鉄道模型コレクター&モデラーの、見てこの一品!

コレクター&モデラーの、見せたい言いたい、車輌、駅、施設、風景、歴史あれこれ。

英国型蒸気機関車_4

2011-05-28 | 鉄道模型
BLACK5(ブラックファイブ)というクラスはイギリスでは有名な人気のある蒸気機関車ということです。国営化以前のLMS(London-Midland and Scotish)のバージョン。実機は磨いて光らせたのか、塗装されていたのか、ボイラー扉やシリンダーのシルバーのパーツが特徴的です。実はこのシルバーのパーツやボイラー手摺の光ったのは好みではないんですが、LMSのカラーであるクリムゾンレッドの客車を引かせなくてはならないためやむなくLMS版を選択。他にBR(Blitish Rail)ブラック版もあります。
このモデルの出来も、以前のGRAHAM FARISHとは一線を画した素晴らしい出来です。動輪はシースルー、動輪ウェイトのリベットまで再現されています。そしてディスプレー用のやや径の大きなボギー前輪とステップ手摺などが別パーツとして付いています。しかし、これもテンダーの石炭、彫刻が甘く残念。また、石炭部分はウェイトを稼ぐためかダイキャスト製ですが、これが中のDCC基板にあたっていて少し浮き上がっていました。これは金鋸で切り欠きぴったり納める必要がありました。
さて、イギリス型蒸気機関車はなぜかボイラー廻りなど配管群がほとんど見あたりません。どうして??ドイツ型、アメリカ型、さらに日本型の蒸気機関車のボイラー周りを見慣れた目には不思議に思います。独特なボディーラインとともにこのへんがイギリス型を特徴付けるひとつの要素でしょうね。


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英国型蒸気機関車_3

2011-05-24 | 鉄道模型


      
5月はじめに入手したGraham Farish製、クラスB1。LNERラインのアップルグリーンに塗装された派手な蒸気機関車です。ボイラーのサイドに”SPRINGBOK"スプリングボック(調べたら南アフリカに棲むすばしっこそうなカモシカみたいなの。「速い」ということでしょうね)というエッチング銘板が付いています。
イギリスからの小包を開け、ケースを取り出し、イギリスメーカー独特の真空成形の保護パックからそっとはずし、、、まず、その模型としての出来映えに驚嘆!!!。2~3年前までのイギリスNゲージの機関車と言えば、ダイキャスト製の玩具のようなディテール、動輪も抜けていない、まったくどうしようもない出来でしたが、最近リリースされるものはまったくの別物という仕上がりです。テンダーモーターなのでキャブの内部までそれらしく再現されています。ボイラー廻りなどの手すり、車体下部のブレーキ、とくにレタリングと細ーいラインなどの印刷は見事です。車体のライン、テンダー台車の赤いラインに注目。未だにキャブにモーターの尻が出ていて平気な日本メーカーを完全に抜きましたね。しかし、惜しいのはテンダーの石炭。これ、昔のまんま。実物写真で見るとたしかにイギリスの石炭は大きいのだけれど、何とかしてほしい。それと、動きが悪い。日本メーカーの蒸気機関車も店頭で確かめないと動きにはバラツキがあるけれど、これもあまりスムーズではありません。惜しい。しかし、それを補って余りあるのがサービス精神。なんと、スケール通りなんでしょうか、やや直径が大きいディスプレー用オンリーと説明がある前輪一組とステップ、ブレーキホース、連結器などが袋に入れられて付いています。運転しないで展示するマニア向けの配慮。こういうのはうれしいですね。価格は82ポンド(送料別)、ドイツメーカー蒸気機関車の約3分の1。しかし満足度は同等かな。
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Door to Door イギリスの鉄道コンテナ_3

2011-05-15 | 鉄道模型
 
前回の白いコンテナのほかにこのシックなアイスブルーのコンテナが製品化されています。いい色ですね。くすんだ水色にグレイのルーフ、しゃれた配色です。(右の拡大写真のほうが近い色です)注目はコンテナのびっしり細かいレタリング。読めます。さすがに妻面の扉の文字は若干つぶれていますが実に精緻。コンテナの扉や蝶番のディテールとともに見ていて飽きません。
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英国型給水塔

