日曜日に移動運用を行ったが、その際にローカル局から「電波がおかしい」との指摘を頂いた。
まさか?受信もすこぶる好調だしRIGの不具合は感じられない。唯一、出力が低下した気がしていたくらいだった。
終段が飛んで変な電波が出ているのだろうか??
昨日、mcHFをばらして終段をチェックしたが異常はなかった。そこで研究会メンバーから借りていたスペアナを使って各バンドをチェックしてみた。
指摘を頂いた7MHzを見ると・・ん?スペアナ壊れてるのでは??と思えた。使い方が悪かったのか?
他のバンド・・普通ではないけど普通の波形。
どういうことだ・・と調べるとmcHFのWIKI (Documentations, Modifications, Manuals)に下記の記述があった。
「PIN diode switching often produces spurious TX signals and distorted TX signals. They are only present at some frequencies and not at all TX power levels (so difficult to identify). 」
7MHzは想像も出来ないスプリアスな波形で驚いたが・・改造を行った。
本当に治るのか半信半疑でピンダイオードを外してリレー動作に変更した。最近は小型のリレーも手にいらずそれも大変だった。
さて改造結果。7MHzは問題ない状態となっている。帯域外スプリアスも40dB以下になっている。
続いてスプリアス領域は?どうだろう。第二次高調波が50dB以下となっていて第三次、第四次も微かに見えているがスプリアス規定は完全にクリアしている。
全バンドを挙げても無駄なのでハイバンド28MHzは下記の通り。
スプリアス領域は、
第二次、第三次ともマーカー表示の通り、-52.28dBおよび-55.63dBとこれも規定を満たしている。
全バンドともピンダイオード使用時とは比較にならないくらい改善されていた。
私のように各局に迷惑をかける前にmcHFを製作された方は『RF-04/05-H-029』を必ず実施して下さいね!!
(色んな帯域幅で撮影しましたが、これ以外はピンボケで掲載出来ませんでした?ハードコピーしろよって?)
>どの位のスプリアスが出たのか
他の方からも同様の指摘がありました。いつもの私ならば載せるるですが。載せられないくらい酷かった。
私の送付したバージョンで早くなるならば・・その改造も行います。
詳細はメールにて連絡します。
ところで、遅くなりましたが「例のブツ」手に入りました。さっそく半田付けしてみましたが、電源オフ時のEEROM書き込み時間が短くなって2秒位でオフになって快適です。
system infoのEEROM項目にもちゃんと表示されていますのでまずは問題無しかと思います。
お送りしたいので、あとで送付先メールお願いします。