用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

13日 東電会見

2010年04月01日 22時02分34秒 | 放射能?

2011年3月14日2時16分
 13日夜に開かれた東京電力の記者会見での主なやりとりは、以下の通り。

■計画停電について(回答者は断りがない限り藤本孝副社長)

【Q】東京都心の区は対象にならないのか。15日以降はどうするのか。

【A】計画停電の対象地域とグループは、毎日の需要を見てきめ細かく決めたい。15日以降は、前日の夕方までに計画を出したい。住宅などは東京都心でも対象になると思う。都心部の国の中枢機関については対象にしないように考えたい。中央区、千代田区、港区は対象にしない。

【Q】病院や、自宅で人工呼吸器を使っている人などへの対応は。

【A】できるだけ病気の方の要望に応えたい。発電機を載せた電源車や、小さな設置型の発電機を集めており、無償で貸し出したい。要望がある方はカスタマーセンターに申し出ていただきたいが、数に限りがある。

【Q】電源車や発電機はいくつあるのか。

【A】関東地区に電源車は約100台、小さな設置型の発電機は400台ある。ただ、これでは足りないと思っているので、他の電力会社からの応援や購入、リースで集めるよう指示をしている。

【Q】1軒の家が複数のグループに入ることはあるのか。

【A】それはない。1軒は1グループ。ただ、1グループが1日2回停電することは場合によってあり得る。

【Q】電車への影響はあるのか。

【A】都心の主要な鉄道は、地下鉄、JR、私鉄も含め電源を切り回す(自社で融通できる)施設があれば止まらない。ただ、それ以外で(電源)ネットワークがないところは、3時間は止まる。JRには電源が足りないところは、少し間引き運転をするようお願いしている。

【Q】信号は消えるのか。

【A】3時間程度は止まる。対応は、警察にお願いするしかない。

【A(担当者)】14日の対象地域の警察には個別に連絡している。警察のご理解をいただきながら、主要交差点は手旗で対応していただくようお願いしている。

【Q】各家庭でのブレーカーの操作は必要か。

【A】ブレーカーの操作はいらない。

【A(担当者)】ただ、計画停電の間にアイロンやドライヤーなどのスイッチを入れたまま出かけると、電気を復旧したときに、スイッチが入って熱を出す恐れがあるので注意をしていただきたい。

【Q】計画停電はいつまで続くのか。

【A】現在、地震の影響や定期点検で止まっている火力発電所が、いつから運転できるかによる。運転できれば、停電の対象になる戸数は減ってくる。長期間で申し訳ないが、今のところ4月中にはなんとかできるのではないか。ただ、7~8月に冷房用の電力需要が出てくると、再び計画停電を考えざるを得ないと想定している。

■原子力発電所について(回答者は断りのない限り清水正孝社長)

【Q】避難者や被ばく者が増えている。避難はいつまで続くのか。

【A】立地地域の方々に大変ご心配をおかけし、心からお詫び申し上げる。敷地の境界での放射線量は変動があるものの、ただちに人体に影響が出るレベルではないと考えている。それぞれのプラントの安定化の取り組みの状況と、先の見通しをみながら国と連携し、避難範囲については速やかに国の方で決定していただきたい。

【Q】従業員の被ばくについて、どう考えているのか。病院に運ばれた人もいるし、行方不明者もいる。

【A】社員2人が行方不明でダイバーを含めて捜索している。私としても胸の痛い思いだ。従業員の被ばくについては、しっかり管理していきたい。

【Q】設備の古さと被害の大きさとの関係は。

【A】確かに福島第一原発の1号機が一番古い。しかしプラントそのものは地震で揺れたが、制御棒が働いて停止したという意味では正常に機能した。一番の問題は、これまでの想定を大きく超えるレベルの津波で、非常用の機器が海水につかり、機能が失われたこと。周辺機器は更新していくので、経年は要因ではないと思う。津波の影響が非常に大きかったと整理できる。

【Q】津波への備えは十分だったのか。

【A】十分か不十分かという評価は、いろいろな視点から考えないといけないが、これまで考えられるレベルの津波対策は講じられたという意味では、妥当性は問題ないと思う。今回は想定を大きく逸脱するレベルの津波だったということが分かって、これからそれに対応する施策をどうするか、大きな課題だと思う。

【Q】原子力システムへの信頼が揺らいでいるが。

【A】現時点では、今起こっている事象、原子力の安全をとにかく確保することと、既設の原発について安全安定な運転をしっかり確保すること。今後、とくに津波等々の対策をどう構築していくかで、信頼を取り戻すことが大事だと思う。

【Q】非常用設備はなぜ全部だめになったのか。

【A(小森明生常務)】福島第一原発の場合は、最初の地震で原子炉が停止した時点では、ディーゼル(発電)は動いていた。だが、ディーゼル機関は熱も持つので、それを冷やすような支援システムが必要だが、そのためのポンプやモーターが海水につかった。それで、機能が喪失した。

【Q】すべて止まるという想定や訓練をしていなかったのか。それを含め、経営責任をどう考えるか。

【A】バックアップ体制は様々な想定をしてつくっているが、今回はきわめて想定を超える津波だった。これからの津波対策は重要な課題で、様々な機関と相談しながら進めていく。設備のリスク管理は、しかるべき確率論に基づいてやってきたが、それを超えることだった。現時点では原子力の安全確保に全力をかけて取り組んでいる。責任についてお話しする段階ではないと思う。

【Q】福島第一の1号機は水素爆発で壁が吹き飛んでいるが、原子炉の格納容器は本当に無事か。

【A(小森常務)】破損の形からいうと、水素爆発が大きな要因だと思う。鉄骨がむきだしになっているが、それより下は鉄筋コンクリートの構造で、そちらまで損傷しているのではない。格納容器の部分は(蒸気を逃がす)バルブを開けた時に圧力が下がる状況がみえており、健全性は保たれていると考えている。


最新の画像もっと見る