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1980年代、東京近郊のある地方都市に育った四姉妹が歩むそれぞれの人生。長女夕香は留学したアメリカで国際結婚をし、次女朝子は女子美の時知り合った「コンセプチュアル・アーチスト」と同棲中。三女雅江は勤めている幼稚園の園児の父親と結婚、出産。四女美由紀は一年ほどまえから同棲していた貞一郎と結婚式を挙げた。
離婚して帰国した長女の夕香は、入院し、恋に落ち、婚約そして婚約破棄。離婚した次女の朝子は不倫をし、見合いをし、でももう結婚はしないと思い定める。二人目の子供を出産した三女の雅江はあいかわらずの主婦生活。妊娠して仕事を辞めた四女の美由紀は母となった。
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内容よりもまず・・・独特の文体にびっくり
極端に改行が少なくて、一つ一つの文も修飾語句が多くてかなり長いので、見開き１ページが文字でびっちり空白ナシ・・・なんていうページも多数。会話もカギカッコではなくて全て地の文で語られます。
この独特の文体に慣れるまではかなり違和感がありましたが、上巻・下巻と読み進めていくうちになんとも言えない雰囲気というか味というか・・・その空気に浸っていく感じ
好き嫌いの分かれる作品かもしれません
