今回の最初の目的地、岩手山。どの登山口へ向かうにせよ交通機関が限られるので、北上駅でレンタカーを借りる。(ここだけ、レンタカーが空いていた)
10日は、馬返しキャンプ場に宿泊。トイレ・流し等が整備されて快適なキャンプ場だ。
そして都会では考えられないほど星が見えた。
昼間は確かに猛暑だったけど、陽が傾くと本当に涼しく気持ちよく過ごせた。
翌8月11日の朝から岩手山を目指す。
週末の大雨の影響もなく、雲一つない快晴に恵まれた。
登山口には、東屋、トイレ、水場も整備されており出発準備には十分な設備だ。
【登山口にある鬼又清水】
あまりに居心地が良いので、登山準備で30分もここで過ごす。登山口からは目的地、岩手山が綺麗に見えていた。
7時に登山口を出発。
【登山口から見た岩手山】
最初は、ゆるい斜面の自然林の中を歩いて行った。こんな、登りが続くと楽だろうなと思いながら、ゆっくり歩く。
1時間ほどすると、ガレた場所に出てくる。それを登り切ったあたりで、2合目の表示が出てくる。
2合目を過ぎるといよいよ、岩手山の本当の意味での登山道が始まった。
【2合目道標】
涼しい時間に出てきたけど、8時を過ぎると夏山登山だ。無線の機材を入れた重いザックなので3合目くらいまでに大汗をかいて体力を消耗した。
今回は新道を登ったが、丸い溶岩性の石が転がっているし、ところどころ段差の大きい場所もあり結構足を取られバランスを崩す。
そこから、4合目くらいまでは、一汗かいて楽に登れたけれど、またまた、5合目を越えたあたりから足が重くなる。
下山のときに気づいたけれど、5合目からは、それなりの急登りとなっている。
6合を過ぎると高山帯へ入ってきて、ハイマツが増えてくる。5合目付近からは、ガスの中に入り、天気が悪くなるのか?雨に見舞われるのか・・不安になった。
【ガスの中のハイマツ、登山道(狭いぞ)】
7合目に到着する頃には、ガスも少しずつ切れてきて、雨の心配はしなくても良さそうだった。
本日の宿、8合目の避難小屋が見えてきた。
きつい登りの山だったけど、やはり綺麗な山だ。7合目を越えると、あちこちにお花畑が見られる。
【7合目の旧道との合流地点より】
8合目避難小屋の前には多くの人がいた。丹沢、塔の岳に比べると1/5以下くらいだけど。
ここまで、通常4時間と書かれていたけど、4時間半かかった。すっかり、体中がびしょ濡れだった。
山小屋を確保して、着ているものを全て着替えた。夏の登山は、大変だ。
【8合目有人避難小屋】
小屋の前には、水場があった。手を差し出してみると、冷たくて手が痛いなるくらいだった。
この日は、山頂は殆どガスの中だった。
こんな場所で水を補給出来るなんて、丹沢では考えられないな。明日、ご来光を見に行こうと思って早々に休んだ。
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