風に吹かれて

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鹿嶋市の決断とその後

2011年05月29日 | 社会
5月、満開に咲いた庭のさつきの花も散って、
今は夏の花『サフィニア』が満開な僕の家です。




昨日から少しうれしいニュースがいろいろ続いている。

まず、福島の子供20ミリシーベルト問題。

とうとう文科省が、子供被曝20ミリ/年を撤回して、国際基準&国内法の1ミリを目標に変更した。
また、学校の土壌の除洗を国の予算で行うとの決定も。

国会も、マスコミも、福島第一の終わった出来事に集中し過ぎているようだ。
犯人探しは後からゆっくり厳しくやってもらいたいし、実働としての国の動きが見えません。

今の現状は
福島原発に国の実働部隊はどうもいないようです。
海の汚染を測っている国の影は見えません。
ストロンチウム、プルトニウムのデータは海外から来ます。
拡散情報はドイツ気象庁のHPです。

皆で税金ちゃんと払っているんですけど・・・なににお金を使っているのやら。

福島や近県の子供たちが少しでも被曝しないこと、そして、福島の土壌を一日も早く綺麗なものにしないといけません。



そんな中、今日の新聞に『茨城県鹿嶋市の教育委員会』か茨城産の野菜・牛乳を給食には出さないとの記事があった。

これには様々な団体・権力から、そうとうに風当たりが強いようだ。

『風評被害をさらに助長させるナ!』とか、『基準値内なのに拒否するとは何事か!』とか。

今ごろ、鹿島市の市長と教育長は、ボコボコに攻撃されているはずだ。

この決定を翻さなければよいのだが・・・・・、。




話は変わって、

今現在、水道水の基準値は、300ベクレルで、乳児は100ベクレルが基準値です。

しかし震災前はなんと・・・・10ベクレルだったのを皆様ご存知でしたでしょうか?

子供20ミリシーベルト問題に象徴されるように、放射能関連の様々な基準値が事故後に変更になっています。

住民や子供の安全に基準を合わせるのではなく、現実に基準を合わせちゃったという事なのでしょう。



そんな今、ママの気持ちは『自分の子供の被曝を少しでも抑えたい』との思いで一杯のはず。

かたや、生産者や販売団体、行政は『基準値内の製品なら少しでも多く売りたい』との考え。


しかし、どうもママの気持ちは
基準値内だから安全安心だと宣言している食品』=『安全・安心な食品ではないようです。

被曝は放射能がある限り続く足し算。

『チリも積もれば山となる』・・・ママ達は、政府より真剣です。

給食は子供に選択の自由はないのでとても大きな問題です。

。。。嫌がるママに強要してはいけません。


☆DIG