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2026年アジア大会 開催経費が3100億円 組織委試算、資材や人件費高騰

2025年02月05日 07時33分43秒 | 愛知県

アジア・パラ大会費、総額3100億円に 組織委試算、資材や人件費高騰

2025年2月5日  中日新聞

 2026年アジア・アジアパラ競技大会(愛知・名古屋大会)で、選手団の宿泊費などの「大会経費」観客の輸送費などの「大会関連経費」を合わせた総額が約3100億円になると、組織委員会が昨年11~12月時点で試算していたことが本紙の取材で分かった。

これまで公表されているのは「大会経費」の1050億~1080億円(当初は1千億円)のみ。資材や人件費の高騰などの影響もあり、想定される経費が膨らんでいる。

 大会経費競技会場の仮設観客席の整備、選手団の宿泊費や警備費などで、愛知県と名古屋市の負担も含めた総額を組織委が予算計上する。大会関連経費競技会場の仮設電源や通信インフラの整備、会場使用料、観客の輸送費や警備費などで、愛知県と名古屋市が直接負担する。大会関連経費は当初は算出しておらず、現在までに公表された数字はない。

 会場となる県新体育館「IGアリーナ」の建設費や、名古屋市の瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)の建て替え費用などはこれらの経費に含まれず、それぞれ県と市が負担する。

 

 関係者によると、大会経費は昨年12月時点で約2400億円(アジア大会約2千億円、パラ大会約400億円)と試算。大会関連経費は昨年11月時点で700億円超となっており、合わせると3千億円を超える

 大会経費の財源は、スポンサー料やチケット収入などで約500億円、残る約1900億円を愛知県と名古屋市が2対1で負担する想定。大会関連経費は基本的に、県と市が負担する枠組みという。

 資材や人件費などの高騰で経費の膨張が見込まれる中、組織委は選手村の建設を取りやめ、代わりに名古屋港に停泊させたクルーズ船や、設置したコンテナハウスを宿泊拠点とする。さらに競泳や馬術を東京開催にするなど経費削減の努力を重ねている。それでも昨年8月時点で大会経費だけで3千億円超になる試算もあった。さらなるコストカットで約2400億円にまで減らしたという。

 愛知県は今年1月末、県競馬組合の収益配分金やスポーツくじの助成金などで、500億円の財源を追加で確保したと関係者に説明した。組織委は引き続き経費節減に努めるとともに、粘り強く国に財政支援の要請を続けるという。一方、組織委、県、市は25年度予算案に経費の一部を計上する見通し。


2026年アジア大会 開催経費が2千億円超 愛知県が新たに500億円の財源確保

2025年02月02日 09時57分17秒 | 愛知県

【独自】2026年アジア大会、愛知県が新たに500億円の財源確保 競馬組合収益配分金など

2025年2月1日 中日新聞

 

 物価の高騰などで開催経費の大幅な増加が見込まれる2026年アジア競技大会を巡り、愛知県県競馬組合収益配分金やスポーツくじからの助成金として、新たに500億円の財源を確保したと関係者らに説明していることが分かった。県、名古屋市の2025~26年度予算に盛り込み、開催経費に充てるという。

 関係者によると、新たな財源はいずれも県民や市民が納める税金とは別に集める資金となる。

 22年に愛知県弥富市に移転した名古屋競馬場がナイター開催などによる売り上げが好調で、この収益配分金の過去の積み上げと今後の見込みの計10年分を確保。さらに旧名古屋競馬場(名古屋市港区)や弥富トレーニングセンター(弥富市)の土地の売却収入と合わせると計378億円となる。いずれも当初から県などに入ることが決まっている財源だが、アジア大会の経費に充てることにする。

 他に、宝くじやスポーツくじからの助成と名古屋競馬などからの寄付で100億円、競馬や競輪、競艇の大会協賛レースの売り上げによる21億円を計上する。

 公式の大会計画では、開催経費は850億円で、そのうち600億円を愛知県と名古屋市が2対1の割合で負担することになっている。

ただ、資材や人件費の高騰などで開催経費は大幅に増加するとみられ、昨年9月時点でアジア・アジアパラ競技大会の組織委は開催経費が2千億円超になると試算。さらに膨れる可能性があることから経費節減に努めるほか、今後も粘り強く国への財政支援の要請を続ける。


愛知県 豊田市博物館 常設展示

2024年11月24日 11時30分31秒 | 愛知県

豊田市博物館。愛知県豊田市小坂本町。常設展示。

2024年11月15日(金)。

 

12月8日(日)まで開催されている 開館記念展「旅するジョウモンさんー5千年前の落とし物ー」の会場を出たのが16時30分前で、外は暗くなりかけていたが、せっかくなので常設展示室も見ることにした。歴史系展示コーナーを眺めて、展示が少なく、歴史的解説もほとんどないことに驚いた。縄文・弥生・古墳時代の豊田市の概況がさっぱり分からない。松平氏発祥の地があるにもかかわらず、展示資料の1点のみ。戦国時代も松平氏と織田氏の境目の地域としての動きもあったはずだが、足助城や拳母藩なども全く展示に反映されていない。

酒呑(しゃちのみ)ジュリンナ遺跡は有名な遺跡なのでコロナ禍中の2022年ごろに見学しようとして、併せて見学しようとした博物館前身の豊田市郷土資料館が廃止されたと知ったので、博物館の開館を待つことにした遺跡である。

 

酒呑(しゃちのみ)ジュリンナ遺跡。豊田市幸海(こうかい)町ジュリンナ。

豊田市域としては最古の縄文時代草創期(約9,000年前)の遺跡である。豊田市東部,矢作川支流の巴川に注ぐ白山川中流域,標高約120mの北側の段丘上に立地している。

