Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/東京散策倶楽部 第19回

2022-06-20 22:25:03 | 旅行

2022年の記録

前回に続き“外国の街を散策したい願望”に従い5月末に異国感じられる東京を散策した時の記録。

 

 

見せるために造られた街角であっても、良いと思ったものは、素直に受けいれる。

 

 

自由が丘は、都内でも僕にとっては最も疎遠なおしゃれな街である。東京ジャーミー、カトリック赤羽教会は、日常的に訪問する宗教施設である。

 

 

東京都目黒区自由が丘にあるラ・ヴィータは、水の都ベネチアの街を再現したスポット。ラ・ヴィータとはイタリア語で「生命」「人生」を意味する。レンガ造りの洋館や運河に浮かぶゴンドラ、グレーの石畳がある。

思っていたよりもこじんまりしていた。早朝に訪問した甲斐あって、人混みはなく、良い写真が撮れた。

 

 

東京ジャーミーは、東洋一美しいモスクといわれる宗教施設であるとともに日本ある“トルコ飛地”。ウクライナ戦争で、存在感をアピールするトルコであるが、ここ東京ジャーミーは、純粋にイスラムの正しい理解を広める目的とともに東京のイスラム教徒の拠り所でもある。

白亜のモスクは、青空に映え美しい。モスクの中に入ると、ひんやりと涼しく(エアコン完備)、清潔な絨毯にあお向けに寝て美しい装飾の天井を眺めていると、僕の心をサラーム(平安)にしてくれる。

 

 

ワラビスタンに最も近いカソリック教会(イエズス会系)が、カソリック赤羽教会(正式名称: 被昇天の聖母カトリック赤羽教会)。聖堂は1951年(昭和26年)である。

 

 

【メモ】

「日本経済再興の切り札は投資」みたいな言説が流布されているが、正直なところ、危うく感じる。

 

多くの日本人は、「額に汗する労働」への尊敬を過度に叩き込まれている。「士農工商」の最下位に位置づけられた「商」も「農工」と比較すると「汗する労働」から遠く、両替商は、しばしば悪者として、時代劇に登場する。欧州カソリック社会も同じで、カソリック教徒は金融業を禁止され、非カソリックのユダヤ人の多くが、金融業に従事していた。そのため、ユダヤ人は、排斥の対象にされた。

 

素人の資産形成のための投資の基本は、「長期、分散」である。世界の経済成長が継続することを前提にすれば、長期分散投資のリスクは限りなくゼロだ。

問題は、「長期」である。銀行の定期預金は、1年、3年、5年、10年といったところだ。それに対し、投資リスクを限りなくゼロする「長期」とは、10年以上である。その間には、景気や為替変動で、元本割れになることもある。それでも、動揺することなく、放置できる胆力が必要なのだが、その説明がない。銀行預金が、元本割れすることはないので、決定的に違う。

 

本業、副業を問わず投資を業とする人の投資は、ハイリスク・ハイリターンである。短期間に売買を繰り返さなくては、ハイリターンとならない。素人の資産形成投資とは、まったく別物だが、その点の解説もない。

 

僕は投資を否定しないが、「放置できる胆力」なしにプロを真似て、景気や為替の変動で、株式や債券をバタバタと売買を繰り返して、散財する人が現れるのが心配だ。

 

 

旅は続く