「ツレがうつになりまして。」

レイトショーで観てきました
三連休中のレイトショー、前評判もいい映画とあって、かなりの盛況気がつくと右も左も、前も後ろもカップルだらけ・・・そっかこれ、ラブストーリー、なんですね


うつになった「ツレ」を支える「はるさん」との夫婦愛、イグアナの「イグ」、カメの「チビ」をあわせた４人家族の「家族愛」を描いた、ほっこりラブストーリー
「ツレ」の堺雅人さんも「はるさん」の宮崎あおいさんも、二人をとりまく人々も・・・・皆、それぞれとってもいい味がある人たちで、「うつ」という重いテーマですが、心がどんよりすることなく楽しめました。

単純な「支える夫婦愛」ではなく、「はるさん」も、「うつ」を知るまではかなり無神経な言葉を「ツレ」に投げ掛けていたり、「うつ」と知って戸惑ったり、インターネットで調べてうつにいいと言われる食事を出してみたり、「ツレ」に仕事を辞めさせた後は一念発起して仕事に積極的になったり、でも仕事でイライラしてつい「ツレ」にあたってしまったり・・・・と。全然、「完璧な支える奥さん」ではないあたりがリアリティがあって、かえって好感がもてました。
振り子のように症状が振れる「うつ」の「ツレ」と、共に生きる「はるさん」も、振れたり、ブレたりしながら暮らしていく様子はとても自然で・・・いわば「支える夫婦愛」ではなく、「共に過ごす夫婦愛」を見せてもらった気がします


カップルばかりの中で、ひとりで観ているのは寂しいかも・・・と思いながら観始めましたが、やっぱりひとりでよかったかも・・・
だって、こんな映画、主人が観たら大泣きで大変ですから・・・