(「バックパッカーの旅」カテゴリーは大学生時代の回想シリーズです。本文中の名前はだいたい仮名です。1Bバーツは当時3円程度。前回までの話は
こちら)
滝つぼ 水たまりで全身を洗った後は再び歩いてとんでもない山奥にある少数民族カレン族の村へ。



カレン族の村では女性は皆民族衣装で、子どもたちは民族衣装とTシャツ半々くらい。私たちが村に到着すると子どもたちが駆け寄ってきて遊びに誘われる・・・子どもたちは『アルプス一万尺』や『あっち向いてホイ』を知っていて、一緒に遊んで名前も聞いて、すっかり仲良し☺️・・・と思ったところで、子どもは自分が付けている民族衣装の首飾りを見せて「10バーツ」と😨しかも日本語で。
悲しいような気持ちもあり、観光産業としてこれが当たり前なのかと冷静に見る・・・ことがまだできない大学生の私だった。
晩ご飯はガイド「イポー」の手作りで、野菜たっぷりのおかずが4品も並んでとても美味しかった。この日はカレン族のツアーガイド「パパ」の家に泊まる。高床式の藁葺きの家。シュラフと薄い毛布を支給されたが、標高が高い村の夜はかなり冷えて、手持ちの長袖の服を2枚重ねて寝た。

