Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『東北地方太平洋沖地震』からの復興の「陰」と「光」

2011-03-24 23:59:59 | 社会


読者の皆様、こんばんは。

管理人の、Danchoです。


今回の「東北地方太平洋沖地震」…犠牲になられた皆様の数が、一人、また一人と、増えていきます。23日の朝日新聞の朝刊では、遂に9099人に達したと載っています。

とても悲しくなります…。

犠牲になられた皆様のご冥福を、謹んでお祈り申し上げます。

そして、福島県の福島第一原子力発電所…依然としてシビアな状況です。

海外では、国際原子力事象評価尺度(INES)でレベル6または7に相当する程…と報じている様です。実際、日本では、レベル4から、レベル5に引き上げられてしまっています。

避難生活を余儀なくされいる状況にある皆様に対して、謹んでお見舞い申し上げます。


更新の日付は、明日3月24日としていますが、只今、3月23日、21時30分頃です。

今日も、無事に新たな1日を迎え、ここまでつつがなく過ごせた事に、先ずは感謝です。

一方で、今日に日付が変わっても、緊迫感は増すばかり…。

昨日22日、関東北部や福島県産の原乳や葉物野菜に、出荷停止の指示が出る等、深刻化し、懸念された「風評被害」が現実化しています。

出荷制限対象 ホウレンソウ取り扱い店 撤去、回収に大わらわ(産経新聞) - goo ニュース

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 原子力災害対策特別措置法に基づき、福島、茨城、栃木、群馬4県の農畜産物が出荷制限の対象となったのを受け、都内でも22日、スーパーや生協は店頭から撤去したり、宅配分を回収するなど対応に追われた。

 大手スーパー「西友」(北区)は22日早朝、全店の店頭にある4県産の農畜産物の撤去を指示。午前10時の開店までに撤去を完了した。同社広報室によると「お客さんが産地を確認してホウレンソウを購入している」が、過剰な買い控えなどはないとしている。

 「東都生協」(世田谷区)は21日、自主的に行っている残留放射能測定検査で、栃木県産のカキナから食品衛生法の暫定基準を上回る放射性ヨウ素などを検出、宅配した家庭に電話で連絡し回収した。

 22日から東都生協への入荷はストップし、購入希望の家庭には他県産を配達するよう手配している。

 同生協は1986年のチェルノブイリ事故を受け、88年から残留放射能測定器で、自主的にモニタリングしている。

 放射性ヨウ素の自主検査で茨城県産のホウレンソウは16日に47ベクレル、17日は0(ゼロ)ベクレルと、いずれも暫定基準値2千ベクレルを下回った。

 同生協は「基準値を下回っていたが、行政の指示でやむなく止めている。同じ県産でも地域によって数値にばらつきがある」と指摘。今後は風評被害を防止するため、自主検査結果を産地や他生協などに提供しながら「安全性が確保された農畜産物の早期出荷を、必要に応じて行政に働きかけたい」とした。

 豊島区南長崎の青果店「熊谷青果」によると、同店が仕入れているホウレンソウは主に埼玉、千葉県産だという。それ以外の野菜についても「鹿児島、熊本、宮崎、高知などからの入荷が中心で、震災の影響は少ない」として、心配しなくてもいいはずだと話していた。

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確かに、西日本産の野菜って結構多いし、仮に、極微量ながら、放射性物質に汚染された野菜を摂取しても(当然ながら、調理前に洗浄する事は言うまでもありません)、直ちに健康を害する検出量ではないのですから、取り上げる私も、実は責任の一端を担っているのかもしれませんが、政府の発表や、マスコミの報道も、もう少し何とかならないものか…と思います。

そんな「風評被害」は、どうも山口県にも及んでおり、昨日22日も、今日23日も、コンビニエンスストアのブランドで販売している、比較的安価な牛乳が、陳列棚から消えています。
以前確認したところ、「岡山県産」であるので(恐らく「ジャージー牛」の飼育が盛んな、蒜山高原辺りが産地なのでしょう)、全く問題ない筈ですが、「買い溜め」に走っているのか、それとも、こちらの分を東日本に運んでいるかは不明ながら、ちょっと考えられないですね。

ところが、そこにたたみかけるように、今度は東京都葛飾区内の浄水場からも、放射性物質が検出されてしまっています。

都内の浄水場から放射性ヨウ素 乳児飲用に適さぬ濃度(朝日新聞) - goo ニュース

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東京都は23日、金町浄水場(葛飾区)の水道水から1リットルあたり210ベクレルの放射性ヨウ素を検出したと発表した。乳児の飲み水についての国の指標の2倍を超えるため、同浄水場から給水している東京23区と多摩地域の5市を対象に、乳児に水道水を与えるのを控えるよう呼びかけている。

