車で雑賀崎の方面へと向かっています。
先ほど見学した東照宮も過ぎ、
和歌浦漁港のあたりから
道幅は狭くなってゆきます。
そのうえここはバス道ですから
運転はより慎重になってゆきます。
新和歌浦あたりに近づいてくると、
大きな建物もたくさん出てきますが、
廃屋になっているところが多いですね。
そんなことを話してたら
「廃屋マンタン」やあ、
なあんて言葉が出てきます。
残っている大きなホテルも
老人施設になっていて、
うまい後利用やなあなんて感心しますね。
このプチ旅行から帰ってきてから、
ジムの利用者にそんな話をすると、
感慨深そうでした。
だって、この辺りは昔は花街で、
散々遊んだ人が年を取って
ここの高齢者施設に入り
「あの頃はよかったなあ」なんて
思っているのかなあなんて
思ってしまったそうです。
ああなかなか人生、生きていくのも大変やねえ。
まあこちとらももう目の前の
世界なんでしょうけどね。
そんな廃屋ホテルや高齢者施設を見ながら、
もう勝手知ったるこの辺の道です。
狭くて車もすれ違いしにくいような
道をくねくねと降りていきますと、
雑賀崎漁港に到着です。
目の前には漁港の景色があり、
東側には住宅が斜面に所狭しと並んでいます。
この景色がイタリヤの
「アマルフィ」というところの景色に
そっくりなんだそうです。
そこはこんな感じです。
これに匹敵するような
ここの景色はどこかなあ
とか言いながら、港の中を
あっちにろうろ、こっちにうろうろ
しましたが、さすがに
住宅の構造が全く違っていて、
こんな感じが最大似でしたかね。
まあええ感じとしましょう。
で住宅地の中はどうなっているんでしょう。
港の空き地に車を止めて
その住宅地の中を歩いてみましょう。
すると、まっすぐの道はありません。
どの道もくねくねと曲がっており、
かなり強烈な上り坂です。
位置関係も家に囲まれていて
よくわかりません。
とりあえずは上り坂を
くねくねと上がってゆき、
途中神社も越えて
ふうふうと上がってゆくと、
やがて稜線上の道に出てきました。
この道をさらに上がってゆくと、
廃屋ホテルの横に雑賀崎台場の
案内が出てきます。
車を数台停めれそうな
広場を抜けて進んでいきましょう。
doironはこの道も知っていますので、
スタスタと進んでいきます。
実はこの道のあたりが、
前回来た時に人の気配を
とっても感じたところでした。
人がいっぱい来ているのかなあ
と思っても、前方には人影がありません。
ここは散歩に場所かなあと
後ろから人が追ってくる
感じがしたのですが、
振り向けば誰もいません。
なんか変な感じやなあと
強烈に思ったところでした。
メンバーにそんな話をしたりしながらも、
進んでいきます。
途中左に、石垣土塁の跡があります。
そしてさらに進んでいくと、
馬蹄形の砲台跡があり、
真ん中にりっぱな桜が植わっています。
「うわーこれが咲いたらきれいやろなあ」
「これが満開のころは、
ここはすごい穴場やろねえ」って
声が上がります。
海に面した先っぽの土地で、
これはもうすごいでしょうねえ。
と思っていたら一人の人がやってきて
眺めていましたねえ。
まあdoironがここで人を見たのは、
この人が初めてでした。
桜の下でつぼみを眺めながら
満開を予想するだけで、ちょっと
残念ですがあきらめて戻ってゆきましょう。
途中、和歌山市内が見渡せるような
見晴らし台もありますので、
そこで少し休憩していきましょうか。
続く
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