2019年の記録
やはり紅葉は、赤が紅葉らしくて、僕は好きだ。
桐生市は、群馬県の東部にある織物で有名な街、ご存知の方も多いと思う。一方、みどり市は、新田郡笠懸町、山田郡大間々町、勢多郡東村のいわゆる平成の大合併で誕生した。市民には、申し訳ないが、取ってつけたような、どこにあるのかもわからないありきたりの地名だ。
近隣で紅葉が見られて、でも、あまり有名でなく、混雑していないところといった、ちょっと失礼な理由から白羽の矢を立てて行ったのが、渡良瀬川中流にある高津峡である。確かに渋滞も、人混みもなく、のんびりと紅葉狩りができた。
桐生は、旧市街は、雰囲気の良い古い町並みが残る。また、渡良瀬川の支流・桐生川の源流林は、苔の美しい渓谷があり、僕は何度も通っている。(源流林の紅葉は、すでに終わっている。) 今回は、今まで寄ることなかった群馬大学工学部同窓記念会館(旧桐生高等染織学校本館・講堂)に寄った。
大学構内にある現存・現役の近代建築は少なくないのだが、コロナ禍では、大学敷地内への入場制限があり、結果的には、今のところ最後の大学構内近代建築訪問になったと共に2019年最後の記録写真である。
旅は続く