1959年(昭和34),宅地整地作業中に石器が出土し,1966年(昭和41)と1968年(昭和43)の2回にわたり名古屋大学考古学研究室が調査を行った。

出土した石器には,木葉形尖頭器(せんとうき)・有茎尖頭器・掻器(そうき)・局部磨製石斧(ませいせきふ)・石鏃(せきぞく)・砥石(といし:矢柄研磨器)・たたき石などがある。土器では,隆起線文土器(りゅうきせんもんどき:口縁部に粘土紐を何条かめぐらせ,そこに爪形の模様を施した深鉢形の土器。かつて縄文土器の中で最古のものと考えられていたもの)が出土している。

豊田大塚古墳。

豊田大塚古墳は,豊田市河合町1丁目に所在。矢作川右岸の台地南端にあり,直径約30m,高さ3.5mの市内最大級の円墳で,1969年(昭和44),県指定の史跡となった。

1963年(昭和38)に調査が行われ,全長8.7mの横穴式石室と,小さな竪穴式石室という二つの埋葬施設が発見された。横穴式石室からは,多数の須恵器や鉄製品,数百個の首飾りの玉などが出土した。中でも装飾須恵器は,器台と壷,坏を組み合わせたり,台付壷に小壷や人物・動物などの小像をつけたものもある。この豊田大塚古墳出土須恵器26点は,有力豪族の墓前祭礼用の器か副葬品として作られたと考えられ,出土の状況,遺存状態がよいことから国指定重要文化財になった。 大塚古墳は,横穴式石室の形状,須恵器の特徴から,古墳時代後期,6世紀前半に造られたものと考えられている。

藤山1号墳。豊田市加納町。

山ノ神古墳。豊田市渋谷町。

 

3分ほど見学して帰宅することにした。

愛知県 豊田市博物館開館記念展⑥祈りの土器 縄文時代中期の土器


愛知県 豊田市博物館開館記念展⑥祈りの土器 縄文時代中期の土器

2024年11月23日 11時23分30秒 | 愛知県

豊田市博物館。愛知県豊田市小坂本町。

2024年11月15日(金)。

 

豊田市博物館開館記念展⑥祈りの土器 縄文時代中期の土器

愛知県 豊田市博物館開館記念展⑤豊田市の縄文時代中期の土器

青森県 つがる市森田歴史民俗資料館②十字形土偶 土製品 石器

青森県 つがる市森田歴史民俗資料館①円筒土器


愛知県 豊田市博物館開館記念展⑤豊田市の縄文時代中期の土器

2024年11月22日 10時57分38秒 | 愛知県

豊田市博物館。愛知県豊田市小坂本町。

2024年11月15日(金)。

神明式土器東海地方の縄文時代中期後半の土器。

神明遺跡は、岐阜県美濃加茂市牧野字小貝戸(通称 神明サマ)に所在し、現在は滅失した。木曽川に面した低位段丘の縁辺に立地する。木曽川を目の前に、かつ南に面しており、その崖下からは湧水もあった。竪穴住居が4棟、縄文土器、多種の石器、石製の垂飾品などがみつかっている。なかでも一部の土器群(3号住居出土)は、遺跡の名を冠して「神明式」と命名された。

咲畑・中富式土器。東海地方西部を中心に分布する。

咲畑式(さきばたしき)土器は、知多半島の先端に位置する咲畑貝塚(愛知県知多郡南知多町)が標式遺跡で、木曽川中流域を含む広範囲で作られた土器である。咲畑式土器は、底が小さく首も細く、口縁部が強く開く器形が特徴で、口縁部に付けられた渦巻文は、曲線によって繋がれ、首の下に波状の線が引かれている。

中富式土器は、岐阜県美濃加茂市中富町の中富遺跡を標式遺跡とする。

里木(さとぎ)Ⅱ式土器中国・四国地方の縄文時代中期の土器。

岡山県倉敷市里木貝塚を標式遺跡とする。撚糸文と沈線文によって土器の表面を華やかに飾る。

船元(ふなもと)式土器中部瀬戸内を中心に分布する縄文時代中期の土器型式。

岡山県倉敷市船元貝塚を標式遺跡とする。器面には荒く固い繊維による「縄文」や「撚糸文」が施されるのが大きな特徴である。

山田平(やまだひら)式土器東海地方を中心に分布する縄文時代中期前半の土器型式。

愛知県南知多町山田平遺跡を標式遺跡とする。

連弧文式土器関東地方南西部を中心に分布する縄文時代中期後葉半ばの土器形式。

武蔵野台地や多摩丘陵を中心とした東京・埼玉・神奈川などの西関東に多く出土する。

口縁部に二~四本の沈線で下弦の半円弧状の文様を横方向に連ねる。

水汲遺跡最後の土器。

称名寺式土器関東地方を中心に分布する縄文時代後期初頭の土器型式。横浜市金沢区称名寺貝塚を標式遺跡とする。加曾利E式と堀之内式の間に位置付けられる。

胴部から口縁部は開くが、口縁端部がやや内側にカーブし、胴部中央でゆるやかに屈曲する器形や、口縁部が対角線上に2対の突起をもち、胴部がゆるやかにくびれる器形がある。

文様は、器面を2段に分けて、たとえばJ字状に縄文が施される文様帯が繰り返すようなタイプと、器面全体を縦に縄文を施した文様帯が施されるものとがある。

愛知県 豊田市博物館開館記念展④東海地方の縄文時代中期の土器