鉄道模型コレクター&モデラーの、見てこの一品!

コレクター&モデラーの、見せたい言いたい、車輌、駅、施設、風景、歴史あれこれ。

荷物車の犬小屋/ドイツ人と犬

2009-02-12 | Weblog
DRG以前、プロイセン王国鉄道時代の車両にも犬小屋はありました。気になって調べてみるとヨーロッパ諸国の中でもドイツ人は昔から無類の犬好きらしい。昔から犬が社会の一部を構成していて、犬のための法律も税金もあるという。したがって電車やバスに乗ることを拒否するという発想はなかったらしく、数十年前までは「犬と子供はドイツ人に躾させろ」と言われたくらい犬の躾も良く、大型犬もノーリードで連れ歩くらしい。なるほど、それでバゲージカーに犬小屋ね、なのです。
ところでこの車両、3分の2くらいで塗り分けになっていて、レッドブラウンの部分が荷物車。ダークグリーンの部分にはPOSTの標識があり郵便車。この鉄道、客車も等級で大胆に塗り分けられているのがあって興味が尽きないのです。
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犬小屋つき荷物車

2009-02-11 | Weblog
ドイツに限らず昔の列車には客車編成と荷物車(bagagge car)が連結されている。航空機はもちろん、自家用車での長距離移動がなかった時代、普通の人々は大きな荷物を抱えて帰省や旅行をした時代。1950年代はじめまでだろうか、国内線空の便、マイカーの普及で荷物車は消えていく。往時の荷物車には旅客の荷物のほかに郵便物を積み、ヨーロッパで国境を越える国際列車の場合、車掌室のほか税関業務室も設けられていた。そしてドイツの荷物車には必ず大型犬用の犬小屋が付いている。写真のようにワンコのマークがついた小さな扉がある。いかにもドイツ人らしいと感じる。1930年代、DRGの急行用荷物車。他の国の情報はないけれどドイツの荷物車に特徴的なのはルーフ上のキューポラ。しかし、Nゲージ。アップの写真でも車体のディテールとレタリングは素晴らしいでしょ。
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