人というのは、自分の中にあることしか相手の中に見いだせないものだ。
たとえば、他人の優しさがわかるひとは、その人自身が優しい人だ。
逆に、他人のことをセコいなんのととやかく言う人間は、実は、自分のほうがずっとセコかったりもする。
相手の中に何か素敵なところを見出すとき、同時に自分の中にもそれが生まれるんだ。
だから、相手の中に多くの素敵なものを見つけ出すし、それを育てていくことは、あなた自身の中にも同じものを産み出し、育てていることに他ならない。
岸 英光 著
『働く男子のルール』
明日香出版 より
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