FocalやMonitor Audioのエントリースピーカーが酷いというお話し

2021-12-30 22:38:45 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

今更ではありますが、以前から気になっていたことを記事にします。

 

FocalとMonitor Audioの入門用スピーカーが酷いです。

 

何が酷いかというと、まずその色味です。

FocalのChoraシリーズのダークオークのフロントバッフルの色、ほとんど海底のヘドロの色です。

サイドの木目パネルとの組み合わせも良いとは思えません。

 

新開発されたコーンの色も、有毒な化学物質が流されたようなドブ川の色です。

エンクロージャーが他の色(ライトオークやブラック)でも、有毒ユニットの色味を引きずっていて、全体に印象は良くありません。

 

サランネットを被せてしまえば、ユニットは見えなくなりますが、このサランネットの形状がオーバル(楕円)形状をしています。806はサークル(丸)です。

フロントバッフル全体を覆ってしまっていれば納まりが良いと思いますし、以前のモデルはそうでした。しかし、このモデルでは、ユニットの周り、Fバッフルの一部だけが隠されます。合理的と言えば合理的ですが、何となくコストダウンを感じさせます。何故かツィーターとバフレフポートは、ネットで隠されずに丸見えです。

 

Monitor AudioのMonitorシリーズのサテンダークグレイも同じような地味な色合いです。

かと思うと、ユニット(コーン)が工事現場の資材で使われるようなオレンジ色です。

 

この組み合わせってどうなの。趣味が悪いです。

 

Monitorシリーズの出たては、ユニットがオレンジ色だけだったような気がします。

今は、クレームがついたのか、黒っぽい通常の色合いのユニットでも選択できるようです。

 

気が付いたら、一つ上のBronzeが世代交代したときも、エンクロージャーがMonitorシリーズのような地味な色合いになりました。

 

それから、ChoraシリーズもBronzeシリーズもエンクロージャーや仕上げが手抜きになったような気がします。

隅の面取りが無くなって、仕上げが安っぽくなったような気がします。

 

コストダウンのための新機種だったのでしょうか。

実際には音を聞いていませんから本当の意味での評価は出来ません。

 

でも、少なくともChoraは嫌です。

色も形も受け入れるは難しい。ライトオークなんておやじの下着のような色合いです。

 

Choraをカタカナで書くと、”コーラ”。でも”コカ・コーラ”みたいにすっきりしていません。

コーラではなく、”コラッ!”(こんな仕上げにしやがって)と言いたいです。

 

どうしてしまったのかな、Focal。この機種の開発に4年間を掛けたという…。ユニットに3年半、デザインに半年なのかもしれません。

上位機種は配色も形状も素晴らしいセンスなのに。デザインそっちのけのJM Lab時代に戻ってしまったみたいです。

 

Monitorシリーズは、以前ヨドバシアキバで出音を確認したことがあります。

旧世代のGOLDやsilver、Bronzeと一緒に並べてあったので、ROKSANのアンプで聞き比べました

 

これは意外と良かったです。この4種の中では一番気に入りました。

出てくる音は優しくて音が広がります。余りMonitor Audioらしくなくて、音の実体感は少なめです。

 

BGMに良いと思います。買おうかと迷いましたが、あのデザインと仕上げです。おまけに当時は受け入れ難かった、made in ROC。

今なら検討しても良いのですけれど、設置場所がね。

 

Monitor AudioのMonitorって名称、少々混乱します。

もっと良いネーミングは無かったのでしょうか。でも社名の一部を付けるぐらい製品に自信があるのかもしれません。。

 

この間、ヨドバシアキバに行ったときは、既にMonitorシリーズの展示はありませんでした。

新型Bronzeシリーズの繋ぎだったのか。そちらの展示が中心でした。

 

色々文句ばかり、いちゃもんばかり付けてしまいました。オーナーは嫌な気分になったでしょうね。

偶々、二つのメーカーが、同じような時期に出したスピーカーが、同じようにセンスの悪いプロダクトだったために、強く印象に残ってしまったのです。

 

