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言葉の重み.....

2011年06月07日 00時19分35秒 | 放射能?
 東電、吉田昌郎所長の写真公開…会議中(読売新聞) - goo ニュース

2011年6月6日(月)10:52
 東京電力は5日、福島第一原子力発電所に設置された非常災害対策室が、東京の本店などと行っている全体会議の写真を公開した。
 写真は先月下旬に開かれた会議の様子を撮影したもの。同原発の吉田昌郎所長がマイクを手に話す場面や、青い帽子をかぶって会議に参加する所員たちの様子などが撮影されている。
 吉田所長は、東日本大震災の発生翌日、同原発1号機の炉心を冷やす海水の注入を、事態の悪化を防ぐため必要と判断し、東電本店の意向に反して独断で継続したとされる。

 JNNの取材に応じる『吉田所長』を見た。 特に論拠なく直感的に、こんな人が現場にいてくれて、本当に良かったと感じた。 この人になら、福島を任せておけると心底思った。 原発関連の報道を見て、初めて感じる『心強さ』だった。
 とかくバタバタした現場の間に『官僚』が入ると、ろくなことは起こらない。 極端な言い方をすれば、平時に有用な人間ほど、緊急時に役に立たない。 せいぜい、報告の徹底とかと称して、つまらない手続きを足し込むか、いらん仕事を増やすのが関の山で、挙句の果てに、少々脚光を浴びそうな派手な仕事だけかっさらっていくのが世の常だ。

― なぜ海水の注入を続けたのか?

現場は、将に『生きるか死ぬか!?』の状況だった。 海水入れるのは決まっていたことだし、入れなきゃ『死ぬ』との認識があっただけだ。

― なぜ報告しなかったのか?

正味忙しかっただけ。
情報が錯綜した点では、ご迷惑をおかけしたが、忘れていた訳ではない。


 所長の取材への対応は、歯切れ良く明確だった。 恐らく、キッチリ報告を入れた日には、責任がどーのと政治的な話が先に立って、結果として現場の指揮が疎かになっていたことだろう。 その点も糾弾するでもなく、謙虚に事故を起こしたことを詫びる姿には、一種清々しささえ感じた。
 所長の当面の懸念は、溜まるだけ溜まった『汚染水』の処理だとのこと。 アルバ社の協力を得て、循環させる仕組みが、そろそろ出来つつある。 これの稼働が事なきを獲れば、かなり安心感を抱きつつ、事態を見守ることが出来そうだ。 ほんとうに頑張って欲しい。


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