ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

神の於わす山にて1

2021-07-25 20:49:01 | 山行き

「神於山」。

岸和田市にある里山である。
新旧の国道170号線が南北を通り、
府道39と40号が東西を通る
そんな小さなエリアの中に、
デンとおさまる山なのだ。

そこには「神が於わす山」として
そんな名前がついている。

特に南側には数々のお寺も所在しており、
人々の信仰心を刺激する山なのかもしれない。
昔は村の中からよく見えた山である。

岸和田市の昔話では、
この山に関する話も多い。
この山にいた大蛇に嫁いだという
きれいな村の娘の話があったり、
東側にある意賀美神社が
雨降りの神様だという昔話も
残っているのだ。

特に雨降り神の話は、
地元の川の水流にも関しており、
この山全体を神としてあがめ、
自分たちの暮らしを支えている
山なんだと信仰されていたようです。

人々の暮らしと密接に
接していた里山なんですね。

かなり前にここにぶらりと行ったことがある。
その時は意賀美神社から
縦走するように歩いたのだが、
今回は足を故障した人が、
いつかまた山に登れるようにと、
リハビリをする登山がしたいということで、
ここを訪れた。

ここには足の神様も於わすかなあ。
では出かけてゆきましょう。

岸和田牛滝山貝塚線という名の
府道40号を山向いて走り、
阪和道の岸和田インターも過ぎ、
和泉4宮である積川神社を過ぎたところで、
国道170号に出る。

通称「外環」といわれる道路だ。

これを右折してしばらく走っていくと、
右手に「愛彩ランド」という
道の駅が現れる。
ここの駐車場が広大で、
そのすみっこに車をとめさせていただき、
ここから神於山へと歩いて行くことにする。



駐車場はただなんですが、
山を下りてきてから
ここの食堂で食事をいただく
という段取りですので許されるでしょう。

では歩き始めましょう。

平日というのにこの道の駅の駐車場は、
店の周り部分は結構いっぱいです。
しかもまだまだ入ってくる客がいますので、
注意して歩いてゆきます。

外環の歩道に出て信号のある交差点を
山の方にわたりましょう。
登山道は、もうそこからすぐに始まります。
ビニールハウスなんかもありますので、



民地もありそうですね。
大きな車なんか通れないような
狭い道を横の草々をかき分けながら
登ってゆきます。



そして明るく広げたところに出たら、
左上に大きな木が生えており、
その根元に「ウバメガシ地蔵」
といわれている地蔵がおられます。



ああ、ここの地蔵はなんか
とてもいい所に鎮座してはるねえ。
バックの木のパワーを放出しているような、
なんかとんでもないパワー地藏でした。

以前この山に登った時も、
コースは反対だったのですが、
下山直前にこの地蔵を見て、
とてもパワーをもらったのを思い出します。

5mくらい上部にあるんですが、
今回も上むいてしっかりと
おがんでおきましたよ。

doironは今、地元地藏の講の代表なんですが、
このうちの地蔵に向かって
人がどげさするように拝んでいるのを
二回見ました。
二回とも同じ人でしたが、
こんなに人によっては心から
信仰をしている人がいるんですね。
大事にしないとなあとしみじみ思います。

ここのウバメガシ地蔵もきっと
一杯信仰されているんでしょうねえ。
つけられた石段もしっかりしたものでは
ありませんが、ちゃんと整備されているし、
きれいなよだれかけや
花も添えられています。

管理する人、横を歩く人みんなをいたわって、
パワーを送り続けているんでしょう。

そんな地蔵さんを見ると、
そのすぐ先に掲示板のようなものがあります。
そこにある、一見民家風のおうちの
庭先のようなところです。

続く


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