TEAM BLAST
昨日、30年ぶりに尾瀬に行った。
連れは女房。
自宅を午前3時に出発し、尾瀬の鳩待峠駐車場に7時に到着。
月曜なのでマイカー規制は解除。鳩待峠までなんなく行くことができた。
ちなみに駐車料金は、四輪車2500円/日、二輪車500円/日である。
30年ぶりの尾瀬はさすがに整備が行き届いていた。
まず片品から鳩待までの道だが、昔は未舗装道の酷いデコボコ道だった。
今はすばらしい舗装道路へ。
この道で昔起こしたアクシデント。。。
車のバッテリーの固定金具が緩んでいたらしく、
バッテリーが倒れショートして、
配線から発火、車を一台燃したことがある。
片品から消防車が来てシコタマ怒られた・・・・・
鳩待の駐車場から『山の鼻』までの登山道もすばらしく良くなった。
昔は山の縁をトラバースする岩がゴツゴツしたごく一般的な登山道だったが
今は木道が100%整備され、いたって快適。
なにより、山小屋の立派なこと。
トイレの綺麗なこと。
登山をまったく知らない人が訪れても、
健康な足を持ち、天候の急変さえなければ
誰でも尾瀬ヶ原に行くことができる。
かえってその容易さが恐いところだ。
観光バスで来るツアー客に遭遇した。
どう見ても『こりゃ~無理だろ』と思われるお年寄りも見られた。
雨具を持っている様子もなさそうだ。
添乗員も危険を百も承知で来ているとしか思えない。
無謀なことだ。
しかし、よく考えれば、昔の僕らのほうが無謀だったかもしれない。
登山をはじめてすぐ、学生時代に友人と二人で雪のちらつく11月に尾瀬に入った。
お金はないので山小屋には泊まらない。
かといってテントも持ってない。
ツエルトと言ってビバーク(緊急避難)用の簡易テントをもっていった。
まあ、大きなただの袋みたいなものだ。
食料は沼田のスーパーで調達した。
見ると、うまそうな『釜飯』の箱が目に入った。
二人は目と目を合わせて『これにするべ』と言った。
うまそうな釜飯の写真だけが脳裏に焼きつき、
袋を暖めるだけで、釜飯ができるものと勝手に思い込んだ。
『ボンカレー』のイメージだ。
まかさ『具』だけで、お米が入ってないとは夢にも思わなかった。
この馬鹿二人組は、よせば良いのに、
朝昼晩3食すべての食料をこの『釜飯』にしてしまった。
雪の舞う極寒の夕暮れ、
尾瀬のテント場到着しお楽しみの『釜飯』を暖めた。
ボンカレーのように鍋で袋を暖めた。
袋の中でコメが膨らむものと思った。
しかし、袋はびくとも膨らまない。。。。
待ちかねた友人が袋を開けた。
『コメがねぇ!!!!!!』
馬鹿2人組は一瞬で喧嘩になった。
『おめぇが、これにしようって最初に言ったよなっ!!』
しかし、すぐに喧嘩は二言三言でおさまった。
喧嘩より腹が減って切ないのだ。
友人が釜飯の素でスープを作って飲んだ。
しょっぱくて飲めない。
僕は竹の子と椎茸を洗って食った。
恐ろしくしょっぱくて食えない。
涙がこぼれてきた。
暗闇に雪が舞っていた。
寒すぎる。
零下である。
化繊のシュラフのなかで一晩中ガタガタ震えていた。
朝を待って一目散で尾瀬を脱出した。
若い頃は山に行くたび、似たようなドジを毎回やっていた(笑)
山に秋の気配を見つけた。。。。。
昨日、30年ぶりに尾瀬に行った。
連れは女房。
自宅を午前3時に出発し、尾瀬の鳩待峠駐車場に7時に到着。
月曜なのでマイカー規制は解除。鳩待峠までなんなく行くことができた。
ちなみに駐車料金は、四輪車2500円/日、二輪車500円/日である。
30年ぶりの尾瀬はさすがに整備が行き届いていた。
まず片品から鳩待までの道だが、昔は未舗装道の酷いデコボコ道だった。
今はすばらしい舗装道路へ。
この道で昔起こしたアクシデント。。。
車のバッテリーの固定金具が緩んでいたらしく、
バッテリーが倒れショートして、
配線から発火、車を一台燃したことがある。
片品から消防車が来てシコタマ怒られた・・・・・
鳩待の駐車場から『山の鼻』までの登山道もすばらしく良くなった。
昔は山の縁をトラバースする岩がゴツゴツしたごく一般的な登山道だったが
今は木道が100%整備され、いたって快適。
なにより、山小屋の立派なこと。
トイレの綺麗なこと。
登山をまったく知らない人が訪れても、
健康な足を持ち、天候の急変さえなければ
誰でも尾瀬ヶ原に行くことができる。
かえってその容易さが恐いところだ。
観光バスで来るツアー客に遭遇した。
どう見ても『こりゃ~無理だろ』と思われるお年寄りも見られた。
雨具を持っている様子もなさそうだ。
添乗員も危険を百も承知で来ているとしか思えない。
無謀なことだ。
しかし、よく考えれば、昔の僕らのほうが無謀だったかもしれない。
登山をはじめてすぐ、学生時代に友人と二人で雪のちらつく11月に尾瀬に入った。
お金はないので山小屋には泊まらない。
かといってテントも持ってない。
ツエルトと言ってビバーク(緊急避難)用の簡易テントをもっていった。
まあ、大きなただの袋みたいなものだ。
食料は沼田のスーパーで調達した。
見ると、うまそうな『釜飯』の箱が目に入った。
二人は目と目を合わせて『これにするべ』と言った。
うまそうな釜飯の写真だけが脳裏に焼きつき、
袋を暖めるだけで、釜飯ができるものと勝手に思い込んだ。
『ボンカレー』のイメージだ。
まかさ『具』だけで、お米が入ってないとは夢にも思わなかった。
この馬鹿二人組は、よせば良いのに、
朝昼晩3食すべての食料をこの『釜飯』にしてしまった。
雪の舞う極寒の夕暮れ、
尾瀬のテント場到着しお楽しみの『釜飯』を暖めた。
ボンカレーのように鍋で袋を暖めた。
袋の中でコメが膨らむものと思った。
しかし、袋はびくとも膨らまない。。。。
待ちかねた友人が袋を開けた。
『コメがねぇ!!!!!!』
馬鹿2人組は一瞬で喧嘩になった。
『おめぇが、これにしようって最初に言ったよなっ!!』
しかし、すぐに喧嘩は二言三言でおさまった。
喧嘩より腹が減って切ないのだ。
友人が釜飯の素でスープを作って飲んだ。
しょっぱくて飲めない。
僕は竹の子と椎茸を洗って食った。
恐ろしくしょっぱくて食えない。
涙がこぼれてきた。
暗闇に雪が舞っていた。
寒すぎる。
零下である。
化繊のシュラフのなかで一晩中ガタガタ震えていた。
朝を待って一目散で尾瀬を脱出した。
若い頃は山に行くたび、似たようなドジを毎回やっていた(笑)
山に秋の気配を見つけた。。。。。