ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

阪和鉄道の講習会に参加2

2021-03-20 20:31:31 | 遊び関係

大阪府立弥生文化博物会の
講演会に参加しました。

タイトルは
「泉州を貫く軌跡 阪和鉄道全通90周年」
という講演会です。

以前から、富木の駅は古い建物やなあ、
とかあの駅はこんな風に
最近変わったよなあと
ぼんやりと印象を持っていたのですが、
この講演会ではこんな風に
駅の変遷なんかも痕跡を探して
それを述べながら語ってくれたのがよかったです。

講義の相手は大半が鉄道ファンでありましたので、
講師の口調も最初は少し硬かったのですが、
話の相手がそうだとわかると、
しゃべり方が一気にマニアックな
感じになっていったような気がします。

さて全通後90年経った阪和鉄道の
痕跡となると、まずは今回の展示会に
並べていた切符やパンフレット、
時刻表なんかの遺物です。

それと、もう一つあるのが、
建物や橋、トンネルなどといった構造物です。

今回の講義はその構造物を中心に、
90年の歴史を知るために
何をどう見たらいいのか、
その辺の話を中心に進められていったのです。

まず最初はJRの法隆寺駅の説明から入ります。

ここは法隆寺周辺めぐり歩きの
関連でよく行った駅ですね。


doiron撮影(2018年)

あの頃は駅そのものの古さというよりかは
昔走っていた「天理軽便鉄道」の
痕跡なんかを探しましたねえ。
まさか駅にもそんな
古い歴史があるとは意外でしたね。

でも講演会の話の内容が、
なぜこの駅からなんでしょう、
と一番先に疑問に思ったのですが、
理由がありましたね。

なんとこの駅は講師の最寄りの
駅だったのです。
なーんやって感じですねえ。
まあ最寄りの駅からこういう
楽しみ方をしていきましょう
という考えなんだそうです。
ああ、2007年にできた駅の外観は
法隆寺張りの瓦屋根とか、
確かにこんな感じでしたねえ。

それにその時に積み上げられたホームや、
レンガ敷きの橋脚なんかも
残っているようですので、
今度龍田古道歩きで行く予定なので
そこに行った時には
是非確認しておくことにしましょう。

そして次に出てくるのが「王寺」駅です。
法隆寺から電車に乗って
最初にとまる駅ですね。
この駅も、次の龍田古道歩きの時に
行く駅ですね。
この前も行ったのですが、


駅というより王寺の商店

この講演会の前だったので
駅の構造などは何も見ずに帰りましたね。
ここも龍田古道歩きの中で
確認しておきたいところです。

ではそういう構造物のどこを
どのように調査したらよいか、
まず例としてJR桜井線等の
駅が出てきました。
ここには阪和鉄道ができたころの
駅舎が5駅ありますし、
JR和歌山線でも10駅程度あるんだそうです。

JR桜井線の京終(きょうばて)、
帯解(おびとけ)駅なんかは
もう名前の由来からして古い駅で、
駅建物もかなり年季が入っています。

和歌山線なんか、船戸、打田、名手駅も
古いですねえ。
大和街道を歩いているときに
何度か通った数々の駅ですね。

帯解駅なんかは1898年に作られた駅で、
これらの年代を知る手掛かりとしては
柱なんかに張り付けられた
「建物財産表」がとても有効な
手段になるそうです。

中味、業者、施工年月なんかが
そこに記されているそうです。
ああ、これでまた電車で田舎に行った時に、
駅の柱なんかがとても気になりますねえ。

そしてここで登場したのが、
岡山県にある片上鉄道の駅あとのことです。
この電車の名前が出ただけで、
講習会に参加している人の口から
「おお~っ」という声が上がりました。

「ちなみに行ったことがある人?」
と講師が訪ねたら、結構な数の手が
上がりましたよ。
一人を指差したら全部行きました
とのことです。
こんなところを例に出しているなんて、
講師の人は鉄道趣味の人の来る講習会だと、
すでに予想していたみたいですね。

続く


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