先週、コリニア利得の確認作業を行なったので市販GPと比較表を作成してみた。
同軸コリニア(coax colinear:co.co.と略す)はSIM結果と実測値(メーカ製GPで記載されている利得を基準として、段数により+何dBかをスペアナで計測した。)では若干ズレがあったが、GAINが小さい方のデータを使って利得と長さで散布図にしてみた。
また、参考までにメーカー製GPも入れてある。橙色線が同軸コリニアアンテナの利得&長さだ。
430MHz帯のアンテナで表記したが、他のバンドでも同様に使える。
最近ポツポツ来ている同軸コーリニアの製作依頼の段数選定の参考にして頂くのが目的だ。及び、製作したコリニアの利得の確認だ。
【下図X30(5/8λ3段)はX50のミスです】
例1)RH770クラスと同程度利得の同軸コリニアを製作して欲しい場合。^
RH770は5/8λ2段でY軸を見ると利得5.5dBi。利得5.5dBiをX軸方向に見ていき橙色の線と交差するところが段数で2.5段となる。
但し段数は整数でしか作れないので、3段で長さは1mちょっとと見積もれる。
例2)X7000と同じ長さで同軸コリニアを製作して欲しい。
X7000の長さは5mだ。5mをY軸方向へ見ていき橙色の線と交差する所をみると、5mで20段が製作出来る。また、この時の利得は13dBioverとなる。
※但し、給電用の同軸長分長くなることがある。
※同軸コリニアは3D2Vを使用している関係で短縮率0.68前後が効いていて短い長さで利得が稼げるように見えるだけ??
※同軸コリニアは、段数を20段以上に増やしても解析値に近い利得が得られる。なぜか?電力分配器を使用したスタックアンテナ同等だから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます