相変わらず道の真ん中には、熊の糞。ハエがたかっていたので、比較的新しそうです。
６月１７に以来の山です。仕事が非常に忙しくて、山に行けませんでした。結局今年は、タケノコ（根曲がり竹です）も、行者ニンニクも採りに行けませんでした。こういう年も、そうはないでしょうから、（来年は時間も取れると思うんですが・・・）今年は我慢です。
この木にタモギタケが出ているはずです。遠見ですが、根元に黄色い物がチラチラと見えています。期待が膨らみました。やぶを掻き分けて行くので、長靴にツナギ、手袋で完全武装。鉈を腰にぶら下げて、車のステレオの音量を一杯にして、陽水の曲をガンガンにかけて（熊よけです）拍手を打つと、山に分け入りました。と言っても１０メートルくらいの崖を上るだけなんですけど・・・。
近づくと、濃い黄色のタモギタケが見えました。形は良いが・・・でかい！駄目・・・でかすぎ。老菌に近い感じです。タモギタケは、それでなくても虫のつきやすいキノコで、老菌になると、茎などを虫が食い荒らしてスカスカになって、エキスも吸われて、旨みも無くなってしまいます。
鎌の大きさと比べると、キノコ一つずつの大きさが分ると思いますが、こんなのが何十個と有りました。すでに朽ちて茶色に溶けたものも沢山有ったので、全てというと、何十キロという単位の収量がありそうです。
幼菌という感じのをカゴに一つとってきました。２キロ分くらいですが、帰って見ると、やはり虫の入ったタモギタケが約半分。妻が虫は嫌いなので、それらは廃棄処分。残りのうち、もっとも良さそうな塊２つを、いつもお世話になっているお向かいのお宅に、残りを虫出しの塩水につけて、さっと湯がいて、冷凍しました。近いうちに味噌汁で頂きます。
