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GIANT 2011年モデルの傾向(3) DEFYシリーズ

2010-08-16 07:32:09 | ロードバイク

 TCRの2011年モデルが上位から下位モデルまで細分化されFULLラインナップが出揃う反面、DEFYシリーズには Compositeモデルは無く、上位のADVANCEDモデルと下位のDEFY1に完全に2極化された格好です。
 しかも2011年モデルのDEFY1のコンポーネントはSHIMANOの105ではなくTiagraです。これは今年アメリカでEDITORS'CHOICEに選ばれたモデルを残した格好ですが、GIANTがコンフォート系のDIFYシリーズの下位モデルを薄くし、TCRモデルを厚目にしたことは明らかです。DEFYシリーズは今年から新たにラインナップされたコンフォート系のロードレーサーですが、クライアントのハートを射抜くことはできなかったようです。
 今年の日本のモデルでもTCRとDEFY1との価格差は2万円で大きな違いはフレームのジオメトリーとホイールなら断然DEFY1だろうと思うのですが、欧米では女性用のAVAILというモデルがあることから、男性顧客にとってDEFYシリーズは中途半端に見え、敬遠されたのかもしれません。勿論、105フル装備でオーバードライブ採用の今年のDEFY1はTCRとの価格差2万円を考えればお買い得な1品であることは間違いないと思います。ただ、それはTCRと比較するからそう思うだけで、私もそうだったようにSCR1と比較すると逆に割高感を感じてしまうのです。
 従ってSCRが世界販売となればDEFYシリーズの下位モデルの存続は難しかったことは間違いありません。ただ、日本のような自転車後進国にはDEFYシリーズのようなラインナップは必要だと思います。そういう意味ではコンポがTiagraであってもDEFYの下位モデルが残ったことは日本人にとってはプラスになると思っています。
 日本では105搭載のDEFY1の下がSORA搭載のDEFY2でTiagra搭載モデルの販売はありませんでしたが、オバードライブ採用でフォークもADVANCEDグレードなら販売価格が12万円を切ることはないと思います。オーバードライブとフォークにADVANCEDグレードを採用したTCRの2011年モデルはCOMPOSITE 2($2199)以上に限定されますから、最低でも19万円を切ることはないでしょう。そう考えるとSCR1同様、今年のDEFY1モデルも希少価値の逸品になる可能性はあります。
 勿論、日本オリジナルで新型105搭載のDEFYモデルが発売される可能性もないわけではありません。ADVANCEDモデルとALLX SLモデルの間が大きく開いてしまうので、そこを埋めるモデルが日本で発売される可能性はむしろ高いと見ています。

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