イギリス湖水地方の保存鉄道、レイクサイド&ハバースウェイト蒸気鉄道(LAKESIDE&HAVERTHWAITE STEAM RAILWAY)のつづきです。単に蒸気機関車を走らせるだけでなくいろいろなものを保存しているのが見て取れます。側線には、入換え用ディーゼル機関車、荷物車、クレーン車などが見られます。信号所、駅の跨線橋。跨線橋の写真の手前に石炭の山がありますが、イギリスの石炭は大きい、カドが丸い。蒸気機関車のテンダーの石炭の出来(成形)が良くないと書いてきましたが、こうして石炭の実物を見ると模型の出来も許せてきます。
日本にはなぜ保存鉄道がないんでしょうか。SLを保存したり走らせたりしているところや私鉄はあるけれど、いまひとつこだわり、ポリシーがないんじゃないかと思うのです。文化遺産としての鉄道といった視点に欠けてるのかな。施設として残るのは転車台と機関庫くらい。給水、給炭、信号所そして駅舎、まとめて残した例は無いのでは、、、。それから、貨車がない。ボランティア活動で貨車を保存している団体があると聞きますが、鉄道会社はもっとたくさんの種類の貨車を保存してほしかった!もう手遅れかな~。
写真は3年前に訪れたイギリス湖水地方の保存鉄道、LAKESIDE&HAVERTHWAITE STEAM RAILWAY。水タンクがボイラーの上についたタイプ、ずんぐりしたタンクロコがMkⅠタイプの客車を引きます。この駅舎、お土産ショップに使われていますがいいですよね。