「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【寄稿】「3/6オール埼玉 1万人総行動 鐘塚公園」で1万人が声を上げた!

2016-03-20 23:59:28 | 参加報告


<管理人より>
 「生協九条の会・埼玉」の大友弘巳さんが「3・6写真ニュース」を転送してくださいました。転載してご紹介いたします。

【寄稿】「3/6オール埼玉 1万人総行動 鐘塚公園」のご報告(2016/03/06)

 3月6日、「生協九条の会・埼玉」も結集する「安保関連法」廃止!集団的自衛権行使容認「閣議決定」撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会が主催する「安保関連法廃止!立憲主義を取り戻す3・6オール埼玉 総行動」が行われた。JR大宮駅西口からソニックシティへ向かうデッキにも鈴なり、会場になった鐘塚公園まで10100人の参加者がぎっしり埋めました。



 この行動で画期的なことは、「連合埼玉」(連合)と「埼労連」(全労連)が初めて後援団体とになったことです。昨年までは両者とも集会での発言はしてくれていたけれど、大きな前進です。若者やママさん、市民の声が背中を押す大きな力となったのだと思います。
 集会には、民主、共産、社民から国会議員、生活から埼玉県責任者が参加、維新からは連帯のアピールが寄せられました。「市民連合」の中野晃一さんが「参院選で埼玉県は定数3のうち野党2議席を」と呼びかけると、参加者たちから「そうだ!!」と大歓声が湧き上がりました。
 集会後は、3コースに分かれてパレードを実施。政党代表もパレードに一緒に並んで参加しました。



 幹事団体には埼玉県生活協同組合連合会も加わっていて、「生活クラブ埼玉」のHPのニュ-ス記事にも案内がありました。

 オール埼玉実行委員会では、5/29(日)北浦和公園での1万人集会・大パレードを実施するとのことです。埼玉近郊の方はオール埼玉の行動への参加もご検討ください。

「オール埼玉総行動」のHP→こちら
「オール埼玉総行動」のFacebook→こちら
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【参加の呼びかけ】「戦争法廃止・安倍政権の暴走を許さない3.19総がかり日比谷大集会」

2016-03-15 23:59:17 | 参加のよびかけ


<管理人より発信>
【参加の呼びかけ】「戦争法廃止・安倍政権の暴走を許さない3.19総がかり日比谷大集会」

日時:3月19日(土)13:30~(12:00開場)
場所:日比谷野外音楽堂、集会後銀座パレード
内容:13:00~プレ企画14:30~銀座パレードなど。(詳細確定後に再度事前案内)
主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

11:30頃までに日比谷野音入口付近で生協だれでも9条ネットワークの幟旗を立てて待機します。参加可能な方は是非ご一緒しましょう。

※チラシ画像は、こちらのブログ記事からいただくことができます。
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【参加報告】3/12(土)中野晃一さんの講演「民主主義の再生と新たな政治参加への希望」

2016-03-12 23:59:50 | 参加報告


3/12全国消費者大会での中野晃一さんの講演「民主主義の再生と新たな政治参加への希望」

<K.Mより発信>
 全国消費者大会の2日目、午前中の全体会で上智大学教授の中野晃一さんが「民主主義の再生と新たな政治参加への希望」というテーマで講演されたのを聞いてきた。会場のプラザエフ地下2階のクラルテを150人が埋めつくして熱気にあふれた。
以下、レジュメとメモより作成。

 私はバブル期の学生で哲学とか文学をやっていた青年で、デモなどしたことがなかったのに何故今みたいになったかというと、今はどうみてもおかしいし、息子(8歳)の世代にこのままの社会を渡したくないと思ったから。日弁連だって高村、稲田や橋下までいる強制加入組織なのに安保法制に反対しているのは弁護士は社会正義の促進と人権の擁護の責務があると弁護士法で決まっているから。戦争法ということに批判はあるが、先に政権側があんなものを「平和と安全のため・・・」とズーズーしく言ったことに対してだからこれくらい言っていい。

安保法制の問題点
①立憲主義からの論点:人権の前に個人の精神や身体までを含む広い所有権(プロパティー)の概念があり、侵害は絶対王政権力であっても許されないし守るためにはむかうことが許され、権力にタガをはめないと社会のためにならないということで憲法が生れてきた。米軍と少数メンバーによるNSCを常設し秘密保護法、集団的自衛権解禁のセットはクーデター。

