脳梗塞には負けられない!

2008年12月26日に脳梗塞を発症。負けずに自転車と写真とBAND活動に熱中しているY.MATのブログ。

10m近く滑落した

2012-01-21 23:11:14 | 写真
今日は明神平に登ってきた。
今週は雨が多くて天気が心配だったが、やっぱり、小雨のような、霧のような、そんな感じの天気。

今回は朝に家を出るのでなく、前の晩から大又林道の、いつもの駐車スペースに車を停めて車中泊。
こういう時にアルファードで良かったと思う。(給油の時は・・・)

山奥の午前一時、天気が悪くて月も星もなく、ヘッドライトを消せば真の暗闇だ。
物の怪が出ないかとワクワクするより、眠気に勝てずに睡眠。

ふと物音がして目覚めたら、隣に車が停まった音だった。
時計を見ると午前5時半。
こちらも起きだして、山行きの準備を始める。
今回は明神平なので、スノーシューを持ち物に入れている。
というか、リュックにぶら下げている。
はっきり言って、重い。
一眼レフカメラ+ズームレンズ+三脚+スノーシューと、肩にずっしりとくる。

ここ数日の雨で、登山口までは雪が少なくなってるが、その先は変わらずに多い。
それでも足が取られるほどではないので、アイゼンのまま登って行く。
明神の滝を越えても、時たま足が深くまで入るが、もう少し大丈夫かなとそのまま登っていく。
しかし、それが間違いだった。

滝を超え、沢も細くなりいくつかの分岐に分かれたのち、右側の山肌へ回り込む手前の場所で事件が起きた。

道としては順調に山肌を登ってきたが、ちょうど、その部分だけ山側が岩が飛び出ており、道幅が50cmほどしかない場所。
慎重に歩いて行くが、崖側の足が太もも辺りまで踏み込んでしまった。
雪の下には地面が存在しない場所だったようだ。

「やばい」と思った時には遅く、一瞬平衡感覚が無くなったかと思ったら、背中から倒れるように、頭を下に滑り出した。
最初は滑り落ちるスピードがすぐに緩んで止まるかと思ったが、まったくそんな様子はなし。
下には、滝の上流の沢が流れており、ここらの沢には大きな岩しか転がっていなことを思いだした。
このまま頭から落ちれば大けがは免れないと思い、なんとか足を下にしようと考えた。
たかだか10mなので、下に到着するまで色々できる時間はない。
しかし、うまい具合にリュックが起点となって足が下の方を向いた、と思ったら沢の岩に、仁王立ちで立っていた。
足元は座布団1枚分より小さいスペースしかない。
まさしく、特撮ヒーローもののスタントのようだ。
数分間か、そのまま茫然としていた。

しばらくして、仁王立ちのままで、滑り落ちた場所の動画を撮った。→youtube

見上げると途中にトレッキング・ポールが止まっていたので、急だか、目の前の崖を登って行くことにした。

30分はかかったか、なんとかポールを拾い、登り切った。→youtube

これだから雪山は気をつけないいけないなぁ、と思いながら明神平へ登って行った。

途中で道がわからなくなって、無理やり斜面をショートカットしたりしたが、なんとか明神平に辿り着いた。
すぐ手前の数10mが雪が深くて、スノーシュでも足首くらいまではめり込むくらいに柔らかい雪だが、上まで登れば普通に歩ける。

しかし、ここでも霧のような小雨のような天候は健在で、カメラを取り出して撮影をしてても、レンズに水滴がすぐに付くような状況で、あまりいい写真が撮れない。




空を見ても晴れ間が出そうな雰囲気は全くないので、数枚だけ撮って早々に下山開始。

帰りに定番の「やわた温泉」に入って生き返ったのちに帰宅。

高見山へ三脚を持って

2012-01-08 23:13:35 | 写真
今朝はAm3:30に起床。きっちりと6時間も寝れた。山登りの前日だけは早い時間から寝つけるから不思議だ。
今日も高見山へ向かう。今シーズンのベースはこの山だなぁ。

いつもは麓の国道に路駐している(通行車両の邪魔にならないように駐車して下さいと書かれた看板あり)が、スタッドレスを履いたので、小峠と大峠の分岐まで車で行くことにした。山登りとしては楽チンコースだが、今回は三脚も持って登るので少しでも近い方がいい。
この杉谷隧道トンネルを通る道は舗装されていて圧雪アイスバーン状態になっている。さすがにチェーンなしだとまともに走れないので、路肩近くの新雪部分で勢いをつけて走って行く。
やっぱり、こういう時は四駆が欲しくなる。

分岐までなんとか登ったが、真っ暗の中、一番乗りかと思ったら先客が一台あった。
向こうも着いたばかりで準備の真っ最中。挨拶をして、木を探して車止代わりにタイヤの前に置き、こちらも準備を始める。
いつもと違うのは、リュックに三脚を括り付けること。
今回は三脚をたてて手ぶれが起きないようにしてキチット撮影することなので、カメラ本体もリュックに入れる。
これで頂上まで一気に登ろうという作戦だ。

大峠のトイレに寄って、一番距離の短い大峠からの登山道を登る。等高線が詰まっていて一番急な山肌を登るが、歩く距離は一番短いと思う。

途中で朝日が出てきた。
しかし、今日に撮りたいのは違うので、撮影せずにもくもくと登る。

頂上に到着し、避難小屋に入るも、先客はなし。先に来ていた車の人も居ない。新しい足跡がないから今日は一番乗りみたいだ。

さっそく持ってきた三脚を準備して撮影。
今日は快晴で景色が綺麗だ。







やっぱり、三脚があると微妙な手ぶれがなくて、補正しなくてもシャープな写真になってくれる。
基本が大事だと改めて認識した。
これまで躊躇していたけど、よく考えたら山登りは写真撮影の為にするんで、今後も三脚は無理して持って登ろうかと思う。

樹氷も補正なしで、かなりシャープ。


こっちは風がきつくなって、少しシャープに補正。


厚くて黒い雲が張り出してきたので、下山する。

今日はかなり満足できる写真を撮ることができたが、一眼レフを操作するので、撮影中は手袋も薄いのにしないとならず、気付いたら指が痺れている。
雲が出てきてから吹雪出してきて、かなりの寒さ。
そそくさと下山する。

急いで「たかすみ温泉」に向かうが、アイスバーンの道では、下りでは特に焦りは禁物。
トンネルも抜けもう少しで国道が見えてくる頃、ハザードを付けたJeepを発見。よく見ると「JAF」のマークが。
後ろに見える車滑って脱輪したようだ。

スタッドレスでも気を付けないといけない事を目の当たりにする。

JAFから上の方に車が多いかと尋ねられた。
話を聞くと、アイスバーンのためにレッカー車は登れないらしい。なので今回もJeepのウンチで引き上げていた。
おばちゃんグループの山登りのようで、こういう山に入るなら車の運転も勉強が必要ってこと。
新雪の上を走れば大丈夫だということも山登りの知識の内か。

無事に温泉に入って昼過ぎには帰宅。