当時、わたしは学生でした。
号外やニュース速報で犠牲者の数がみるみる増えていくのを知る度に怖くなったのを覚えています。
何かしたいと思いながら、何も出来なかった自分の無力さやもどかしさを感じていました。
そうして時が過ぎ、毎年追悼イベントが行われている事を知りました。
でも、わたしは一度も参加しませんでした。
阪神淡路大震災を他人事だとしていたことを
、自分が東日本大震災を体験した後にようやく知りました。
自分が体験した事を「忘れない」事はきっと誰に出来ると思いますが、遠くに居る誰かが体験した辛さを「忘れない」事は、もしかしたら容易ではないのかもしれません。
東日本大震災ですら2年近く経過した今、遠隔地では既に過去の出来事になり、風化しつつあります。
風化させないということは、今後またどこかで大きな災害が起きた時に、自分自身や大切な人を救うことに繋がるのではないでしょうか。
「忘れない」とはつまり、そういうことなのかと思います。
今なお、時が止まったままの人々は沢山います。
今ここにある自分の命が沢山の命の上に成り立っているということを、わたしは忘れたくありません。
そして、寄り添う気持ちを思いのままに留まらせずに、行動することによって存在させることが、どれだけ多くの被災者やご遺族、また、大切な人々の励ましになるかを、わたし自身が震災を体験して学びました。
いずれ東日本大震災もこのように未来へと継がれて行くことでしょう・・・。
18年前の今日、阪神淡路大震災が起きました。
黙祷。
†MARIKA†
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