Uさん、失礼します。
4連投です。
このタイトルのテーマを早いとこ、終わらせたいです。
機器への接続先はプリアンプのRCA端子で決まり、材料は少し前に買いそろえておいたので、いよいよ作成に入ります。
容器は、木箱です。不導体(絶縁物質)であればなんでも良いようです。
木箱にしたのは、まずビンが嫌だったからです。
嫌いなラッキョを思い起こさせます。
それから漬物を機械の周りに置いているような妙な違和感を感じて抵抗がありました。場所も取りますし。
ビンが駄目だとなると、他の適当な大きさの入れ物がありませんから、中に入れる導体の量が減ります。
効果が減る可能性があるということですが、これは仕方がありません。
木製にしたのは、既製品で筐体が木製のものがあった記憶があったのと、自作している人で木箱をベースにしている人がいたからです。
自分もフォロワーとして、手ごろな木箱が手元にあったから、これを使います。
木箱は、このWebログでも投稿した、小豆島のオリーブ素麵が入っていた、真にあの空き箱です。
さて、アース線を受けるベースとなる導体は、誰かがやっていたように、銅の薄板にしようか思いました。
ホームセンターに行きましたところ、意外とこれの値が張ります。
上下でサンドイッチにしようとしていましたから、2枚分の出費です。諦めてもっと安いメッシュタイプのものにしました。まっ、いいでしょ。仕方ないでしょ。
で、中心となる導体は、ステンレスたわしですが、これは100円ショップで手に入れるという定番の入手ルートがありまして、自分もこれに乗りました。
売り場に行ってみますと、ステンレスたわしはありましたが、横にスチールたわしもあります。
要するに耐錆処理をしていない鉄材です。こちらの方が大きさ的には良さそうです。
オリーブ素麵の平たい箱に上手く収まりそうです。12個入り。足りるかなというところです。
取り合えず、ステンレスたわしとスチールたわしを1袋ずつ買います。
最終的に使ったのは、スチールたわしの方です。
ステンレスたわしと併用しようと思いましたが止め、スチールたわしをもう一袋買い増しして、全てこちらで行くことにします。
引き出し線は、確か家のどこかにAV機器を買うとついてくる安物の赤白ケーブルがあったはず。これを使おうと考えました。
あれの一方の端子側を切って中の銅線を引き出せばよいと漠然と計画を立てます。
図画工作のために、高いケーブルを買ってみたり、複雑な工程が必要な作業は避けたいところです。
効果は知れているので、切ってひん剥いて引っ付けて終わり、で結構です。完成品を壊すだけですから簡単で良いですね。
制作の手順は次のとおりです。
木箱の底に、銅のメッシュ板を押し付けます。大体同じような大きさですから好都合です。
その上に、スチールたわしを並べていきます。まるで重箱に納める海苔巻きか、おはぎのようです。
サイズもほぼ丁度良く、24個ぎっしり目ですが並べました。
底のメッシュ板に、引き出し線を括りつけます。網目にからめるようにして止めます。
半田付けが要らないので楽です。
その上から、銅のメッシュ板を載せます。サンドイッチのような具合です。
餡子(中身)が厚いので、箱の蓋を載せても浮きます。締め付けないといけません。
引き出し線のために、箱の隅を切り欠いていますが、必要はありませんでした。
結束バンドで締めつめます。
※写真は二本出し(赤白線)に変えた後の状態です。黄色線はキャンセル。
プリアンプのCD端子の右(赤)に引き出し線を繋いでいます。
引き出し線(RCAケーブル)は、外の被膜を剥がして、真ん中の信号線を切断しています。
考えたら、GNDはアンバランスの場合、マイナス側に繋がっているはずなので、スピーカー端子のマイナス側に繋ぐというのは、このことを意味しているのではないかと思いました。
ですから、真ん中の信号線(プラス)は切って、リング側(マイナス)に繋がっている方の銅線を残して仮想アースに繋ぐのは理にかなっていそうです。
ですけれど、後で調べたら、マイナス側は機器筐体側のノイズを吸収し、プラス側は機器内部のノイズを吸収すると説明している人がいました。
両方やるとさらに効果があるとも。
但し、マイナスプラスはショート(短絡)するなとありました。
今回は、マイナスだけですけれど、もうひと箱作って、プラス側を取り込んでやろうと考えています。
但し赤白ケーブルをひん剝いて分かったのですが、信号線(プラス側)は細い銅線、ただ一本だけでした。
これで良いのでしょうか。少し値段の張るものを犠牲にしますか。
ハードオフでジャンク場漁りですね。
さて、効果のほどはと言いますと…。
正直のところ、よく判りません。
何となく、音が痩せて腰が高くなった気がします。
現状、求めているものとは正反対の方向に行っています。
何となく、高い方の音で聞こえていなかった音が出ているような気もしますが気のせいでしょう。
最初、R側だけに接続してましたが、何となくこれでは片手落ちな気がして、このWebログのタイトルのように、二本線(二本出し)にしました。
お侍(二本差し;LR)にした見たところ。
...。
一本の方が良かったかも。→一本にしました。
どこかの記事で、銅板だと音が甲高くなって良くないとあったので、銅板の上下にアルミ箔箔を敷きました。
仮想アース自身の中身が更に厚みを増しました。本当は、音の厚みが増えてほしいのですが。
音が少し丸くなった気がします。とげとげしい感じが収まった気がしますが気のせいでしょうか。気のせいでしょう。
さらに、ビンの外側にアルミ箔を巻くと効果が良くなるとあったので、これを参考に箱の底に僅かばかりのアルミ箔を付けてみました。
こちらの効果は全く不明です。恐らくありません。取り去ってしまっても良さそうです。→取りました。
結局、ワクワクさんにもなれずに終わってしまったようです。
「つくってあそぼ」どころか、「作ってなんぼ」で、作ること自体が目的になり、効果は知れず、ただ徒労に終わった感じがします。
それで、作っては見たものの、効果は知れないがそのままにする多くの方と同じように、仮想アースは今もアンプに付いたままです。
効果が出るまでエイジングが必要だとの事ですが、さて、この後どういうでしょうか。
仮想アースは以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう。
さようなら。