2011-05-08 | 鉄道模型

イギリスでの蒸気機関車廃止は1960年代末と何かで読みましたが、英国型鉄道模型も購入車両はだいたい1975年ごろまでとしています。ハマり始めるとストラクチャーも必須で、駅舎、機関庫、給水、給炭など必要なファシリティーも英国独特のカタチ、色づかいがあります。この給水塔もしかり。写真で見たときは一本足にびっくりしましたが実にユニーク。おもにイギリスRATIO社のプラスチックキットを買って組み立てています。ドイツのFALLAR社などより彫刻がかっちりしていて好感が持てます。ストラクチャーなどはその国のメーカーでないと雰囲気が出ないものだなと感心しています。ただし、この給水塔や、まだ組み立てていない信号所などエッチングメタルパーツ(厚さ0.25mm真鍮板)や直径0.3mmのリン青銅線などが付いているんだけれど、細かすぎてこんなものプラスチックパーツにどうやって取り付けるんだ!という具合で、説明書も大雑把。自分で言うのも何ですが組み立てにはかなり技術を必要とします。で、この給水塔の梯子を見て見てなのです。真鍮板のエッチングパーツ、細い線でリアル感ありだけれどマトモなかたちを保っていない。というわけでタンク下部の給水パイプなどのワイヤーはリン青銅線では柔らかいので0.3mmのステンレス線を買ってきて加工しました。しかし、この梯子、あまりに華奢なので実感は損ないますが、建築模型用のプラスチック梯子に交換予定です。さて、ちらっと見えている蒸気機関車は、class B1のBR初期エンブレム版です。英国型蒸気機関車も最近のものは玩具状態を抜け出して驚くほどの出来栄えです。これはつい先週到着したものですが次に紹介したいと思います。
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戸口から戸口へ、イギリスの鉄道コンテナ_2

2011-05-05 | 鉄道模型

Door to Door、グレートウエスタンのマークが入ったコンテナと運搬用2軸フラットカー。鉄道コンテナの元祖でしょうか?丸屋根のクラシックなコンテナが気に入って4両セットを注文。£22(約3300円ほど)。これだけのディテールと4面にレタリングを施してこの価格は素晴らしいと思う。
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戸口から戸口へ。イギリスの鉄道コンテナ_1

2011-05-04 | 鉄道模型

イギリスの貨車はなんとも小柄でかわいい。これは2軸のフラットカーにコンテナを載せた貨車。コンテナ輸送の初期のものだと思うのですが何とも英国らしい趣があっていいですね。
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イギリスの家畜運搬車

2011-05-04 | 鉄道模型


イギリスGRAHAM FARISH社製、家畜運搬車。グレイとブラウンのバージョンがあります。以前からある同じくイギリスPICO社のものより数段ディテールが勝れます。ドイツ製の繊細さは無いものの、側面上部開口部の横棒は金属線が使われていたり、とくに車体下まわり、ブレーキや軸受部分の鉄の質感には感心。さらに車体を裏返すときちんと床下まで作りこんであるのには驚かされます。
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英国型ディーゼル機関車_2

2011-05-04 | 鉄道模型

class42型ディーゼル機関車。台車周りがドイツのV200と良く似ています。英国型ディーゼルの特徴はこのとろんとした顔。BRマルーン、前面の黄色も小面積という塗色です。少し前のイギリスメーカーのNゲージモデルはボディの彫刻も浅くディテールも貧弱。最悪はライトでランプは入っていなくてシルバーの丸を印刷しただけという有り様。イギリス人はNゲージに関心がなかったのか、鉄道模型世界でのガラパゴス状態だったのですが、ここ数年にリリースされたものは、心を入れ変えたのか俄然ディテールが良くなりLEDライトがつくようになりました。このモデルは前面の列車ナンバーがLEDで点灯します。
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