6日目はマイヨヴェールの行方を大きく左右するステージになりました。アルカンシエルのファンデルプールにリードアウトされるフィリップセンは最強です。今季はミラノ~サンレモでもポガチャルを下していたフィリップセンが今年もマイヨヴェール確実と見ていたのですが、このステージの結果が最後まで影響することになりました。
ファンデルプールの強力な牽引から放たれたフィリップセンの勝利は確実と思われたのですが、一昨日の落車の影響かこの日もキレを欠いているように見えました。反対側から伸びたフルーネウェーヘンに優勝をさらわれたばかりか、ファンアールトの進路を妨害したとして降着処分を受けてしまったのです。このステージでのノーポイントが最後まで響くことになるのです。
ファンデルプールの強力な牽引から放たれたフィリップセンの勝利は確実と思われたのですが、一昨日の落車の影響かこの日もキレを欠いているように見えました。反対側から伸びたフルーネウェーヘンに優勝をさらわれたばかりか、ファンアールトの進路を妨害したとして降着処分を受けてしまったのです。このステージでのノーポイントが最後まで響くことになるのです。
フィリップセンの斜行癖は有名ですが、これまでもこうした際どいシーンも少なくありませんでした。ゴール前で選手が入り乱れる中で、どこまでを進路妨害と見るかは非常に難しく、UCIにも明確な規定はありません。競馬ではJRAが明確な基準を設けていますが、時速70kmを超えるスプリントではコンマ数秒の出来事なので、これまではある程度大目に見られて来たのです。
ただ、今回のフィリップセンの降着は今後の大きな目安となるはずです。今回もワウトの抗議を受けてのものでしたが、今後はこうした抗議があった場合に、UCI側は厳しい対処をせざるを得なくなるからです。選手の安全が第一なので、ゴール前のスピードが多少落ちたとしても、選手は真直ぐに走るのは当然のことなのです。ところが、UCIはスピード優先で5kmルールを3kmルールに短縮し、よりゴール前のスピードを上げようとしているように見えるのです。
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