眼瞼下垂の経過について

先日、眼瞼下垂の手術を受けた話を書きました。
これから、手術を受けようかな？と迷っていらっしゃる方のために・・・手術～抜糸までと、その後の経過を書いておきますね。



０日目（手術当日）
手術後は上眼瞼の縫った傷（二重のライン）の上にガーゼをあてて絆創膏を貼りますので、手術帰り道の視界は足元だけになります。
車の運転は絶対無理。電車で来院される方は大きめのサングラスなどがあれば、どうにか隠せるかな？という感じ。
麻酔が切れる頃から、ジンジンするような痛みと、瞼全体が熱い？ような感覚があります。痛くてたまらない！程ではないですが、「なんだか落ち着かない」感じ。ケーキなどについている保冷剤で冷やしながら、音楽やラジオを聴いて過ごしました。


１日目（手術翌日）
クリニックに出勤し、上眼瞼のガーゼをはずした経過写真を撮りました。下眼瞼には内出血の拡大予防のため、テープを貼ったままです。じゃぶじゃぶ顔を洗って・・・そのまま勤務しました。けっこう腫れていましたので、お会いした患者さんはびっくり？？？されたかもしれません。私の場合は「手術したんですよー」で済みますが、普通のお仕事の方はお休みされた方がいいでしょうね。私は診察や施術の合間に保冷材で上眼瞼を冷やしました。もちろん、この日から洗顔・洗髪・入浴ＯＫ。


２日目
この日は休日。瞼の腫れはピークで開けづらかったです。
左右で内出血の程度や腫れ、目の開き具合に差がありました。時々、保冷材で冷やしながら、一日自宅でゆっくり・・・のつもりでしたが、あまりに暇でマッサージに行きました。うつ伏せになると腫れがひどくなるので、仰向けのままで受けられる足ツボコースを選択。サングラスを掛けたままでマッサージしてもらいました。


３～５日目
朝から夜まで普通に仕事・・・ハードコンタクトはまだできないので、眼鏡着用＆すっぴんで。
仕事の合間をみて、メディカルエステでインディバ（高周波）施術を受けました・・・早く腫れや内出血を引かせるため、ですが、お肌もツヤツヤになって一石二鳥☆
４日目くらいから一気に腫れが引いてきました。メイク（アイメイク以外）をして、フチが太めの眼鏡を掛けたら、普通に仕事に行ける頃だと思います。腫れが引くにつれて、開き方の左右差もなくなってきました。


６日目
休日でした。大阪から遊びに来てくれた友達と京都観光に行きました・・・一応、サングラスは掛けていたものの・・・しばしば忘れるくらい。腫れはほぼ引いて、目を開けると、縫った糸は二重の内側に折り込まれて見えなくなります。


７日（１週間）目
いよいよ抜糸！楽しみにしていたものの、一日中忙しくて・・・糸付きのまま仕事・・・夕方抜糸してもらいました。
左右差ほとんどないものの、まだ若干の腫れが残っていて、二重の幅は広め、目頭側の端っこには膨らみがありました。


２週間目（抜糸後１週間）
うっすら目を閉じると、重瞼ラインが今までよりも深く食い込んで見えます・・・が、人前でこんな表情はしないので全く気になりません。
二重の幅はまだ広め。内出血は周囲に散って落ち着いてきて、黄色っぽい色になってきました。


３週間目
目頭の膨らみも落ち着きました。眼瞼縁の皮膚感覚が麻痺しているので、アイメイクはやりづらいですが・・・メイク時、クレンジング時に強くこすらないように気をつけつつ、アイメイクを始めました。


４週間目
二重のライン、幅、眼の開きの幅、すべて安定しました。学会でたくさんの専門の医師に会いましたが気付かれなかった？



まだ知覚麻痺のためアイラインは描きにくいですが、麻痺が回復するにはかなりの時間がかかります。「手術をした」と言わなければ人に気付かれることはありませんが、「私、手術受けたの！」と言っても「どこ？？？」というくらい、目立たない傷跡になって、嬉しいような寂しいような・・・
今まで「手術をする」側として、「チクッとしますよ～」とか「引っ張られる感じがしますよ～」とか言いながらやってきましたが・・・「手術をされた」のは実は初めて自分がやっていることと、患者さんの感覚が直接つながって、とてもいい経験になりました




先日のブログに載せたのは手術当日（手術前）と、４週間後の写真です。
この間、途中の経過写真もあるのですが、「そんな写真、ブログに公開しちゃダメ！！！」と主人に怒られたので・・・
本当に、興味本位でなく、手術を受ける前の参考に見たいという方は、診察時に「ドクターリコの写真見せて！」とおっしゃって頂ければ、隅から隅まで（！？）隠さずお見せ致しますご遠慮なく、お申し出下さいね。