと見るのは初めてだ。
しかも、人形自体をこんなに沢山、じっくりと見るのも初めてだと思う。
男の子時代は、いわゆる「ソフビ人形」で、ウルトラマンと怪獣で闘うだけで、じっくり見るなんてしないしねぇ。

そんな感じでじっくり見だすと、色々と表情も違うし、魂が宿ってるんじゃないかと思ってしまうのがあったりで、楽しい経験ができた。

一番古いんじゃないかなぁ? と思うのが、約150年前くらいの雛人形。

これは女雛のほうだが、眼が怪しいのが気に入った。

これは大正時代のもの。

時代的に、こんなのは豪商ではないけど、飾る余裕はあるくらいの身分?の家の物なのかな?
でも、一体一体が雰囲気が出ています。
この展示されてたとこでは、昭和レトロというか、近代日本レトロなものであふれてました。


昭和初期のも何点かありました。

これらは昭和10年のもの。

こっちは昭和14年の物。

ここの雛人形たちは、お内裏様から官女、仕丁まで同じ大きさで、同じ顔だった。

こっちは昭和30年の物。

昭和10年のもだけど、これも館付き。

古いものだけではなくて、木津のアーティストの作品も展示されていた。

福田藍さんの作品だが、ここは古い鍛冶屋さんで展示されていたので、福田さんには申し訳ないが、壁の鍛冶屋時代の道具の方が気になった・・・

いや、でも、味のある作品でしたよ。

他にも変わり種もありました。

これは本当に最近のなんでしょうね。アニメ顔なかんじです。


これらは、人形に焼かれてるんですよ。

木彫りもありました。

真上から見ると背中が垂直ですけど、それがまた味です。

他には、国宝の彦根屏風を、その家のお婆ちゃんが手作りした人形も展示されてました。

かなりの大作です。

知らんカメラ爺さん二人と盛り上がったのが、戦後から高度成長あたりの音響機器たち。

音が鳴るかはわかりませんが、まぁ、なっても音質は期待できませんが、見るのはいいもんです。

古いのを色々見て「懐かしいなぁ~」なんて思ったりするけど、実際は自分はそんな時代には生まれてないのにね、不思議だ。

去年の11月にあった「木津川アート」もそうだし、こういう「新たな形の町おこし」かな?
生まれてからずーっと木津に住んでるけど、文化的なものが起こってた記憶はないから、これからの、こういう分野の発展が楽しみかも。
何か力にでもなれたらなぁ、とも思う今日この頃。

加茂船屋雛まつり