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2011年5月21日(土)21:16
日中韓3首脳による21日の福島県訪問は、日本の農作物などの安全性のアピールを期待した菅首相の強い意向によるものだ。同日夜の菅首相主催夕食会でも、岩手県の前沢牛や宮城県のアワビなど被災地の食材を使った料理を提供した。
中国の温家宝首相は21日、宮城県名取市で東日本大震災の被災地を視察した後、「安全の確保を前提に日本の農産物の輸入制限を緩和していきたい」と記者団に語った。震災後に落ち込んだ日本への観光旅行などの交流を拡大する意向も示した。
日本は日本の農産品や工業製品に対する各国の輸入規制について、科学的な根拠に基づく冷静な対応を各国に求めてきただけに、政府内では「温首相の発言は風評被害防止に向けた大きなメッセージになる」(外務省幹部)と歓迎する声が広がっている。
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2011年5月21日(土)13:17
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相が21日、相次いで仙台空港に到着し、東日本大震災の被災地を訪れた。両首脳は午後に福島県に入り、菅直人首相と3人で避難所を訪問する。翌22日に日中韓首脳会談に臨む。李大統領は、震災で大きな被害が出た宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)公民館前で、佐々木一十郎(いそお)市長の説明を沈痛な面持ちで聞いた後、犠牲者に献花して黙祷。報道陣を前に「すべての韓国国民が悲しんでいることを伝えに来た。特に、子どもたちの衝撃はいかばかりかと思うと心が痛い」と語った。
その後、近くにいた夫婦の手を握り、日本語で「応援してるよ」と書かれたうちわを手渡した。韓国の子どもたちから託されたものだという。
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