Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

美麗的日本和我 (美しい日本と僕)/東京散策倶楽部 第22回

2022-10-23 17:48:37 | 旅行

2022年の記録

10月に入り、晴天の土曜日に都内を散策した時の記録

30年ほど前のオールドレンズを久しぶりに使いたくなり、一部を除きタムロンSP 28mmF3.5で撮影。

 

 

スクラッチタイルの外壁が美しい旧前田本邸洋館。

 

 

今回の訪問先は、いずれも2回以上訪問しているところ。あまり効率を考えず、気の向くままに散策した。

 

 

カトリック碑文谷教会の江戸のサンタ・マリア聖堂は、1954年にサレジオ会によって献堂、ロマネスク様式の白を基調とした美しい聖堂である。(歴史的建造物ではない)

カトリック教会であるが、積極的に結婚式プランを提案し、1985年、神田正輝と松田聖子が挙式をしている。(敬虔ではないが、カソリック教徒の僕は、カソリック教会の神様の前で、永遠の愛を誓い、「離婚って何よ?」 と、むかしの話だが、突っ込みたい気持ち。)

 

 

旧前田本邸洋館は、前田利為の本邸として1929年(昭和4年)に竣工。建築様式はイギリス・チューダー様式で、関東大震災後の設計であるため鉄筋コンクリート造とし、外壁を当時流行していたスクラッチタイルで仕上げている。和館も併設されているが、僕の興味の対象外でスルーした。なお、2013年に洋館、和館を含む建造物8棟と土地が「旧前田家本邸」の名称で国の重要文化財に指定された。

 

 

旧前田家本邸に隣接して前田財団の事務局建築物がある。本邸と同様のスクラッチタイルの外壁となっている。本邸より味のある外観、興味が湧くが、公開されていないため金網越しに“盗撮”することになった。正規に撮影許可を得て、内部も含めて、拝見したいものである。

 

 

すでにレギュラーになった日本にある“トルコ飛地”東京ジャーミイ。ミナレットを備えたモスクの背後に広がる紺碧の空は、本土・トルコの空に繋がる。

 

 

1919年(大正8年)に古河財閥の古河虎之助男爵の邸宅として現在の形(洋館、西洋庭園、日本庭園)に整えられた。洋館は、スレート葺き屋根、煉瓦造の躯体を、黒々とした真鶴産の本小松石(安山岩)の野面積みで覆っている。現在は国有財産であり、東京都が借り受けて一般公開している。(訪問した10月1日は、無料公開日)

 

 

【メモ】

円安が止まらない、僕の予想だと、1ドル150円前後が天井か?(※個人的予想です。) アメリカは、金利を上げる。一方の日本は、ゼロ金利政策続行、これじゃァ、円安が進行する訳だと、納得していたが、大間違いかもしれない。「通貨安とは、その国に国力、魅力がない」ことが、本来だろう。そう、日本の国力、魅力が、低下しているのだ。日本にいると、それを忘れてしまう。

 

コロナ禍を通じて、世界は、日本の脆弱を再確認したのだと思う。Made in Japan といっても、外国から部品が入らず生産が止まる製造業、外国人労働者が帰国すると作付けできなくなる農業・・・・・・。

 

不景気になると、政府は、雇用調整金を支給する。雇用は守られるが、退場すべき企業も延命する。その結果、イノベーションが抑制され、安定の代償として、社会の緩やかな衰退が始まる。この繰り返しを見た世界は、日本社会を見限ったのかもしれない。

 

原価が上昇しても身銭を削って価格転嫁を抑制する、上質のサービスを低賃金で提供する労働力。円安で加速するインバウンドで、訪日旅行者の餌食になる日本。大航海時代の繁栄したスペイン、ポルトガルのように日本もアジアの田舎に還るのだろうか。

 

 

(10月23日、中国の今後5年間の体制が発表された。そのメモは次回に。)

 

 

旅は続く