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70年代の名曲 ボストン「More Than A Feeling」

2023年09月24日 09時43分26秒 | 音楽

BOSTON More Than A Feeling 宇宙の彼方へ    SONG TO  SOUL

当時アメリカン・プログレ・ハードロックと呼ばれたバンド・ボストンが、1976年にリリースしたデビュー・アルバム『幻想飛行』のA面1曲目でシングルカットされた「宇宙の彼方へ」

ボストンはトム・ショルツのほぼソロ・プロジェクトだった。ボーカル以外はほとんどすべての楽器をショルツ自身が演奏し、バンドのメンバーはライブを行うために集められた。レコード会社から「現在あるすべてのレコードの中で、最も素晴らしいサウンド」と評価された。

 

「SONG TO  SOUL」はBS-TBSの番組で、できるだけ見るようにしているが、見落としてしまうことが多い。再放送を何度もしてくれて、3回目ぐらいの再放送が1か月ほど前にあって録画しておいた。数年前にも、同じボストンの番組を見て、感銘を受けていた。バン・ヘイレンの「ジャンプ」編も興味深かった。

 

ボストンについては、1970年代後半には、More Than A Feelingは知っており、名曲だと思っていたが、有名な寡作バンドのため、ラジオではめったに聞く機会も録音する機会はなかった。

2000年代初めになって、マイカーでCDを聴くようになって、ドライブ用にCDに楽曲を落とそうとして、思い出したのがボストンで、CDをレンタルして、気に入ったMore Than A Feeling 、Peace of Mind、Hitch a Ride、Something About You、Don't Look Back、AmandaをCDに焼いた。Don't Look BackとAmandaはリアルタイムで聴いた曲。

アメリカン・ロックの頂点といえる美しい楽曲群は、70年代半ばの不毛なディスコブームを抜け出して、80年代ロックの成果に繋げてくれたといえる。

 

トム・ショルツマサチューセッツ工科大学のマスター課程を首席で卒業した頭脳を持つ。白い歯を丸出しにしてインタビューで話す姿には、純粋な少年の魂を持ち続けたロックおたく、音楽オタクの好青年という印象で好感がもてた。

子供のころは、クラシック音楽、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ラフマニノフを聴いて育った。ポップスはキンクスを聴いてから、ヤードバーズ、アニマルズでロックに興味をもった、ギターはジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)、ジェフ・ベックを聴いてからで、21歳でギターを始めた。クラシック音楽とロックを組み合わせて作曲した。

 

More Than A Feelingのメリーアンとは、ガールフレンドではなく、ショルツが8・9歳のころのずっと年上の従姉。一番きれいで、ひそかに恋をしていたと白い歯を出して笑った。

More Than A Feelingはフェードで始まりクレッシェンドしていって、曲の最後にクライマックスに達し、靜かにフェードする。白昼夢の見事までの音楽的表現、かつて知っていた女性を詠ったノスタルジックな歌詞。

1976年夏の終わりに発売されたデビューアルバム『幻想飛行』はトム・ショルツの多重録音によるハードで壮大なサウンド・スケープとポップなメロディ、美しいコーラス・ワークが心に響く。

 

ポップなロック・サウンドだったため、ジャーニー、TOTO、スティックスらとともに、産業ロックと批判を浴びたらしいが、よく知らない。「音楽にはいい音楽と悪い音楽しかない」それだけのことなのに、音楽を本当には楽しめないニセ専門家が批評しているらしい。

2014年、35年ぶりの来日公演を開催。見てはいないが、話題になったのは覚えている。

2007年3月9日、リードボーカルを務めるオリジナルメンバー ブラッド・デルプが急死したニュースは覚えている。

レッド・ツェッペリンのフォロワーズとされている。



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1 コメント

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お取り上げありがとうございます (武田の赤備え)
2024-09-28 01:05:08
懐かしい限りです。高校一年生の時に級友
がLPを貸してくれ、夢中になりました。
それまでパープルを聞いていましたが、
新しいロックだなーと思った次第です。
 残念ながら、初来日の武道館公演は
逃してしまいました。
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