風に吹かれて

ハーレーツーリングと山旅やクライミング、そしてグルメ

アイアンテイル

2013年08月05日 | ハーレー
【平日ツーリング TEAM BLAST】

一週間ほど前からバイクのアイドリングが微妙に不安定

ディーラーにもみてもらったが納得の行く答えと結果が返ってこない。

直感的に原因は微妙なことのような気がした。。。

そこで思いついたのが『神の手』を持つと言われている船橋の『アイアンテイル』の小川氏。

友人のガナル氏、行きつけのカスタムショップだ。

ガナル氏に小川氏との紹介とアポを願い9時に自宅を出発。

朝の9時だというのにもう巨大積乱雲が・・・雨もパラパラ高速道路に。。。。

でも雨より期待のほうが大きく気にせず進行(笑)

無事10時15分に船橋の『アイアンテイル』に到着。




オーナーの小川氏に初めて会う
感じの良い気さくな笑顔がなんとも『恵比寿様』に似ていて最高



まず、僕のバイクの全体をじっくり見まわした(画像 白色のツインカム 2006年8万キロ)

次にエンジンのチューニング履歴を聴いた上でエンジンをかけ様子をみた。そしてキャブ(HSR42)付近を点検。

・・・・・・時間にして10分程度

返ってきた答えは『アナログの範囲内・・・問題特に無し』『ところで燃料はいつものスタンドで入れたガソリンかな?』

まさかと思った。・・・で、帰りにいつものスタンドで新しいガソリンを満タン給油・・・・直った(笑)

いつもじゃないスタンドの粗悪ガソリンなのか。。。

まっ、粗悪ガソリンでなくとも今やガソリンはインジェクション専用に製造されているわけで、キャブレター車にとっては厳しい相性になってきたのかもしれない。

そんなこんなで、かれこれ一時間近く小川氏にカムギアのことや、ハイカム、ボアアップ、サスペンションなど種々様々な質問をし、貴重な話を聞かせていただいた。

どれもなるほどと納得する事ばかりだったけど、僕が特に感じたことは、氏のバイクに対する柔軟な姿勢と様々なバイク乗りに対する深い理解。

僕の知る限り、ともするとカスタムショップのオーナーは、けっこう主観的なバイアスの強い人が多い(笑)



ところが、氏は確固たるものがある上で、良いものは良いと認める柔軟な姿勢。

また、さらに良いものはないかと探求する姿勢を強く感じことができた。すばらしいことだ。

そして、様々なバイク乗りの気持ちや、我侭な好みをにっこり理解し、押し付けをせず『わかったよ』とやさしく期待に応えようとしている。

なかなかお目にかかれない人物。

裏を返せばそれだけ『力』があるといことだろう。自信からなのだろうか。

こんな人と話している時間は最高に楽しい趣味の世界の至宝の時間。ウキウキする。

紹介をしていただいたガナル氏に感謝したい。(そうそうリッキーさんありがとう)

ところで、氏の柔軟性や探究心について気づいたことがあった。

それはショップの前に二台のオフ車。。。それもレース使用のオフ車。



聞けば3人の息子さんのバイクだそうだ。


昨日、全国の選抜メンバーで行われる大会(MFJモトクロス全国大会)に、奈良まで遠征に行き、今日未明に親子4人で帰ってきたそうだ。

まあ野球で言えばオフ車の甲子園みたいなものだそうだ。

3人の息子さん全員がレーサー。。。つまらない偏頗なバイアスなどあれば勝てるわけがない世界、結果がものを言う世界だ。

氏の柔軟性と技術はこの辺にも秘密があるようだ。