桃岩展望台登山口。礼文町香深村。
2022年6月17日(金)。
礼文町郷土資料館を見学後、香深港フェリーターミナルへ戻り、13時25分発の桃岩展望台登山口行き路線バスに乗車した。1日3本の最終便である。礼香寺からはトンネルに入らず、旧道の山道を走り13時33分ごろ桃岩展望台登山口に着いた。運賃は270円。
バス停付近には駐車場もあり、後着してきた観光バスからツアーの団体が下りてきた。香深港17時10分発のフェリーに乗らねばならないので、16時ぐらいには香深港に着いておきたい。2時間30分程度の余裕しかないので、ある程度歩いて帰ることにした。
桃岩展望台コースは、礼文島の高山植物を鑑賞するトレッキングの中でも代表的なコースで、桃岩展望台、元地灯台を経て知床へと続く全長約6.4kmのコースである。断崖と青い海が続く礼文島西海岸や海に浮かぶ利尻山を背景に眺めながら、高山植物のお花畑を満喫することができる。フェリーターミナルがある香深から歩き始めるほか、桃岩登山口や、駐車場があるレンジャーハウスから歩き始めたり、手軽に桃岩展望台を歩いたり、知床から歩き始めるなど、時間や体力に合わせていろいろな楽しみ方ができる。
桃岩展望台登山口から左上の台地方向へ歩き出す。すぐに、下りの歩道が分岐していた。帰路は、バス路線をそのまま歩いて帰るつもりだったので、この歩道の存在を探ることはしなかったが、帰路はこの歩道を下ることになった。ハイキング地図をあとで見るとこの歩道は掲載してあった。
チシマフウロ。花色:青。花期:6月~8月。主な生息地:礼文林道コース、礼文滝コース、 8時間コース、桃岩展望台コース、礼文岳コース、岬めぐりコース、久種湖畔コース 。
背丈30cmほどの植物で、日当たりの良い草原で花を咲かせる。礼文島での生育地は広く、いたる所で花を見ることができる。
桃岩展望台登山口・駐車場を見下ろす。白い花は、オオハナウドまたはエゾノシシウド。
桃岩展望台への登り。
ミヤマキンポウゲと思われる。
レブンキンバイソウと同じ黄色の花。高さ30センチほどになる。遊歩道では道の脇に並ぶように咲いている。レブンキンバイソウは、同じキンポウゲ科で似ているが、大型で濃い黄色の花だと桃岩展望台近くで歩いていた人に教えられた。
桃岩展望台。登山口から20分ほどで着いた。ガスで桃岩は見えない。10分近く待っていると、ガスは取れていった。
桃岩展望台から桃岩・猫岩。午前中に定期観光バスで下から眺めた。上から桃の形は見えない。
桃岩展望台から駐車場があるレンジャーハウス方向へ下る人。
灯台方向へ進む。
東側には二重丘陵のような地形がある。
レブンキンバイソウ。
キンポウゲ科。花色;黄。花期:6月。主な生息地:桃岩展望台コース、礼文林道コース。
初夏に草原に咲く背丈20cmほどの高山植物。花びらのように見えるものは萼(がく)で、花びらはその内側にある細長い短冊状の形をしたものである。礼文島の固有種で、濃い黄色と八重にも見える大きめの花が特徴。
ミヤマオダマキ。キンポウゲ科。花色:青。花期:6月中旬~7月。主な生息地:桃岩展望台コース、礼文林道コース、礼文滝コース、礼文岳コース、岬めぐりコース、 8時間コース。
海岸沿いから高山植物の草原まで、礼文島内に広く生育する背丈20cmほどの植物。花は外側が紫色で、内側の筒状の花の先は白色をしている。
少し進んで、往路を帰ることにした。
香深港南端の防波堤から稚内港行きのフェリーが出ていくところだった。
レンジャーハウス方向。
桃岩展望台入口方向。入口付近で桃岩遊歩道を下る。
桃岩遊歩道入口。桃岩展望台まで0.8km。15時10分ごろに着いた。
桃岩遊歩道入口はトンネルのすぐ右側にある。香深港フェリーターミナルへ徒歩で向かった。