 ほぼ全域が、金町浄水場と同じ利根川水系から取水している千葉県も同日、県全域に同様の呼びかけをすることを決めた。

 都の対象は23区の全域と武蔵野、三鷹、町田、多摩、稲城の5市。都は「指標は長期にわたり飲んだ場合の健康への影響を考慮して設定されており、代わりの飲み水が確保できない場合、長期間飲むのでなければ飲んでも差し支えない」と冷静な対応を求めている。

 厚生労働省によると、母親が飲んでも母乳や胎児への影響はなく、入浴など生活用水としての利用にも問題はないという。

 東日本大震災を受け、都は21日の降雨の影響を調べるため、22日午前9時に同浄水場からサンプルを採取。23日午前11時ごろに指標を超える値を検出したと報告を受けた。同日午前9時のサンプルでも190ベクレルを検出した。都は「21日の雨で大気中の放射性物質が溶け込んだため、濃度が上がったのではないか」とみている。サンプル検出から発表まで24時間以上かかったことについては「最大限早く対応した。発表が遅れたとは考えていない」としている。

 放射性ヨウ素が体内に入ると、甲状腺がんなどの原因になることがある。原子力安全委員会は飲料水について、1リットルあたり300ベクレルの指標を定めている。だが、子どもは甲状腺にたまりやすいため、厚労省は粉ミルクを溶かすなどして乳児に摂取させる際に、1リットルあたり100ベクレルを超える水を使わないよう呼びかけている。

 都は18日以降、水道の蛇口から出る水の分析を新宿区の施設で続けていたが、放射性ヨウ素は人体に影響のない微量が検出されただけだったという。

 農林水産省は製造や流通、市場の各団体に対し、「食品加工などの際に都の水道水を使うことは問題がない」として、冷静な対応を求める文書を23日中にも出す。

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正直、これは、ライフラインに直結する問題で、痛打ではありますが、放射性ヨウ素(ヨウ素131)の半減期は8日と短いので、冷静な対処が求められるでしょう。
何人たりとも、原子力発電所にダメージを与えようとしてこうなった訳ではなく、想像を超えた「自然の脅威」が成した事なので、「喰いとめる」側の皆様には、その「ミッション」を達成すべく頑張って欲しいですし、受身である私達も、「ガード」に余念がない様に生活を営むこと…これをしっかりやる事でしょうね。


暗い話ばかりしていると、どんどん暗くなるので、少し「希望」が持て、「光」が見える様な話題へ…。


20日の、宮城県石巻市門脇町のがれきの下から、2人を救助した…というニュース。

日本中の、いや、世界中の皆様の「祈り」が通じた結果ですよね。

石巻がれきの下から2人を救助(読売新聞) - goo ニュース

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 宮城県警に入った連絡によると、同県石巻市門脇町で20日午後、80歳女性と16歳男性が、がれきの下から見つかり、救助要請があった。

 午後4時7分に発見され、2人とも意識があるという。

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私達が「生きる」っていう事も「当たり前」ではないのだから、一般に言われる「72時間」という「タイムリミット」も、もはや無意味な線引…これを痛感しました。

「信は力なり」…それが「常識」をも覆す、大きな力に変わるのだと。

だからこそ、気持ちをより強く持って、祈る事が、諦めない事が大切なのだと、改めて学びましたね。



その救出された、阿部 任 さん。
翌日の朝食を完食する等、順調に回復なさっている様です。嬉しいですね。


そして、今日23日から、阪神甲子園球場で、第83回選抜高校野球大会が開幕しました。

春のセンバツが開幕、地震犠牲者へ黙とう(読売新聞) - goo ニュース

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 第83回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)が23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。

 東日本巨大地震の被災者に配慮し、開会式は例年の入場行進を取りやめるなど簡素化された。

 開会式では冒頭、サイレンが鳴り響く中、選手や観客が地震の犠牲者へ黙とう。外野バックスクリーン前に出場32校の選手が左肩に喪章をつけて集合、昨年の優勝、準優勝校に続いて、南から順に内野まで歩いて整列した。ポップスグループ「いきものがかり」のヒット曲「ありがとう」を編曲した行進曲も、ブラスバンドの演奏ではなくCDが使われ、地元が大きな被害を受けた東北(宮城)や 水城 ( すいじょう ) (茨城)の校名がアナウンスされると、約1万2000人の観衆から、ひときわ大きな拍手が湧いた。

