11月11日(水曜日)13時30分より金沢市の県文教会館で
開催された県高P連研究大会の記念講演において、
ハンガリー生まれのユダヤ人であり、数学者で大道芸人の
ピーター・フランクルさんによる「人生を楽しくする方程式」を
演題とする大変示唆に富んだご講演をお伺いしました。
興味深かったお話を何点かご紹介させていただきます。
◇私が初めて来日したころの日本人は、とっても好奇心が旺盛で、
人への関心が強かった(しかし最近はだんだん内向きになっている)。
人間、好奇心がなくなれば老人。いろんなものの中に宝を拾おうという
意識を持つと人生は楽しくなる。「KEEP YOUR HEART OPEN
(心の門戸を開いておこう!!)」
◇人生で大切なのは、結果ではなく過程(プロセス)である。アメリカ人が
結果主義であるのに対し、日本人の人を判断する基準はその過程であった。
日本は寅さんが敬愛される素晴らしい社会。ただ勝つのではなく、その勝ち方
にこだわる(例:〇〇道)考え方は西洋に勝るものである。
◇子どもにとって、自分に一番合った学習法を探す手伝いをしてほしい。
これからの時代は専門性が要求される。専門性を身につける時に必要なのは
時間。ドイツ人は時間の使い方にとっても厳しく、遊びと仕事を厳格に分け、
メリハリのある人生を送っている。日本の学校は学習と部活(スポーツ)を
しっかりと分ける工夫を。
◇自らの人生は自分が主人公(ACTIVE)であるべき。他の人はボクの人生の
主人公ではない!!大切なのはTVに出ている人ではなく、双方向的関係性を持つ
隣人や仲間。仲間との時間を大切に!!
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