CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

Y1Rsは風に強い?

2025-02-08 12:09:01 | プロ・ツール
 Y1rsのお披露目となったUAE女子ツアーの第2ステージはUAEチームADQは風の強い砂漠地帯でアグレッシブな戦略を取りました。チームは横風分断を狙い、ララ・ガレスピー、エリサ・ロンゴ・ボルギーニ、カーレイン・スウィンケルスを逃げ集団に送り込みます。5人に絞られた先頭集団にY1Rsが3台というのは偶然でしょうか?それともY1Rsは横風に強いというデーターが証明されたと考えるべきなのでしょうか?

 ゴールスプリントではSD Worxのロレーナ・ヴィーベス等に敗れ、それぞれ3位、4位、5位でのフィニッシュとなりましたが、この集団にポガチャルようなエースがいたら結果は違っていたはずです。

 注目すべきはUCI女子ワールドツアーのステージで記録された最高の平均速度47.5kmを達成したことでしょう。強い風の中でのレースだったため、単純にバイクの性能というわけにはいきませんが、その風の中をY1Rs3台が先頭集団を牽引していたことは事実なのです。

 強い風の吹くステージで上位5人のライダーのうち、3人はUAEチームADQの選手で、高速レース用に設計された新しいコルナゴY1Rを使用していたのです。Y1Rsは、CC.Y1ハンドルバーと湾曲したダウンチューブを備えた革新的なデザインが特徴で、あらゆる風の条件で空力の流れを最適化するとメーカーは言っているのです。現在市場にラインナップされているエアロロードバイクと Y1Rs を比較し、どのような風の条件でも、それを上回る性能を発揮することを下記のデーターで確認しているようです。

 プロのライダーを模したマネキンを使って行ったテストのデーターではヨー角-2.5°~-10°でおそらくCANYONのAEROAD CFRと思われるエアロロードよりエアロ性能が高いという結果でした。このデーターを見る限りコルナゴのV4Rsとのエアロ性能差はかなり大きいようです。
 UAEの男子チームはここまでV4Rsを使用しているので、女子のこのレースひとつで断言することは出来ませんが、Y1Rsは風に強いバイクのようです。ポガチャルがこのバイクをどこで使って来るのかに注目です。女子チームの状況を観ながら、おそらく地元のUAEツアーでのデビューが濃厚だと思っています。
 



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アルメイダがリーダージャージを獲得

2025-02-08 09:08:21 | プロ・ツール
 ブエルタ・ア・ラ・コミュニタット・バレンシアナの3日目は予想通り6人の逃げで始まりました。一時は6分ものリードを築きますが、バーレーン・ヴィクトリアスとUAEチームエミレーツが追走をリードし、最も重要な1級山岳のエル・レメディオへの上りで逃げを捕まえました。

 ここから激しいバトルが始まります。最初にUAEチームエミレーツXRGのジョアン・アルメイダとバーレーン・ヴィクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴが奇襲を試みますが、下りで捕まります。残り16㎞地点でメイングループの一瞬の躊躇を捉えて、モビスターのイバン・ロメオは決定的な動きを見せます。ロメロは、あっという間にリードを20秒以上に広げました。彼の後ろでは、イネオス・グレナディアーズのトビアス・フォスが先頭に立ちますが、ロメオは賢くタイム差を図るように走り、最後の数キロでアドバンテージを維持し、先頭でゴールしました。10秒遅れの2位はバーレーン・ヴィクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴ。3位にアルメイダという結果になりました。レースリーダーのマティアス・ヴァチェクは、ステージ序盤でクラッシュに見舞われ、タイムを失ってしまいます。

 この日の結果を受けてUAEのアルメイダが総合首位となりリーダージャージを獲得します。ただ、2位のブイトラゴとの差は僅かに2秒なので、最終日まで油断は出来ません。表彰台ではリーダージャージのジッパーが閉まらないというアクシデントもありましたが、リーダージャージはアルメイダにもアシストにも高いモチベーションをもたらすはずです。ツアー・ダウンアンダーのナルバエスに続けるかに注目です。
 



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