②民主主義からの論点:日本はずっと官尊民卑の国であり、民主党政権が官僚を叩きすぎて失敗し、信頼を取り戻せていない。かつて問題になった「政官業癒着」「天下り」は復活して話題にすらならない。官僚側は、自分たちにたてつくような民主党への政権交代は二度と許さないし、そのためには知力体力胆力全てに問題があっても祖父ちゃんを超えたいというコンプレックスがある安倍をうまく使っていく戦略。特に外務・経産・警察官僚が「国威発揚」で中国に馬鹿にされない、アメリカにも認められる国をめざしている。
 現在は小選挙区制のつくる「少数者支配」の状態。一票の格差解消をやるとしたら2020年と言っていて、アダムズ方式の論議は目くらまし。原発があるのは参議院の一人区というのも象徴的。

③安全保障面での論点:この議論をしなかったのが大きな問題。中国が脅威というがGNPが日本の2倍3倍になる国と戦争をやっちゃいけない。官邸で防衛官僚だった柳澤協二も短期的には守れるが長期的には勝てないと言っている。原発を海岸線沿いに並べていることも危険極まりない。
 今は日本の方がモラル的に有利であり、外交努力が絶対大事なのにアメリカの戦争協力要請を受けて派兵するようになれば国際世論の味方を得られなくなる。アメリカは自らの利益しか考えないドライな国であり尖閣のために助けてくれると思うのは「お花畑」。

新しい市民運動の広がり:従来の社会運動はないがしろにされる少数派の人(マイノリティ)が声を上げるものでコワイ人、触らぬ神に祟りなしと思われた。それが大きく変化したのが3.11後の脱原発運動でそれまでは加害者の側だったのに一転して被害者になって声を上げることになった。安保法制で木曜日に国会前の抗議行動に従来から頑張ってきた人たちが党派を超えて市民運動と一緒にやる場ができた。

触媒・起爆剤としてのSEALDs:彼らは原体験が東日本大震災で、戦後直後世代と同様に自分たちでつくっていくしかないという感覚。「主権者意識」が強く、あなたも当事者なんです、普通の人が参加できるようにとデモの仕方も変えてきた。さらに一緒になって行動する中で前の世代の人たちからも影響を受けている。そのことに従来からの運動がムダではなかったことがわかる。
 また、従来からの運動をしている人たちは「正義が勝つ」と信じているが、今の若い世代はデジタルネイティブでありネットの中では「悪が勝つ方が多い」ことを知っている。ネトウヨの影響力の方が強い中で正しいメッセージをどうやったら伝えられるか、伝えたい相手にどうリスペクトするかに時間をかける。メンバーどうし、お互いの他者性を認めて一致できる点で手をつないでいくことができる。
 2015~16年が民主主義の最低の時期だったね、議論の土俵を作り直すことができたねと後から言えるようになりたい。

「個人の尊厳」の擁護を「エトス」(精神・文化)とした緩やかな連帯の政治へ
 空洞化した国家の威信を振り回す寡頭政治に対して、個人の自由や尊厳の擁護を旗頭に「リベラル左派連合」が組めるか、等への言及は時間切れ。 

 全国消費者大会のチラシには、以下のようにあった。
この国の主権者として、消費者市民として、政治参加の可能性について考えます。民主主義の「危機」と「希望」を感じさせる昨今、暮らしも考え方も多種多様な消費者を構成員とする消費者団体は、民主主義の再生に向けてどのような役割を果たし得るのか、講師のお話をもとに考えます。

 「消費者」ではなく、「消費者市民」という概念は比較的新しい。適格消費者団体「消費者市民ネットとうほく」のホームページの「基礎知識」コーナーに以下のように説明されている。

1. ルールを知り、被害を防ぐ努力をする消費者
ルールを知り、被害にあわないよう合理的意思決定のできる消費者
2. 経済主体・社会の変革主体としての消費者
消費を個人の要求を満たすものとのみ捉えず、社会、経済、環境などに消費が与える影響を考えて商品・サービスを選ぶ市民
3. 公正で持続可能な発展に貢献するような消費行動をとる市民
消費が持つ影響力を理解し、持続可能な消費を実践し、主体的に社会参画・協働していく市民
4. やさしいまなざしを持った消費者
自分だけでなく周りの人々や、将来生まれる人々の状況、内外の社会経済情勢や地球環境にまで思いを馳せて生活し、社会の発展と改善に積極的に参加する市民

 今回の課題は、2の「経済主体・社会の変革主体としての消費者」として考え、いかに行動するかが問われてくるということだろう。これまでの消費者運動の中心的な担い手は高齢化がすすんでいる。公正で持続可能な社会へと変革していくためにも世代を超えてつながって共同行動を起こしていかなくてはならないと思う。
 そのためにも、SEALDsなどの若い世代と一緒に取り組みをすすめてきた中野晃一さんの講演は非常に参考になった。若い世代に歴史を伝え、若い世代の新しい工夫に学び、学び合う中で前にすすんでいきたい。

