Uさん、こんばんは。
今更ではありますが、以前から気になっていたことを記事にします。
FocalとMonitor Audioの入門用スピーカーが酷いです。
何が酷いかというと、まずその色味です。
FocalのChoraシリーズのダークオークのフロントバッフルの色、ほとんど海底のヘドロの色です。
サイドの木目パネルとの組み合わせも良いとは思えません。
新開発されたコーンの色も、有毒な化学物質が流されたようなドブ川の色です。
エンクロージャーが他の色(ライトオークやブラック)でも、有毒ユニットの色味を引きずっていて、全体に印象は良くありません。
サランネットを被せてしまえば、ユニットは見えなくなりますが、このサランネットの形状がオーバル(楕円)形状をしています。806はサークル(丸)です。
フロントバッフル全体を覆ってしまっていれば納まりが良いと思いますし、以前のモデルはそうでした。しかし、このモデルでは、ユニットの周り、Fバッフルの一部だけが隠されます。合理的と言えば合理的ですが、何となくコストダウンを感じさせます。何故かツィーターとバフレフポートは、ネットで隠されずに丸見えです。
Monitor AudioのMonitorシリーズのサテンダークグレイも同じような地味な色合いです。
かと思うと、ユニット(コーン)が工事現場の資材で使われるようなオレンジ色です。
この組み合わせってどうなの。趣味が悪いです。
Monitorシリーズの出たては、ユニットがオレンジ色だけだったような気がします。
今は、クレームがついたのか、黒っぽい通常の色合いのユニットでも選択できるようです。
気が付いたら、一つ上のBronzeが世代交代したときも、エンクロージャーがMonitorシリーズのような地味な色合いになりました。
それから、ChoraシリーズもBronzeシリーズもエンクロージャーや仕上げが手抜きになったような気がします。
隅の面取りが無くなって、仕上げが安っぽくなったような気がします。
コストダウンのための新機種だったのでしょうか。
実際には音を聞いていませんから本当の意味での評価は出来ません。
でも、少なくともChoraは嫌です。
色も形も受け入れるは難しい。ライトオークなんておやじの下着のような色合いです。
Choraをカタカナで書くと、”コーラ”。でも”コカ・コーラ”みたいにすっきりしていません。
コーラではなく、”コラッ!”(こんな仕上げにしやがって)と言いたいです。
どうしてしまったのかな、Focal。この機種の開発に4年間を掛けたという…。ユニットに3年半、デザインに半年なのかもしれません。
上位機種は配色も形状も素晴らしいセンスなのに。デザインそっちのけのJM Lab時代に戻ってしまったみたいです。
Monitorシリーズは、以前ヨドバシアキバで出音を確認したことがあります。
旧世代のGOLDやsilver、Bronzeと一緒に並べてあったので、ROKSANのアンプで聞き比べました。
これは意外と良かったです。この4種の中では一番気に入りました。
出てくる音は優しくて音が広がります。余りMonitor Audioらしくなくて、音の実体感は少なめです。
BGMに良いと思います。買おうかと迷いましたが、あのデザインと仕上げです。おまけに当時は受け入れ難かった、made in ROC。
今なら検討しても良いのですけれど、設置場所がね。
Monitor AudioのMonitorって名称、少々混乱します。
もっと良いネーミングは無かったのでしょうか。でも社名の一部を付けるぐらい製品に自信があるのかもしれません。。
この間、ヨドバシアキバに行ったときは、既にMonitorシリーズの展示はありませんでした。
新型Bronzeシリーズの繋ぎだったのか。そちらの展示が中心でした。
色々文句ばかり、いちゃもんばかり付けてしまいました。オーナーは嫌な気分になったでしょうね。
偶々、二つのメーカーが、同じような時期に出したスピーカーが、同じようにセンスの悪いプロダクトだったために、強く印象に残ってしまったのです。
深刻にならず、こういう考えをもっている人間もいるのだと軽く流してください。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう。
さようなら。