※2020/02/28 追記
ギアカム化に関して、最近になり耳にする事で、
バックラッシュ等の問題が発生するとの話が聞かれます。
幸い自分の車両に関しては現在まで問題なく推移しておりますが
実際に起こりえる問題なのかもしれません。
かなり精密な仕掛けですし、ショップの技術が問われるようです。
また、その後のオイル交換等のメンテナンスもきっちりやらないと
問題が起こってくるようです。
ギアカム化を検討されている方は、多くの情報を集め、
慎重に検討して頂けたらと思います。
2000~2006年 ツインカムの泣き所
必ず起こるバネ式テンショナーの破損
2010年12月 約50,000㎞の時におこなった僕のギアカム化
過去のギアカムレポート
ギアカム化から今日まで、
約73,000㎞を走り、現在のメーター123,000㎞
そんなギアカム後のエンジンの状態を報告いたします。
(当時の写真)
まず、当時のチューニング個所
①ギアカム(ハイカム アンドリュース 26G)
②キャブ(ノーマルCVからHSR42へ)
・・・・・以上のみ
持ち込みショップは千葉県の海に近い某ディーラー
メカニックはその工場長
以下はマッタクいたしませんでした。。。
①Fuling強化オイルポンプ・・いたしません
②調整式プッシュロッド ・・いたしません
➂強化カムサポートプレート ・・いたしません
テンショナーの破損防止が目的でしたのでで最小限のパーツ、
最小限の費用ですませました。
走行50,000km時のバネ式テンショナーの摩耗状態
開けてみればそれほど危険な状態でもありませんでした。(2006年FLSTC)
おとなしい運転ですのでこの程度の摩耗でしょう。
裏側のテンショナ(画像:右)ーのほうが磨耗がひどいようです。
摩耗は固体、運転の仕方、メンテナンス、年式で大きく変化するようです。
ノーマルカム(一つだけ撮影)
【2018年5月現在の状態】
※ギアカム化から8年、ギアカムで75000㎞ほど走り、只今走行距離123000Km。
※燃費 20km/Lを維持(キャブHSR ハイフローエアクリ)以前は18km/L
逆に多少伸びたのですが原因は不明・・・フリクションロスが無くなったからなのか?
※よく言われるバックラッシュの発生なし。※ギアのノイズ音もほぼ体感出来ないレベル。
※今までの故障箇所はギアカムとは関係ない『クランクポジションセンサーの不良』のみ。
【オイル等メンテ状況】
エンジンオイル 1500~2000キロ毎交換(常用Castrol EDGE RS 10W-50)
※猛暑期間のみMOTUL 300V(20W-60ルマン)
オイルエレメント メッシュフィルター(K&P)
プライマリー 3000キロ毎交換(SPECTROプライマリーオイル)
ミッション 8000キロ毎交換(SPECTRO HDプラチナム 6速75w140)
エンジンオイルの交換時期については無駄に早い(笑)
カストロールRSは100%合成油、しかもとてもお安い(4Lで3000円以下)
なので、気持ちよく無駄にバンバン交換しています!
あまりに交換回数が多いので、オイルエレメントは何度でも使用可能なメッシュフィルター。
プライマリの3000km。これも早すぎかも。
でも、プライマリーはチェーンケースなので汚れが本当にヒドイ。
どろどろになる。その前に3000キロで交換。気持ち悪いので。
ミッションは通常言われている通りの8000キロ前後で交換。
以上のようなメンテナス状況で、いまだエンジンは絶好調!
ハイカム アンドリュース26G
なんでもギアカムにすればよいと言うものでもないと思うけど、
バネ式テンショナーの破損が心配な、バネ式の2000年~2006年の方には
油圧テンショナーへの変更と共にひとつの有効な方法かと思われます。
走行距離が伸び
ギアカム、もしくは油圧テンショナーへ変更するにしても
重要なことは、信頼とこれに関し実績あるショップで行うことが一番大事かなと思います。
まあ、個人的感想としては、ギアカムで大正解、非常に良かったと思ってます。