以前「チェーンオイル考」で自転車の注油の大切さに触れましたが、注油の前には洗車が欠かせない作業になります。特に海沿いの道を走った後はバイクの汚れが目立っていなくても、細目に洗車をしていないと潮風の影響でパーツの錆びの原因になることも少なくありません。
この国では雨ざらしのママチャリが当たり前のようになり、汚れは雨が洗い流してくれると考えている人も少なくないのでしょう。ただ、酸性雨が多くなり、雨ざらしの自転車は確実に錆びて行きます。錆びの原因は酸化だからです。
この国では雨ざらしのママチャリが当たり前のようになり、汚れは雨が洗い流してくれると考えている人も少なくないのでしょう。ただ、酸性雨が多くなり、雨ざらしの自転車は確実に錆びて行きます。錆びの原因は酸化だからです。
私はロードバイクに乗り始めた頃、ショップでの洗車講習会を受け、ワコーズのフィルタークリナーを使うことが多くなっていたのです。ショップの店長がメカニックとしてツールド北海道に参加していることもあり、最初に教わった洗車方法がフィルタークリナーを刷毛を使ってバイクに塗り、後は水をかけて洗い流すだけという至ってシンプルなものでした。これはレースの現場で効率よくバイクを洗車する実践的な方法のようです。
これだとフレームの汚れは勿論、コンポやチェーン、スプロケットの隙間に入り込んだ油汚れまで綺麗に洗い流せるので、非情に便利な方法でした。ただ、戸建てからマンションに引っ越してからは、水道水で勢いよく荒い流すことが不可能になり、洗車後のフィルタークリーナーの匂いが気になるようになり、パーツやスプロケットの隙間汚れに限定して使うようになりました。
水道水を使って勢いよく荒い流せるのならフィルタークリーナーを使うのが一番確実で、綺麗になります。ひとつ注意するとすれば、BBやハブ周りは避けることです。フィルタークリーナーがBBやハブの中に入り込むとベアリングをシールしているグリス等も溶かしてしまうからです。
この方法はプロ仕様でBB交換なども自分で出来る事が前提の方法なので、初めての方はBBはホイール周りは避けることをお勧めします。ただ、リアディレイラーやブレーキマウントの隙間に入り込んだ油汚れなどを落とすのには、フィルタークリナーを刷毛で塗る方法は非常に効果的です。フィルタークリーナーも色々なメーカーが出しているのですが、値段は高いのですがワコーズの製品が一番効果がありました。
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