PRIMARE プライマーPRE30 その1~説明導入

2021-12-08 22:21:45 | 音響機材/音楽再生

ユキエさん、こんばんは。

 

今日は、自宅で使用しているオーディオ機器について記事にしようと思います。

 

PRIMARE(プライマー)のプリアンプ、PRE30です。

2007年の4月に販売開始となったようですから、もう14年以上も前のモデルということになります。

 

この個体は中古で入手したものです。

数は少ないですが、今でもポツリ・ポツリと出物があるようです。

外装仕上げが美しく、汚れの付着も目立たないような材質ですから、あまり年代物とは思われないかもしれません。

 

数が少ない割にそれなりに人気がある機種のようで、直ぐに買い手が見つかるようです。

欲しい方は見つけたらすぐに手を付けた方が良いでしょう。

 

そして、これからこの機種を手に入れようと考えている、そのような人たちのために、今更ですが、PRE30について記事にしようと考えました。

この古いモデルについては、個人のWebサイトでも取り上げているものはかなり少ないようですから、少しでもお役に出来ればと思います。

 

さて、このPRE30。

自宅のネットワークプレーヤーが内部で完全バランス仕様になっており、完全バランス仕様のアンプとXLR接続をすると、音質向上を図れるとの謳い文句があり、ずっとこれを試してみたかったことは、以前記事にしたとおりです。

 

そこで、フルバランスのプリアンプを久しく探していました。

当初はアキュフェーズ辺りを狙っていましたが、PRE30の出物があったので、こちらを選びました。

 

デザインですとか、音質ですとか、本当はそちらも大事な要素なんです。

 

見た目的にはスタイリッシュな薄型で、配色はシルバーかグレー。

設置の関係で、奥行きが出来るだけ短いものが良い。出来れば380㎜以内。

 

音質的には、分離が良いこと・音場が広いこと・音の響きが良いこと、要するに音の拡がりの良いものが希望です。

 

基本傾向が好みならば、トーンコントロールは無くても良いと思っています。

質の良い弾むような低音があれば最高に良いのですが、余り低音に関しては五月蠅く言わない方です。

 

が、兎に角、きちんとバランス仕様になっていることが選択の決定的な条件でした。

音質傾向は、結構リスクはありますが、専らWebサイト等での口コミ・レビュー等に拠りました。

大体、北欧のブランドなんですから、それほど離れた結果にはならないでしょう。

 

インテグレートアンプは対象外です。

プリアウトが出来てもあくまで仮のものです。

完全バランスを謳うヤマハのアンプは、プリメインであることや奥行があり過ぎること、厚みがあり過ぎること、フロントパネルのデザインが今一つであることから全くの選択外です。

 

PRE30は、奥行が410㎜ありますから、自分の基準よりも少し長めですが、高さは十分に薄く(100㎜)、北欧デザインの美しさもあったので、奥行きは妥協することにしました。

 

 

色味は、シルバーではなく、どちらかというとチタンです。

 

ヘアライン仕上げのシルバー配色の機器がメインの自宅のラックでは、PRE30の色味は少し違和感があります。

 

つまみは3つあり、左が入力切替、中央が音量調整、右が、待機(スタンバイ)と動作(オペレート)の切り替えです。

 

感覚的には、右側が音量調整であって欲しいのですが仕方ありません。入力切替はXLR端子2系統、RCA端子5系統、プロセッサー入力(所謂BY-PASS;AVアンプ入力用)1系統と結構数があります。

 

全てアナログです。

今のところ、XLRの1系統しか使っていません。RCAの出力が2系統あるのが良いです。

 

機能的にはシンプルですが、入力選択にAVアンプとの接続も出来るような拡張性の高さもあります。

トーンコントロールはありませんが、リモコンでバランス調整は出来ます。

 

 

PRE30の主電源ボタンは、本体の裏側にあります。不便なところにあるので、普段はこちらには手を触れず、待機と動作の切り替えを電源ボタンの代用としています。

 

入力切替とボリュウム調整つまみの間に、小さな丸いスイッチがあります。

テープアウト、レベル調整(このボタンで機能選択し調整はリモコンで行う)、サラウンド(AV)入力の時に使用します。

 

※天板に、プレスでプライマーマークが刻印されています。良く見るとなんだか可愛らしいマークです。

 

フロントパネルが浮いています。

音響的に意味があるそうです。LUXMANの少し古いプリアンプでも、同様の構造のものがあるようです。

 

プライマーのアンプは、スウェーデンでデザイン(企画)されたとの表示がありますが、製造国についての表示が見当たりません。

こういう時は、相場的には大陸のあの国なのでしょうが、心情的には出来ればスウェーデンか、EC区域内の国で造ってもらいたいものです。

 

重さは10Kg弱で重くはないです。

A級を謳っていますが、それほど天板は熱くなりません。

上記写真を見ての通り、スリットはサイドのみで、天板は塞がっています。

 

デザインや機能については、以上のとおりです。他に何か伝えることはあったかな。

気が付いたことがあれば、別の機会に追記します。

次の投稿では、音質について記事にする予定です。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。