ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

ゆり根

2011-11-29 23:12:53 | 料理
                    

 妻が昨日の果樹の冬囲いのついでに、ユリ根を掘り出しました。すっかり忘れていたのですが、一応夏に花の蕾を摘んでいたので、ユリ根はまずまずの大きさになっていました。何年か前に誰かから頂いて、プランターに植えて、ま~毎年花を摘んで、根っこが小さくなるのは防いでいたのですが、かといって肥料をやるでなし、単にほったらかしていただけなのですが、沢山の子供を従えてまずまずの大きさになっていました。

 昔、菓子問屋の営業マンだった頃、岩見沢市のお得意さん(今はコンビニになっています)から、立派なユリ根を3個頂きました。勿論すぐ食べられるユリ根でしたし、お店のご主人もその積もりでくれたのですが、当時の私は、ご飯の炊き方はおろか、研ぎ方も知りませんでしたし、妻も当時新婚で料理のレパートリーもほとんどなく、ユリ根をどう食べるかも分かりませんでした。

 唯一知っていたのは、茶碗蒸しの中に入っていることでしたが、如何せん、妻は茶碗蒸しが作れませんで・・・、結局岩見沢のご主人に電話で聞くと、「すぐ食べないのなら、土に埋めておけば、いつでも食べられるから」という言に従って、庭の花壇に植えたのでした。

 その時ご主人は、もう一つ大事な事を教えてくれていました。「花を咲かせてはいけない。食用なのだから、花が咲く前に蕾を摘むように。」と・・・、ところが、ついつい忘れて、毎年、かわいいユリの花を眺めてしまいまして、何年か後には、ついには花も咲かなくなり、引越しの時、ユリ根を移植しようとしたら、赤ちゃんのような大きさに小さくなっていました。

 ま~そんなんで、ユリ根は我家向きではなかったのですが、何年か前に、多分真狩の知り合いだと思うのですが、やはりユリ根を10個くらい頂きまして、それは、前のから比べると、随分小さかったのですが、「2.3年で大きくなる。」と言われてプランターに植えていました。

 今回掘って出てきたのは、確かに大きくはなっていましたが、前に頂いた物に比べるとやはり小さく、締まっていないというか、固まっていませんでした。先日テレビでゆり根農家が取り上げられていて、その時栽培に関していっていたのは、「毎年、植え替える」という事でした。我家は植えっぱなし。これじゃね~、やはり我家向きではないような・・・。

 ゆり根は下処理も大変で、一枚一枚きれいにしていくのは根気のいる作業で、私には向いていません。という事で、こういう作業は妻向きというか、妻が一手に頑張ってくれました。

 で、料理は私が担当。ゆり根をボイルして玉子焼きに入れて一品。ゆり根と桜海老の掻き揚げで一品。と、今日はこんなんでした。本当は茶碗蒸しを作りたいのですが、2人前では出しの量が中途半端で・・・、茶碗蒸しは、今は私の得意料理なのですが、下処理と、下ごしらえがとても大事なので、中々その気にならないと、作る気になりません。ゆり根は冷凍して、正月に茶碗蒸しを作ろうと思います。

 ゆり根は熱を加えると、独特の甘さが出てきて美味しいですね。北海道では、真狩が多分、ゆり根の作付けが、一番ではないかと思います。日本一かもしれません。そして岩見沢の特産品でもあります。是非、ご賞味下さい。
                   

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