 続いて、 創志 ( そうし ) 学園(岡山)の野山慎介主将が「今、地震で多くの尊い命が奪われ、悲しみでいっぱいです。私たちに今できること。それはこの大会で精いっぱい元気を出して戦うことです。頑張ろう日本。生かされている命に感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います」と選手宣誓した。

 大会中は球場内に募金箱が設置され、入場料の一部も義援金として被災地に送られる。甲子園入りが最後になった東北は、第6日第1試合で大垣日大(岐阜)と対戦する。

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敢えて、トップに画像を持ってきましたが、被災地から出場の、宮城県私立東北高等学校の選手の皆様も、元気よく、しかし、被災地の思いを抱きながら、厳粛な面持ちで入場しました。

選手の皆様が、無心で白球を追う姿、ダイヤモンドを疾走する姿…被災地で苦しい思いをなさっている皆様だけでなく、日本の皆様を勇気付けること、私は確信しています。試合に勝っても、負けてしまっても、精一杯、悔いがない様に、頑張って下さい。


ちょっと話が逸れない様で逸れる気がしますが、ちょっとだけ触れておきます。

本件は、埼玉県私立 立教新座中学校・高等学校の渡辺校長先生の、力強い教育現場からの、卒業生へ向けた餞のメッセージの件(拙ブログの『大海原を見る自由』と題した拙稿で紹介済みです)をご教示下さった、埼玉県六校応援団連盟の加盟校の後輩から、やはりご教示頂いた事です。

恥ずかしながら、今まで、本件を知らずに過ごしてきました…。

以前の私には、「全く」と言って良いほど、自分の事で精一杯になりすぎて、「余裕」がなさ過ぎました。ダメですね。

しかし、色々な面でプレッシャーは感じながら、特に直近の1年間は、どこかそれを「楽しむ」感覚があり、色々な事を勉強できた気がしています。ほんの少しですが、自分に自信がついた気がしています。

今回の、「東北地方太平洋沖地震」も、その一助には当然なっています。

なので、「覚書」として触れておきます。


未だに記憶に新しい、「新潟県中越地震」。

母親と、幼い男女の兄弟が乗っていた自家用車(ワンボックスカーという記憶があります)が、突然のがけ崩れで、自家用車ごと、がれきの下敷きになりましたが、当時3歳の男児が、ハイパーレスキュー隊の救助によって救出されて、全国規模で感動を呼んだと思います。読者の皆様、憶えていらっしますでしょうか。

実は、その時の、男児を抱きかかえて救出したハイパーレスキュー隊の隊員…敢えて名前は出しませんが、私や、本件をご教示下さった後輩と同じ、埼玉県六校応援団連盟加盟校のOBだったのです。
(私から見た場合は、7歳下の後輩に当たり、本件をご紹介頂いた後輩から見た場合は、1歳上の先輩に当たります。ご興味がおありの読者の皆様、こちらから記事を閲覧できます。)

私が調べた限りでは、現在は、「元」ハイパーレスキュー隊隊員…となっていましたので、今回の大震災で、出動しているかどうかは不明です。

しかし、こうした大きな災害で被災した現場の最前線で、人命救助に携わっていたとは…。

感動も覚えたし、「埼玉県六校応援団連盟」という学生組織は、間違いなく全国に誇れる程、本当に尊い事を思い知ったし、その1校のOBであること、そして、この様な、たくさんの素晴らしい後輩に恵まれた事、誇りに思いますし、感謝しています。

私は、本当に、幸せ者です。
この今の気持ちを決して忘れず、後輩達に恥じない様、精一杯頑張りたい…強く思った次第です。


「明けない夜」はありません。
必ず「春」はやってきます。
今日も、通勤途中にある、路肩の傍の菜の花畑で、咲き誇る菜の花の香り…心地良かったです。

だからこそ、希望を胸に、インテルで大活躍中の長友選手の様に、拳を天高らかに突きあげ、心を一つにして、少しずつですが、前に進み始めてはいる、「復興」という二文字…これを必ず実現させるという強い気持ちを持って、皆様と一緒に頑張ります!。


末筆ながら、未だ行方不明になられている皆様のご無事を、願って止みません。そして、拙文であります事、ご容赦下さい。お詫びも申し上げます。

長くなり、まとまりがありませんが、では…。

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