富良野から戻るとすぐにリアスプロケットを12-27Tに交換し、早速、坂トレを開始。同時に「苦手な坂を克服する」ための方法も探し始めました。そして、見つけたのが、今年限りで引退をした宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正選手がcyclesports.jpに書いていた「急がば回れ!上りには平地が効く」という練習法でした。「フロントインナー39×19Tまたは、34×17Tで85回転を1時間」走ってみようということなのですが、確かに登りでは平坦や下りと違い脚を止めることができないので、軽いギアをケイデンス80rpmを切らない程度で回し続けるというのは理想的なような気がしました。
富良野アースライドでは、無理にフロントアウターで走ってしまったことを反省し、以後、積極的にフロントインナーを使うようにしています。100kmを越えるロングライドでも前半の1時間は意図的にフロントインナーで走ったり、疲れの出る後半1時間をフロントインナーでケイデンスを落とさずに走ることをずっと心掛けています。
流石に時速30kmを越えるとフロントインナーでは厳しくなりますが、時速30km以下の速度でクルージング走行なら、フロントインナーで十分です。フロントインナーを多用するメリットは他にもあり、リアスプロケットの14Tとか15Tといったフロントアウターではほとんど使わないギアが使えることがそれです。流石に12Tや13Tではチェーンがクロスし過ぎ、チェーンに負荷がかかってしまいますが、普段めったに使わないギアを使うことで、同じギアにかかる負荷を相当に軽減することが出来、スプロケットの寿命も長くなると考えています。まぁ、あくまでも副次的な効果ですが・・・
このトレーニング法では「85rpmで1時間走った時の心拍数が150bpm」というのが目安で、最大心拍の80%で1時間走り続けることの重要性が説かれています。ロードバイクは楽に走ろうと思えばいくらでも楽に走ることができます。勿論、厳しい登りや向かい風の場合は別ですが・・・私の場合も100km越えのロングライドでは平均心拍数は120rpm代というのがほとんどです。これは最大心拍数の70%程度ということになります。
トータルでは120rpm代でも登りや向かい風になれば当然心拍数は上がります。その際にどのくらい我慢が利くのかがポイントになるのです。とりあえず、最大心拍の80%で1時間我慢ができれば、ある程度の登りもこなせるという理屈なのです。
そして7月11日。ついに厚田の壁をクリア。そして、翌週には国道231号線を厚田まで行き、厚田から道道11号線へ入り青山を抜け、道道28号線から当別へ出て帰札する120km越えを達成!!10kmを越える青山の登りに心が折れそうになりましたが、フロントインナーでひたすらマイペースを頃掛け、ケイデンスが80rpmを切るタイミングでシフトダウン。最後はリア27Tで10km/hを切る速度になり、ケイデンスも70rpmを下回りながら、とにかく脚を止めないことだけを考えて走りました。この時のサイクルコンピュータのデータは総走行距離121.52km、平均速度21.48km/h、平均ケイデンス80rpm、平均心拍136bpm、最大心拍171bpmという結果でした。
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