深刻にならず、こういう考えをもっている人間もいるのだと軽く流してください。

 

ではこれで失礼します。

 

ごきげんよう。

さようなら。


好音質~求めている音の傾向は

2021-12-30 12:52:08 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

本日も仕事がお休みということで、昼間から投稿を致します。

今回の投稿は、前回の分と関連する内容です。

 

標題の”好音質”は”高音質”の間違いではありません。

 

低音質なりに、自分好みの音を求めていることは、先に投稿したとおりです。

 

結局のところ、自分にとって求めている音が良い音です。

 

求めている音、好みの音ですから、”高音質”ではなく”好音質”。

然るに、客観的には低音質かもしれないが、つまり、”高音質”ではないが、自分にとっては”好音質”となるわけです。

 

大まかには3つの傾向があります。

 

1番求めているのは、”音場が広く、音が微粒子のように拡散するもの”。

ボーカルも前に出て来る必要はなく、楽器と渾然一体となっています。間接音と残響音の塊のような感じでしょうか。

 

音の実体感は、余りなくても構いません。各楽器、人の声は明瞭でなくても構わないということです。

低音は付帯的に出れば良く、全体に軽い音になると思います。音のシャワーを浴びる感じでしょうか。

 

この音を2chステレオで出すことが一つの目標です。

それっぽい音はスピーカーでいうと店頭のB&Wの入門機で聞いたことがありますけれど、全体にかさついた音で、もう少ししっとりとした感じが欲しいと思いました。

 

AVアンプのDSPでホール音響を選べば、この音が作れるのかもしれませんが、以前挑戦した限りではどうしても人工的な感じがしました。

 

いつかこの傾向の音を出すことが出来たら、そこで自分のオーディオシステムの構築は終わり(上がり)です。

この音を求めて、あれこれこれからも彷徨うことでしょう。

 

 

2つ目は、所謂高級オーディオ、コンポーネントステレオの音です。濃厚な芳醇なアナログの音と言っても良いかもしれません。

こちらの方は、少し実現に近づいています。これはこれで良いものです。

 

チューブアンプはあまり好きではありません。一般的なトランジスタアンプが良いと思っています。

純粋なアナログディスク(レコード)には忌避感があり、CDの音源を利用しますから、本当の意味でのアナログ再生ではありません。

全体に少し甘くて音の緻密な音、少し低音重視気味、そういった傾向の音です。

 

 

3つ目は、HDやハイレゾに代表される、高音質な音と言われる音の傾向です。

 

付帯音が少なく雑味が少ない。音場が広く、奥行があり、定位が良く、かつ前後左右に音しっかりが分離する。ノイズが少なく、各音が明瞭、深く沈む低音、など現代的な”サウンド”です。

 

こちらの方は、ほどほどなもので良いと考えており、余り高音質ではありませんが、それっぽいものはヘッドフォーン装着によるPCオーディオで実現されています。

ラウドスピーカーを使ってこちらの傾向の音が出すことが出来れば、これはこれでかなり幸せになれそうです。

 

D/Aコンバーターが肝かなぁ。そうすると敷居は高いです。

こちらの方面は技術革新の波の来るのが早く、情報不足ということもあって、全くキャッチアップ出来ていません。

 

二兎を追う者は一兎をも得ず、と言いますが、自分の場合、このように三羽のウサギを追いかけています。

正確に言うと、一羽目のウサギがなかなか見つからないから、他の二羽を代わりに求めているわけですが。

 

良いお店、信頼できる店員さんを見つけたうえで、迷いを断ち切り、資本投下を決断する。

これが一羽目のウサギを捕まえる早道です。

 

が、”音のラビリンス”をあちらこちらフラフラうろつくしかない、情弱な自分自身を許容してしまっていますから、終着点ははるか先の事です。

 

まぁ、最終的に一羽目が捕まらなければ二羽目のウサギでも、三羽目でも良しとします。

 

ではこれで失礼します。