
次にZ2トレーニングのメリットを考えてみようと思います。Z2トレーニングの最大のメリットは「持久力の向上」と「脂肪燃焼の促進」でしょう。ただ、個人的には「継続性の高さ」を一番に挙げたいと思っています。

Z2トレーニングは最大心拍数(MHR)の60〜70%の範囲内で行うので、苦しさがほとんどありません。また、FTPの55〜75%程度の範囲では脚にかかる負荷も軽く、トレーニング後に筋肉痛で苦しむことも激減します。トレーニングが長く続けられない最大の理由は苦しさと筋肉痛なので、そのふたつが改善されるZ2トレーニングは私のような高齢者向きのトレーニング方法といえるかもしれません。勿論、長時間バイクの上にいるので、腰のハリやお尻の血流の悪化は付き物ですが、そこは30~40分に1度の休憩を入れることで対応しています。

強度の高いトレーニングは週に3回が限度でしたが、Z2を意識してからは最低でも週に4~5回、距離にして100㎞以上は走れるようになっています。高い強度のトレーニングは身体がキツイだけでなく、バイクに乗りたいという気持ちも徐々に無くなって行くのです。これは心理的な面も大きいと思っています。誰にとっても辛いと感じることを長く続けることは難しいということなのでしょう。

「持久力の向上」はZ2トレーニングによるミトコンドリアの増加が影響しているようです。 ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを生産する小器官です。Z2トレーニングにより、ミトコンドリアの数と機能が改善され、エネルギー生産効率が高まるからだそうです。
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