呼ばれる

息子君、大好きなお父さんの事を


『たーたん』

『とーしゃん』


時々しっかり
『おとーさん』


と呼ぶ




朝起きて、お父さんの姿がなかったら、
急いでコロンと起き上がって、

『たーたん』

と言いながら、洗面所の方へ探しに行く。


起きて、お父さんの姿があったら、近寄って、笑顔になる。

すっごい好きなんやねぇ。


そして、自分が出来た事を、逐一報告する。


例えば、蓋付きのコップの蓋を閉める事が出来たら、


『たーたん』


と、こっちを見るまで呼び続けて、そのコップを見せる。


靴下やズボンが履けたら、履けたと知らせに行き、見てくれるまで呼び続ける。


可愛い…けど、私が何をしたかを見てるから、代わりに言えるけど、
息子君のフリだけだと、何をしたか分かれへん。


いつもダンナ君だけ、たくさん呼んでくれていいなぁ、と思ってた。


でもこの3日間、風邪で一緒にいた時間が長かったからか、
たくさん呼んでくれた


『さーさん』


私が別の部屋へ行くと、


『さーさん、まてまてー』

と言って、追いかけて来てくれる。



で、これは完全に私達の癒しのツボを押さえてる事があった



私達夫婦が呼び合ってる名前を、
息子君が呼んだ事


ただ単に、下の名前を、君付け、ちゃん付けやねんけど、
ちゃんと言えてない所がまた可愛い。



ダンナ君以外に、私の事をちゃん付けで呼ぶ人が、この家の中に居るなんて



何度も呼ばれて、めっちゃくちゃ幸せだった