CAAD10に乗り始めた当初は基本ギアが変わったこともあり、とにかく速く走ろうと無理にフロントアウターに拘り続けていたのですが、富良野アースライド以降、フロントインナーを多用するようになってからは、膝の痛みも軽減し、登りもある程度こなせるようになっていました。厚田までのアップダウンや青山の長い登りをこなせるようになると、100km越えが当たり前のようになり、夏場は毎週のように100km越えのロングライドを楽しめるようになりました。
結果、7月・8月の2ヶ月で1000km以上は走り込むことができました。その集大成が8月末のショップのチャレンジライドでした。120kmの平均心拍数が何と146bpmを記録したのです。中盤に結構な登りがあり平均速度は24.2km/hとイマイチでしたが、総走行距離122.43km、実走行時間5時間3分、最高速度63.21km/h、平均ケイデンス78rpm、平均心拍146bpm、最大心拍179bpmという結果は大いに満足するものでした。
人の肉体はトレーニング次第で進化するものだということを実感する1年となりました。春先に厚田の壁や100kmの壁があったことがまるで嘘のようです。そして、体力が身に付くことでバイクの違いもある程度実感できるようになりました。9月以降、雪が降り始めるまでの間にさらに1000kmを走りました。流石に10月に入ると日の入りも早くなり、100km越えは難しくなりましたが、10月には羊蹄山一周、今月初めには洞爺湖一周のイベントに参加し、小樽方面を中心に走り続け、CAAD10での走行距離は3000kmを越えました。
10月に入り、走行距離が短くなったので、その分を30kmほどの坂トレで補いました。15kmで300mほど登るコースですが、最初は45分かかっていたのですが、10月には38分にまで短縮。上りも含めた30kmほどを1時間10分代で走ることができるようになりました。この坂トレにはTCRも使用しましたが、TCRでは小林峠の頂上まで40分を切ることができませんでした。ここに来て、ようやくCAAD10の軽さを体感することができるようになりました。特に登りでダンシングした時の推進力と、下りでの安定感は抜群です。ギア1枚分は楽に登れ、下りでのスピードも明らかに違います。
体力や脚力が伴わない状況ではバイクの違いはほとんど分らないのですが、ある程度体力や脚力がついてくると、ある程度の違いが感じられるようになります。個人的にも3000km以上CAAD10に乗って、ようやくTCRとの違いを体感できるようになったのです。しかも、CAAD10の潜在能力はまだまだありそうなのです。来年は自分の身体をもう1ランクアップさせて、新たな世界を覗いてみたいと考えているところです。
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