※「生協だれでも9条ネットワーク」のメンバーは5人はいたことを確認(もっと多いかもしれません)。なお、冒頭の写真は、藤原一也さんのFacebookからいただきましたm(_ _)m
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【情報】3/13(日)Give Peace a Chance~未来を選びとる! SEALDs・学者の会新宿東口街宣

2016-03-11 23:59:57 | 情報提供


<管理人より発信>

【情報】3/13(日) Give Peace a Chance~未来を選びとる! SEALDs・学者の会新宿東口街宣」

日時:3月13日(日)14:00~16:00
場所:新宿東口アルタ前広場
内容:学生・学者・文化人・政党スピーチ/ライブetc.
主催:安全保障関連法に反対する学者の会・SEALDs
※「学者の会」のHPからの情報はこちら

14:00までに新宿東口アルタ前広場に集合し、行動参加していく予定です。
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【参加報告】「止めよう!辺野古埋立て2.21国会大包囲」、「T-nsSOWL0221全国一斉高校生デモ」(寄稿)

2016-03-10 23:54:05 | 参加報告


<管理人より発信>
2/21の標題の2つの行動への参加報告をアップします。

【参加報告】「止めよう!辺野古埋立て2.21国会大包囲」
<K.Mさんからの写真と寄稿>
 2/21の辺野古埋立て反対の国会大包囲行動に参加したが、個人参加者のエリアの割り当てが直前に国会前エリアが追加になっていたこともあり、「生協9条だれでもネットワーク」のメンバーは当初の予定の国立国会図書館前と国会前エリアといつもの19日行動の参議院会館前に分かれてしまったのは少し残念だった。やはり国会図書館前は遠かったが、冒頭の写真と下の写真のように宗教者ネットの皆さんが読みやすい横断幕を掲げていた近くに数人で陣取った。辺野古の美しい海をイメージした青い服や布などを身に着けての参加の呼びかけに応えて、私は青いバンダナを頭に巻いて参加。
 名護市の稲嶺進市長が「政府は『辺野古しかない』と強引に埋め立て工事を進めようとしているが、正義と道理はわれわれにある。力を貸してほしい」と訴えた後、参加者に手をふりながら全てのエリアを回っていた姿を見ることができたのは嬉しかった。そして、この日一番考えさせられたのは、辺野古の埋め立てに使う土砂を瀬戸内海の島々の山肌を削って運んでいるということとそれを止めさせようと立ち上がった人たちの存在が報告からわかったこと。参加者は約2万8000人と発表された。
 スピーカーから流れた三線に乗った「沖縄を返せ」の歌も歌声喫茶で聞いたのとまるで違った印象を受けた。沖縄返還闘争の現場ではこのように歌われたのだろうか。1/28のシンポジウムで報告を聞いたSEALDs RYUKYUの元山仁士郎さんのコールにあわせて人間の鎖のように手をつないでのコールにも新鮮な感じがした。この日の行動の「平和フォーラム」のまとめ記事はこちら

 このような声が政権を動かしたのか、3/4になって辺野古代執行裁判について政府が裁判所の和解案を受け入れ、沖縄県も和解案を受け入れたことで一時停戦かと思える状況となった。ところがわずか3日後に、政府は辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事に対して取り消し処分の是正を指示。安倍は「辺野古移設が唯一の解決策であるという姿勢に変わりはない」と明言したという(『琉球新報』3/8付け社説より)。
 安倍政権には油断が禁物だと痛感。
(追記)
 共同運営ブログ「リベラル21」の3/13付けの宮里政充さんの記事に「安倍政権が和解を受け入れた裏にはしたたかな計算が働いている」との言及があるので参照をおすすめする。



【参加報告】「T-nsSOWL0221全国一斉高校生デモ」
<山本邦雄さんからの寄稿>
 2・21の国会包囲行動に参加したあと16時からのティーンズソウル(高校生による渋谷デモ)集会・デモにも参加しました。若い人の歩幅の広い行進と早いテンポのコールに息が上がりましたが、快い疲労感でした。
 当日は東京だけでなく全国的な取り組みになったそうですが、参院選に向けての「選挙に行こうよ、野党は
共闘」のコールは頼もしい。若者が動けば政治が変わる、われわれ「かっての青年たち」も頑張りましょう。
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