Uさん、こんばんは。
同時保有5台目中の3機目に触れます。
以前、そうかなり前になりますが、PS AUDIOのDAC Digital link iiiをこのブログで取り上げた際、linkiiiが良かったから、PS AUDIOの別の機種を入手してみたいと書いた記憶があります。
link iiiの2世代後の後継機となるNuWave DSDでそれは実現しました。
一つ前の”DAC”とどちらを買うか暫く迷いました。DSD音源は聴かないからです。
ボディデザインほぼ同じです。
内部の回路は違うのでしょうが、両機の音質差がそんなにあるとも思えない。
値段もDACの方が安いです(中古)。
で、結局DSDを選びましたが、恐らくネット上のレビューなどを読みまくって、少しでも新しいものが良いだろうということで決めたような気がします。
筐体はLink3より角が取れていますが、同じようなハーフサイズで奥行きが長いものです。
手に取るとずっしりと結構な重さがあり・しっかり中身が詰まっていることを感じさせます。
モノとしてもしっかり造られているおり、所有欲は満足できることでしょう。
写真では判りずらいかもしれませんが、トップボードは黒塗りの鏡面のような仕上げになっており大変美しいです。
うかつに運用するとすぐ傷がついてしまうのではないかと心配になってしまうほどです。
メインスイッチは、海外製品によくあるとおり背面についています。
RCA端子はどれもきつくて抜き差しが面倒だったような、あれ?これはLink3のときの記憶かもしれない。
電源を投入するとフロントパネルのPS AUDIOのマークが青く点灯します。
別に無くても良い機能だと思いますけれど、同社らしさをどこかに出したかったのでしょう。
この機器は少し前のものとなるため、いずれの入力経路とも上限は24Bit192khzまでです。
もう少し上の方まで再生できると良かったのですが、実用上、自分の使用環境では問題はありません。
なお、Nuwaveは純粋なDACであり、プリ機能やヘッドフォンアンプは付いていません。
また、Iink3のように強制的にアップサンプリングされることもありません。
出音です。
記憶が曖昧ですが、出来るだけ思い出してみましょう。
繊細な感じというよりは、全体に薄めの均一な感じ?でもつややかさもあったような、少し表現が難しいです。
結構音は柔らかくほのかな温度感があります。アツアツではありません。
明瞭さは余りなく、少しベールが掛かったような印象を持ちましたが、記憶違いかもしれません。
低音はそれなりに出ます。
今まで持っていたどのDACよりも出ました。
音が拡がるというよりは、音が伸びる感じだったと思います。
寝起きは良いとも悪いとも言えず、でも少し暖気した方が音が落ち着きます。
中高音から低音にかけての音が充実したものになっており、つまりこれはどちらかというとボーカルもの、ポップスやロック向きと言えるかもしれません。
で、結論としては、この機器は決して悪くはありませんが、全体に価格なりの音の出という印象を受けます。
かなりグレードを意識して出音を決めたようなところが感じられます。
これは別に悪いことでも何でもありません。
クラス別に製品の作り込みをしているだけですから、見合うグレードの機器を組み合わせればよいだけの事です。
実際、エントリークラスのマランツのプリメインアンプと組み合わせたら、しっかりNuwaveの良いところが発揮され(DACがアンプよりもグレードが上になっている)、なかなか良い感じでこれはこれで有りでした。
マランツのエントリークラスのアンプは低音がもう少し欲しいものが多いですから、そういった意味でも、Nuwaveの良さが引き出されていました。
この後少しして、Nuwaveを保持したまま、同社のPerfectWaveDAC mk2を買うという愚行に走り、散財の極みに至ります。
暫くの間、両機を併用し、出音を確かめどちらを残して良いかとあれこれ思案していました。最後はどちらも手放してしまうのですけれど。
手放した理由ですね。
多分、PerfectWaveに競り負けたんだと思います。
マランツのプリメインアンプが無くなり、あてがう相方も居なくなりました。
モノとしては良く出来ているので、手元に残しておいても良かったのですが、音出してなんぼのオーディオですからね。
結局は旅立つことになりました。
上記で色々と音のインプレを書きましたが、忘れていることも多くやはり記憶は曖昧でしたね。
当てになるかどうか、さて、というところでしょうか。
時間になりました。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、さようなら。